銀座ハヤシ(笑)

「銀座ハヤシ」と言えば・・・・レトルトのハヤシライス。ややレトロな東京のイメージがあって、「銀座カレー」もある。でも今日のお話は銀座で食べた「ハヤシ」のお話で「銀座ハヤシ」。正しくは「銀座ハヤシ」ではなくて「上野ハヤシ」だったりする。銀座の松屋デパートの上の食堂街にある「上野精養軒」でのお話。まずは事の顛末を・・・・・

愛用している「ある小物」があって、それの新しいのを「シャネル=ギンザ」に買いに行った。これだけは絶対シャネルのものが欲しい。大きさがちょうど良いのである。ところが行くと6万円の値札がかかっていた。事前にカルティエも見ていて、もっと大きく良い皮で作ってあったのでも、それほどしなかったのでちょっと迷ってしまった。するとにこやかに店員さんが登場!「別の種類のもございますよ」と色々見せてくれた。そちらはカルティエと同じくらいの値段だったが、展示してあるものより大きく私には使いにくい。ただポケットは多くついている。

「ねえ、普通ならこちらのほうが高いよね?ポケットも多いし、皮だって多く使われているように思うけど」
「ええ、でも展示品は縫い方とかが特別でございまして、使われている皮の種類も違いますし・・・・」
「やっぱり展示品が良いものなのか?そんな差があるかね?」
「ま、どのくらいの差異があると言われても困ってしまうのですが」
「とにかくこのサイズじゃないとね、ボクは使えないんだ。じゃ了解!これを下さい」

と、ディスプレイの6万円のものを選択。しばらく会計を待っていると、顔色を変えた店員さんが、再び登場。

「さささささ斎藤さま(泣)、何の手違いかわかりませんが、値札が間違っておりまして・・・・」

やはり私が言った通りで、あとから見せてもらったもののほうが高いお品だった。値札をとり違えたのではなく、あとから出てきたものはそのままの値段だから、少しだけだけど展示品はさらにお安いということだよ(笑)。超一流なブティックなのに大変な手違いだ。悪戯好きで人を傷つけてしまうこともあるのだけれど、私はこういう時には「へえ~縫い方とか皮の種類が違ったんじゃないの?(笑)」なんてイジワルは言ったりしないんだよね。

「お客様が斎藤さまで本当に助かりました・・・・・。ギンザシャネルは今後も斎藤さまと共に歩ませていただきます」

店員さん、ひたすら謝ってそう言ってたんだけど、彼女一人のせいでもないし。共に歩みたいと言われても、シャネルはその小物ぐらいしか買わないんだよね~(笑)。じゃ、そのうち上のサロンでコンサートでも?どうせ口だけだよ、実際そうだった(爆笑)。
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そんなこんなの事件があって、いつの間にか良い時間になってしまったので、目の前の松屋にある「精養軒」に行ってみたというわけだ。デパートの上だし凝った料理が旨いはずもない。「精養軒」でも「ハヤシ」あたりが無難と思って注文したのだが、やはり正解!とてもなつかしい味だ。我々が想像する「ハヤシライス」ってこんな味なんじゃないのかな~?そもそも「上野精養軒」は美味しいかどうかは別として歴史あるレストラン。岩倉具視の援助を得て創設したとか「鹿鳴館」時代の名残も残して、老舗フレンチというより「元祖」西洋料理とも言うべき場所。特に「ハヤシライス」は日本で最初に出した店が「精養軒」だとも言われている(「丸善」だという説もアリ)。だから「レトロな銀座のハヤシ」を食べるというイメージにもはまる。2000円ぐらいするのが良いか悪いかだが、絶対にまずくないし、雰囲気も豊かな「銀座」で戴く味わいも何とも気分が良い。ご飯には牛ステーキが乗っていて、そこにハヤシをかけて戴く。その辺の洋食屋さんよりは、ぐっとキメが細かい味わい。美味しく戴いた。

で?「銀座ハヤシ」を食べたら「銀座カレー」も食べておく?2日後にまた銀座に行ったので今度は「銀座カレー」に挑戦。もう支配人さんが顔を覚えていた。精養軒、カレーのほうはコクがないね。イマイチ!こちらは豚のお肉が乗っている。この焼豚クンがやや臭いし主張が強すぎて残念。食べるなら「銀座ハヤシ」だね。で、カレーが物足らなかったので同じフロアにある「田中屋」出店の蕎麦で口直し。これは旨い!私は銀座「田中屋」の「蕎麦」が好きで通っている。出店の割には蕎麦の感じも荒くなく、満足できた。

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話は「上野精養軒」に戻るが、日本橋にある「上野精養軒」には店の裏手に「精養軒のカレースタンド」がある。こちらは大変リーズナブルな値段で食べられるが、作っているシェフは同じなんだそうだ。リーズナブルなだけに「ばら肉」などの切り落としを使っているようだが、むしろそのほうが旨い!といっているファンも多い。でも私は上記「銀座のハヤシ」がけっこう好き。客層も落ち着いていてホッとするのだ。
by masa-hilton | 2010-05-11 01:05 | 趣味&グルメ
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