本当にささやかに、親孝行はじめ・・・・

a0041150_235812100.jpg些細なことがあって親とけんか状態にあった(笑)。この歳になったらかなりみっともない話だ。どこの家庭でも、そのようなことはいくつになってもあることとは聞いた。とにかく私にとって今年2010年は、親と仲直りできたことと、医者に行って生き延びることが出来ただけでも、とても価値のある年だといえる。管理人さんのお陰だが、本当にありがたいことだ。

やはり歯を食いしばってがんばって生きていると、ついつい余裕がなくなって、特に身内には辛い思いをさせてしまうことも多かったようだ。今になって、決して余裕ができたと言うほど私の人生など充実はしていないが、どちらに非があるということではなく、年老いた親に嫌な思いをさせるなどというのは、絶対に子としてはあってはならない。私がいけなかった。

偉そうに親孝行なんて何もしていない。私の親だけあって好みがうるさいので、安易にプレゼントはできない(笑)。普通に「洗濯機が壊れた」とかがあれば顔を見に行くとか、食事に誘うとか、まずはそんな程度のことだ。でも鉄板焼「仁」のステーキはかなり美味しかったらしく、とても喜んでいた。また以前はこちらが勧めてもなれない食べ物は口にしなかったが、「イル・バンボリーノ」に行って私の定番の「リガトーニとトリッパのトマトソース」「パルメザンチーズのリゾット」「鴨のロースト」も予想外に喜んでくれた。特にトリッパは気に入ったようだ。もちろんどれも抜群に旨いからご馳走したのだけれど、久しぶりの笑顔だった。

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77歳になっても、自宅から徒歩で高島屋~大丸へと買い物に通うほど元気なのである。だからこそけんかも出来る(笑)。でもさすがに孤独であったと思う。本当に申し訳なかった。今も昔もピアニストになった人のほとんどは親や兄弟、誰かの献身的な犠牲があって夢をかなえている。そんな家族関係を奇異に思われて、世間からは色々と非難を受けやすい。本人もまた密な関係が成長とともに重く思えてもくる。音楽を志すとき、家庭環境はかなりゆがんだものになっていく。

母親はここ10年「もうピアノなんかやめたら?十分やったじゃない」と言っているが、けんかを経た反省のお陰で「そうだね、そのうちね」と流せるようになった。我々はカザルスではないんだから(笑)、音楽よりも人生の方が大切だと思う。もちろん人生=音楽だから相変わらず大変なのだけど、世の中もっと大事なものがいくらでもある。とりあえず親よりも私のほうが、ずっと疲れているのは確かだ(笑)。
by masa-hilton | 2010-06-11 23:23 | 日々の出来事
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