クリスティーナ・ワレフスカさんに会う

ワレフスカさんとのリハーサル。もちろん初対面。大柄な人だと聞いていたが、そんなことはない。そして実年齢は私の10上と意外に若かった、ビックリだ。不二家のペコちゃんのような人なつっこさがある笑顔。ご自身のお名前については、「自分はワ・レフ・スカという3つの単語で出来ていて、ワレ・フスカでは絶対にない」としつこく・しつこく言われていた(笑)。きっと何かあるのだろう(笑)。

私が心配していた通り、明日からの3回のコンサートのものを今日1日でリハーサル!というのは、さすがに無理だった。今日は6時間近く部屋をとってあったが、4時間で「もう指が限界だ」とおっしゃって切り上げ。明日本番のレパートリーも弾いていないし(笑)、結局ずいぶんやり残してしまった。来日してからの時間のなさを考えると、やはりこの3日間のプログラムは1つにするべきだったよね。これが良く知っている相手や同じ芸風の人間同士だと、1日で3つのコンサート分ぐらい朝飯前なんだけど、これは仕方がない。

演奏は一言で言うと「晩年のカザルス」のライヴのような感じ。それが味わいと言えば味わいだが、あまり音楽的な脈絡はないようにも思えた。感情が高ぶったり強いアタックが入ったりと、こういうスタイルは実は大好きなのだが、本質的にちょっと違うのではないか?引っ張られると、当然こちらもペースを守れずボロボロになり、アンサンブルは見事に崩壊する・・・・新倉さんに「絶対無理かも」とその場でメールしてしまったぐらいだ(笑)。

想像していた激しいテンペラメントや華やかな名技性とは無縁だった。叙情的だが独特の重さがあるので美しいという感じではなく、巧く行けば巨匠的な味わいのある演奏になるというところが正しい判断だろう。私は弦楽器はわからないがある種「弾き癖」のような歌い回し、遅めなテンポには予測できないブレーキやルバート、表情の動きがが山のように入る。「デュ・プレと双璧」という昔の評判が頭にあったので、どれも自由でアルゲリッチのような速いテンポ設定で準備して行ったため、根本的に頭を切り替える必要が生まれた。タンゴなどのお国物(?)ではそれが爆発するので、見づらい楽譜のせいもあり縦の線を探すのが大変、ヒナステラなどはただでさえ変拍子なのに、独特な歌い回しが加わったら、即座には合わせられない(笑)。ただヒナステラは実際にお会いされたことがあるそうで、我々が聴くものよりもずっと叙情的な味わいがある作品だというお話。もともとはそういう曲だったのだろうね。とにかく疲れた。そして不安は山のように・・・・もはや本番に賭けるしかないとは(笑)。こうなれば個性的なステージを目指してがんばろう。

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a0041150_2373234.jpga0041150_2374799.jpg昨晩はいつもの鉄板焼の洋食レストラン「仁」に行ってコースを戴いた。ここでも何回も紹介している定番だよね。やはりとても美味しい!ここで食べたステーキなどのエネルギーも、今日のリハで使い果たしちゃったけどね~(笑)。

テリーヌ風のローストされたお肉の前菜、そして古風なフォアグラも毎度のことながら旨い!野菜焼、サラダ、そしてサービスで出してくれた「タンシチュー」。この「タンシチュー」は肉もソースもこんなに旨いのに「ランチ用」の試作なんだそうだ。すばらしい!そして昔ながらの「ロブスターのマヨネーズ焼」は、たぶん今はここでしか食べられない。何もかも久しぶりでとても美味しかった。そしてメインのステーキはもちろん最高!柔らかく生き返るね。ガーリック・ライスもガーリックが強めで美味しい。しばらくは旨いものにありつけないだろうから。

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by masa-hilton | 2010-05-14 23:33 | 日々の出来事
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