人気ブログランキング | 話題のタグを見る

また馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で

もともとが怠け者である。お尻に火がついているどころか、体の半分が燃えているような状態でも、なかなか集中できないような気がする。「美味しいものでも食べてけじめをつけるか・・・」(笑)みたいなことはわりと多い。特に地方に行ったりコンサートのあとは、いい加減なごまかしの家庭料理みたいなものは疲れが増すだけ。もちろん素人料理みたいなものが美味しいはずもなく、心を貧しくさせるのだ。家庭料理なら心のこもった温かいもの、本物志向ならばより東京らしい、東京でしか成しえないような洗練されたものを食べるのが良いよね。リラックスが出来る。特に今は斎藤式ダイエットを実践中なので、美味しい質の高いものを、けじめよく食べていくイヴェントは健康のためでもある。

気分はフレンチかな~とも思ったが、お気に入りの「インカント」(広尾)に出かけることにした。すべてに完成度が高く、個性的でもあり伝統も重んじ、お店の空間はカウンターにいてもテーブルであっても、じっくりと都会の夜の安らぎを感じさせるお店。大好きだ。客層もデートやファミリーであっても、ゆとりを感じさせるオーラを持つ人たちが多く、空気も美しい。

普段は白ワインはあまり呑まないのだが、「インカント」のオーナーソムリエの竹石さんはとことん信頼できるので、いろいろご相談して例外的に楽しんでいる。先日「潮夢来」で食事をしたときに戴いたシャルドネ・モンテベッロがとても気に入ったので、そのテイストに近いものを今日はオーダー。ブドウの持つ甘さに樽の味わいが沁み入り、夢のような軽さと甘さと風味をもつ、とても良い味わいで大正解。ところで「潮夢来」は以前に麻木久仁子さんに連れて行っていただいた麻布十番の有名店「富麗華」の姉妹店。この日はオーナーの徐さんと直接お目にかかったら、もともとはヴァイオリンを演奏する方で「先生のことは良く知っテル。テレビで見テルよ」と笑顔でご挨拶。ちょっとフォーマルな会だったのでここでレポートしなかったが、「潮夢来」は日本テレビタワー内にあって、場所柄もありアイドルたちも食事をしたりしているスポット。けっこうリーズナブルで、特に「北京ダック」はうまいのでオススメ。

話を「インカント」に戻すと、前回書いたようにワインを決めるときに、ちょっとしたつまみが出される心遣いもすばらしい。続く白いんげん豆のスープと鶏とサルシッチャのハーモニーも、コクとさりげない上品さが良い感じにあしらわれた粋なアミューズ。前菜はまずは無難にテリーヌを選んだのだが、これが段違いにうまい!白レバーやフォアグラがバランス良く、強すぎず存在感深く、絶品な味わいで最高。昔と違ってね、今はどこに行っても気軽にパテやテリーヌが出される時代になったが、このぐらいのものでないと残念なだけだ。先日も一口食べて胸焼けしそうなものに出会ってしまったが(笑)、好みもあるし実は意外に難しいメニューなのだと思う。そして前回感動したが、牛ハラミや胡桃などの用いたサラダテイストをゴルゴンゾーラのソースで戴くもの。これもやはりうまい!もう私の定番だ。そしてここはこうしたお料理の充実感で、あまりパンの存在感を感じさせない。これも現在ダイエット中の私にはありがたい。でもあたりまえなのだが、パンも自家製のもので種類も多く、料理にあわせてのチョイスで、飽きさせることもない。苦手のハーブ系のものも美味しく戴ける。

また馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で_a0041150_12281950.jpgまた馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で_a0041150_12285257.jpgまた馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で_a0041150_122976.jpg
また馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で_a0041150_12311150.jpgまた馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で_a0041150_12312566.jpgまた馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で_a0041150_12314185.jpg
また馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で_a0041150_12332165.jpgまた馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で_a0041150_12333658.jpgまた馬で(笑)、お気に入りの広尾「incanto」で_a0041150_12334972.jpg
パスタも今回は濃厚な2品、最初は前前回に美味しかったうさぎのパテを入れたアニュロッティ、これは香草の香りも高く濃厚な味わい。ソースも濃厚だが、パスタ自体の味わいが何と言ってもすばらしい。東京のちゃんとしたフレンチも顔負けのジビエ料理が出せる「インカント」だけれど、こうしたパスタにもその片鱗が伺える。かぼちゃのテイストで甘みのあるコッテリとした味わいのカッペラッチは、パルミジャーノのバターソースの割にはいわゆるチーズ系のしつこさはなく、まろやかな味わい。香りも良くきっと女性は大好きだろう。ちなみにアニュロッティもカッペラッチもラビオリの1つで、特にカッペラッチは帽子の形をしていてかわいらしく、食感も楽しい。

メインは冒険せずに「馬肉ハラミとサルシッチャのグリルミスト」。これも前前回戴いたのものだが、さすがワインの銘店だけあってワインソースやワインビネガーの扱いが絶妙で、ただのポアレではない。今回のほうがもっと美味しかった。付け合せの野菜の美味しさも格別。そしてまた馬だ(笑)。ハラミの柔らかくジューシーな味わいも最高!人生短いかもしれないので、無駄なく美味しいものを食べなければ本当にもったいない。そういう意味でも私には、和食の「さの」が閉店してしまったのでここは重要なお店。思ったよりもリーズナブルなのも嬉しい。大満足!

ところで「インカント」ではいつもアラカルトでいっぱい戴くので、デザートを戴いたことがない(笑)。次はぜひ!本当に満足できた。さすがに大量摂取で体重は72.4だったのが73.2に戻る(笑)。これからは10キロ減から先の調整なので時間もかかるだろうけど、最終は68~9を目指す予定。まずは過酷なスケジュールが待っているので、体力が大事。
by masa-hilton | 2010-04-04 12:44 | 趣味&グルメ
<< メリス・ヤーッティネンさんのリ... 馬つながりで >>