本日お休み也。「花乃蕎麦」の「せいろ」は旨い!

ここ毎日、練習に明け暮れているのだけど、やれどもやれども進まない。参ったね。で、感じたことは「ピアニスト(クラシック)って華やかな職業」って思う人も多いのだろうが、それは「うそ」だということ。忙しくコンサートが続いてくればくるほど、閉じこもって勉強しないとダメだし、外出も出来ない、本は読めない、テレビは見れないとプライベートはもちろん、活動的&外交的なことは出来るだけ失礼するようにしないとやっていけない。「恐ろしく地味な職業だ」と改めて感じる。華やかなことに憧れる人は、歌手か管楽器に進まれた方が良い。

最近はタレントでも「この人売れてるなあ」と思うほどに、バラエティから対談番組にたくさんでてくる人も、実は映画やCD、コンサートの宣伝のためだったりする。その人が「すばらしいから」ではなくて、ただただ「営業のため」のものであるので「うんざりだ」みたいな声も多いようだ。そのご意見は本当に正しいのだが、私たちコンサートを抱える方としては、有難いことだし宣伝できることは羨ましい。でもピアニストだと営業活動に時間がとられるのは、間違いなく練習時間を削ることになるので、とても悩ましい部分である。

私の主治医のU先生はホント面白い先生で、そのお言葉にはいつも心の中で爆笑してしまう。U先生、本日の一言は「人間は免疫力を上げるためには外でエイヤ~と遊ぶしか方法はありません」ということだったので(笑)、すべてあきらめて今日は外出。太田鮨さんたちも「お見舞いに行く」と気遣っていてくれたので、入院中の管理人さんを訪ねて慶應病院に。もう元気に回復されていた様子だったので、病院食にはさぞ飽きているだろう(笑)と、イタリアン・ディナーをお届けしてひと安心。看護婦さんの皆さんにもお菓子を持っていったのだが、「当病院は決まりで、そういうご挨拶は戴かないことになっております。」とのこと。でもね(笑)せっかくだからと「それは患者さんとその家族からということですよね?私はただの見舞い客ですから、もらっても大丈夫ですよ」とねばってみると(笑)、受付の看護婦さん、やや困惑しながら「それはそうかも」とも思ったらしく(笑)、奥の婦長さんに相談に行かれた。そしてやはり丁寧に断られたのだった(笑)。すんません。

a0041150_4401956.jpga0041150_17505621.jpgさてそのあとは人形町に戻り、人気の「花乃蕎麦」に出かける。わりと人形町や日本橋には、蕎麦の決定的なお店がない。ありそうなんだけどね。だから「紅葉川」には「鴨」を食べに行き、「東嶋屋」には「天ぷらそば」を食べに行き・・・・というように用途に応じて出かける。でも「もり」「せいろ」は好きなので、「紅葉川」「東嶋屋」でも食べるし、それぞれのお味に満足することができる。特に「東嶋屋」は大晦日の遅い時間までやっているので、年越しは「東嶋屋の天せいろ」になることも多い(写真・左)。でも「もり」「せいろ」は「富沢町・砂場」とか「甲州屋(写真・右)」のほうがもっと好きかも。「砂場」は「濃い味」の妙である。ただ濃いだけでなく甘みもあって、泣かせるつゆの旨さがある。「甲州屋」は丼とのセットも良いし、細い麺のつるっとした歯ごたえと「のど越し」がなかなか。しかしそんな中「花乃蕎麦」はピカイチ!銀座「田中屋」とか、さらに大好きな老舗にも負けない。

「花乃蕎麦」は甘からず辛からずのつゆも、まずは万人向きに美味しい。麺はコシもあり、しなやかな柔らかさもあり、細めで上品なのだけど十割蕎麦が持つ香りと民衆の味わいも失わない蕎麦。お江戸の蕎麦らしく2枚(段)重ね、大盛りは3枚(段)で戴く。メニューも色々あり、いま気になっているのは「鶏の天ぷら蕎麦」「京都にしん蕎麦」あたり。「たぬき」だとか「かきたま」などはない。洒落た店構えだが、女将さんを中心に家族がやっている心温まるお店。

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今日は「天せいろ」を戴いたが天麩羅は軽い。天麩羅屋じゃないのでこの程度で文句はないが、妙に本格的にしようとするために、逆にイマイチ感が増してしまう。私はむしろガサツに大きな海老が2本ドカンと来るような感じが、蕎麦屋には良いと思うのだ。量的に小ぶりなのでお蕎麦(せいろ)をおかわり。ほんの数食限定で太々蕎麦(ふとそば)が出来るというのが気になっていたのだが、今日は「まだ出来る」というので頼んでみた。田舎風の色の濃い太いお蕎麦ではなく、きしめん状のコシの強いものだった。確かにこれも美味しいが、普通のお蕎麦が絶品なんだから、これを食べちゃったらもったいないね(笑)。ここは予約をすれば懐石のようなコースも楽しめる。
by masa-hilton | 2010-04-25 04:54 | 日々の出来事
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