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人形町の話題のお店たち

最近世間で評判になっている人形町のお店は、老舗の「玉ひで」「今半」などは別として、アジア料理「菜心」、ハンバーガーの「BROZERS' 」、鰻の「うな富」である(あくまでも「世間で」であって「町内で」ではない)。私はへそ曲がりだからということもあるのかもしれないが、大抵みんなが良いと言っているのはダメなのである。もちろん好みの問題もあるが、例えば大人気の天麩羅の「みやび」など、私は行くと必ず油でもたれて気持ちが悪くなるとか、体質があわない個人的な理由の店もある。行列したり、混んでいる店で気ぜわに食べるのも嫌なので、都合が良いとも言える。でも自分もお客商売(笑)、ちゃんと自分で行ってみて、どこがウケているのかをきちんと確認&勉強しようという姿勢もある。変わった店に行くのは実は楽しい。

ただアジア料理「菜心」!我が家のすぐ近くなんだけど、申し訳ないがこちらには行けない(笑)!辛いの嫌い、エスニック苦手、ラー油も苦手、忙しそうなのも苦手。オススメが坦坦麺となっちゃ、ラーメン関係苦手・・・・というわけで、絶品でも私とは無縁のお店なのだ。ついこの間までは「閉店も近いのでは?」とウワサされるような精彩を欠いたお店だったのだが、「ラー油ブーム」が巻き起こり、その元祖メニューを最初に出したお店ということで一転、「聖地」になった(笑)。時ならぬ大行列にご近所もビックリ。他のメニューには賛否両論なれど、ラー油ライスは美味しいようですね~ぜひ皆さんはどうぞ(笑)!

a0041150_055077.jpga0041150_0553514.jpgハンバーガーの「BROZERS' ブラザーズ」は、ちょっとさびれていた時代から知っている。最初は一人で作っていたようなお店だったが、宣伝努力が実り、今や人形町の有名店となりテイクアウトの支店も出している。お店でも作り手が4人もいて活気がある。私は3回目の来訪。実は何回も書いているけれど、バンズをはずしてナイフフォークで食べるハンバーガーって苦手。ハンバーガーはアングリとかじりたいわけで(笑)、どうしてもばらして食べるのは意味不明としか思えない。以前はチーズバーガーやパインバーガーなどを食べたのだけれど、1個で1000円を越しても全然満腹にもならんし、それなら他の店のほうが良い・・・・で余り行かなかった。

今回は評判の良いてんこ盛りのバーガー「ロットバーガー」に挑戦。横から見るとこの迫力!バンズの焼き方も良いし肉のジューシーさもすばらしい・・・・のかもしれないが、やっぱり一口でかじるわけではないので、ばらして汚く食べる感じになってしまい、よくわからない状態。私は苦手だな~(笑)。やはり満腹にはならない。何となく乾燥しているし。でも好きな方には良いのではないだろうか。ただコーヒーとあわせて2000円以上となると、どう考えてもステーキの「仁」で美味しいステーキランチ1500円を食べた方が、私は100倍ぐらい嬉しいかも。

a0041150_0582897.jpga0041150_0584863.jpg鰻の「うな富」は割と新しいお店。ランチのうな丼1500円が、半身とうな玉などが乗っていて評判がよろしいようだね。特上はいわゆる中入丼で4300円、上が3000円。肝焼きなんかも高い。「上がオススメですよ」と言う大将のお言葉どおりに上を注文。タレに甘みが少なく、ご飯には多めにかかっているのでとにかくしょっぱい。そのために鰻の味わいよりもそちらが先に来る。これでは肉厚の鰻も鰻独特の香りを楽しめない。でも実は考えられていて、若い人たちは鰻の臭みにも敏感だったりするから、それもわざとかもしれない。サイドに「とろろ」がついていて、これをかけると味はマイルドにちょうど良くなる。コーヒーがサービスされるのは、このしょっぱさを緩和するのに良いアイテムになっている。肝吸いのお味はまろやかだが肝自体は小さく、何気に鰻色を薄くしている。

だからここは美味しい鰻屋かもしれないが、鰻好きが来る店ではないかもしれない。神田の「きくかわ」等とは対照的な感じだ。こうして計算があって優れた工夫があるのかも知れないけれど、私は工夫があるよりかは、はじめからしょっぱくないのが良い。小鉢やサイドは要らないからもっとお安い方が良い。鰻好きは鰻重だけを食べたいのであるから。鰻好きは毎食でも食べたいと思うものだが、そういう気にはならないお味だ。「大和田」にしても、近所の名店「喜代川」にしても毎日でも食べ続けたいと思わせる魅力がある。確かに鰻は大きいし肉厚だし焼きも丁寧、「喜久川」よりは良心的な感じ、それでも「高嶋家」には品の良さで負ける。また「濃い味」という比較ではその「喜久川」(富沢町)の味のほうが私は好きである。

そんなこんなで私自身は、大きさも同じだしこちらの3000円なら「大和田」の「松」2300円が良い。4300円の特上を戴くまでもなく、2900円の「大和田」の「」が良い。味ももっと甘めだし、その甘みこそがお江戸のおじさんには重要なものなのだ(一般の人たちはわからないけど)。他店なら「大江戸」や「喜代川」に行くだろう。「うな富」は人形町ビジターの方がいらっしゃるのにちょうど良いお店だ。ランチ丼から特上までが「大きさの違い」だけで「全部同じ鰻」というのが、まさにそれだ。「大和田」さんなら常連には産地ブランドの特別な鰻を出してくれるし、客の待ち順だって待っている順ではなく常連から出てくる。人形町の店というのは実は手ごわいお店ばかりで、同じものを頼んでも常連さんや客を見てはっきり差別化される。そこが楽しいところでもある。天麩羅の「中山」さんなんてそれはそれは歴然としているし、「太田鮨」だって同じ。住人なので、そんなお江戸らしい粋な店が好きだ。先日行った銀座の天麩羅の「近藤」だってあの値段でもそんな感じだった。

というわけで、この評判のお店たちにもう伺うこともないと思うのは、それは本当に私だけの問題。とても感じも良かったし、一生懸命に営業努力をなさってがんばっている、とてもすばらしいお店である。
by masa-hilton | 2010-04-23 02:07 | 趣味&グルメ
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