絶品に旨い焼鳥、人形町「おが和」

日本橋や人形町らしい代表的な味わいの店、天麩羅「中山」、鮨の「太田」、トンカツの「宇田川」、鰻の「大和田」に並んで私が絶賛してやまないのが、焼鳥の「おが和」だ。このタレの味はまさにお江戸の文化遺産。好きだなあ。確かに私にとっては「とり鈴」さんも大事なお店なんだけれど、喫茶店で言えば「純喫茶」という感じの「おが和」さんは、この町・この場所においては特別な存在だと思う。人形町には焼鳥屋さんは多く、名店と呼ばれる店も数あるし、好みもある。でもこの「おが和」の焼鳥はたまらない。「中山」さんの天丼、「太田」さんの煮ハマ・・・・ああいうものと通じるイメージ。「日本一!」と声がかかるような味わいだ。ここのタレは長年代々にわたって受け継いできた財産、その70年の重みだけでなく、私が父親から教えてもらった江戸っ子の味そのものがここにある。

まずは「つくね」。文句なく旨い。最近のボテッとしたものではなく、きちんとした肉団子。そこにタレが活きる。「レバー」はアンティークにシッカリと焼いたもの。肉厚!私は「とり鈴」のレア系なレバーが大好きだが、この厚みと柔らかさなら、シッカリ焼いても硬くなりすぎることはない。満足した。大体肉は大きめだ。普通の焼鳥の1.3倍ぐらいはあるだろう。「ししとう」「かしわ」・・・・どことなく懐かしい。焼鳥って元来こういうものだったなあ~というような、ノスタルジックな文化を感じるお味だ。

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続く「ハツ」が凄い!こんな「ハツ」はちょっと食べたことがないようなボリュームと味わいだ。これはすばらしい!「皮」も極上!これも気に入ったね。どれにもタレが旨いけど、「ハツ」と「皮」は最高だ!「せせり」も通常の1.5倍はあるもの。大きいから少しコリコリ感が少ないかもしれない。より「肉らしい」味わいになっている。

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そして「手羽先」をにんにくしょう油につけたもの、これも抜群に旨い!にんにくしょう油が濃厚だから、染みわたる深みがあってすばらしい。続くは「合鴨」。鴨に関しては、イタリアンとかフレンチの名店の鴨と比べちゃうから、やや物足りなさを感じる。ねぎ間にしてもらったのだが、この感じはとても良い。最初の「かしわ」もねぎ間にしてもらえば良かった。〆はなぜか「ドライカレー」が(笑)。これも先代から受け継いだ味という。もともとはチキンライスを出していたんだそうだが、酒を飲む客から「甘い飯はどうも・・・・」と言われて「ドライカレー」になったんだそうな。だから注文を言えば「チキンライス」も作ってくれるとのこと。実は私は「ドライカレー」が苦手。敢えて食べたいとは思わないメニュー。ところがだ!ここのは超~旨い!あまりにも旨くておかわりしちゃったよ(笑)。聞けば「たまねぎ」と「ごはん」を同量に使って炒めるんだそうな。大満足だね、こりゃ。

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「おが和」の唯一の難点はややお高めということだろう。ここに書いたとおりに、酒を飲まずに焼鳥8本と食事で約5000円。ちょっとした鮨屋に行くような気持ちで行かれたほうが良いと思う。でもこのタレ、私には価値がある。またぜひぜひ行きたいお店なのだ。ちなみにランチの「焼鳥重」も私が食べつくした中で最高のもの。「甘酒横丁」のTVでもおなじみの「焼鳥重」は焦げ放題だし私は苦手。「おが和」のは比べ物にならないほど心がこもっている。そして70年物の「タレ」の旨さだ。夜も旨かった~日本一!VIVA「おが和」である。
by masa-hilton | 2010-06-25 01:01 | 趣味&グルメ
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