東日本橋の洋食屋「ピネード」に行く、そして久々「ビストロ・トカチ」

実は「ピネード」、何回行っても時間が合わなくて入れなかったお店である。そういうことからもとても気になっていた場所。入り口の風景というか、外観が何しろ良さげだ。こじんまりと、ひっそりとした風情。そして「町の洋食屋さん」にしてはけっこうなお値段のメニューが飾ってある。高級感も漂う。昔の「ハウスシチュー」のCMに出てきそうな、幸せを運ぶようなお店の予感がした。

やっと念願かなって店に入ると、そこはこぎれいな喫茶店のような感じだったので、ちょっとがっかりしちゃった(笑)。ちょうど喫茶店「ロン」がとてもきれいになったような感じ。「おじさま」が1人でやっていた。かなり大変そうである。「おじさま営業の店」というのは、妙なレトロな飾り付けがあって、几帳面な雰囲気が漂っているのが共通している(笑)。ここはお1人での営業だから、他にお客さんがいるとお水を持ってオーダーをとりに来るまでに7分、お料理が出てくるまでに35分もかかる(笑)。今回は初めてだったので逆に期待感もあって待っていたのだが、忙しければそこまで待てないし、その価値も微妙だ。

a0041150_15362735.jpga0041150_15364519.jpg料理の味は普通のレベル。さらに塩が強い。塩が強いのはここら辺の洋食屋の共通の特徴で、たぶん夜にビールや酒と併せることの計算なのだろう。無難な選択で頼んでみたハンバーグは普通、むしろ貧弱な感じだ。これは見るとランチメニューのみ。肉も薄めだしジューシーさも少ない。これでは完全もの足らないので「カニコロッケ」ならぬ「海老コロッケ」を追加。大ぶりなのが2個で美味しそうだが、やはり「クリームコロッケ」として塩が強い。ただデミグラスソースはやや苦めな感じもあるコクのあるものだから、「ハヤシライス」は美味しいかもしれないという予感。あと「ビーフカツ」もやや興味があるがどうだろう?普通な割にはお値段もけっこうするので、夜に行けば簡単に2000円は超える。同じように高め設定であわただしい「キラク」よりは落ち着けるので良いし、レトロなこぎれいな雰囲気と福田元総理大臣にそっくりなマスターの慇懃な接客にも癒される。

そんなこんなでレストランとしては「グリル・ツカサ」や「ぐるとん」、またはビストロ「」あたりのほうがずっと食べやすい印象。あまりにも手軽だから普段何気にスルーしているけれど「ぐるとん」の「ハンバーグ」とかも実は美味しいよね。デミグラスソースとも言い切れないような独特なソース、控えめだけどプロの技がキラリ活きている。話は違うけどこのビストロ「周」のハンバーグについて書いた記事に出てきたお店、随分潰れちゃったね。「たっちゃんオムライス」も最近なくなったし「うまたま屋」「ステファン」も懐かしい。それに「ぐるとん」の「ビーフシチュー」もまだ食べていなかったみたい。「ジョナサン」もこのころよりは美味しくなったし(笑)。

ところで馬喰横山の方に行ったついでに、日本橋を走る「江戸バス」というものに初めて乗った。都営バスよりも駅の距離が短いので細かい移動に向く。その小さな車内にはお年寄りがいっぱいだが、何となく楽しい気分にさせられる。100円で乗れるのも良いが、ダイヤがメチャクチャ。お年寄りのお客様に優しい丁寧な対応をしているのだと考えれば、時間正確には動けないのも十分に許せる気がする。

a0041150_1541324.jpga0041150_15412422.jpgまた久しぶりに「ビストロ・トカチ」にも行ってみた。以前と同じような温かみのあるお店。少し調子に乗った常連が騒いでいたので、この日一緒だった管理人さんは閉口していた。ただ面白い話が聞こえてきた。その話し手である女性はお料理といえば「野菜炒め」ぐらいしか出来なくて、今や家事もSEXもやる気がないそうだ(大声でお話されていました)。でも若いころには随分と自分はがんばったっていたのだと力説!

「お料理だってね、ハンバーグだって作ったのよ。マックでハンバーガー買ってきて中身を抜いてチーズを乗せて大変だったんだから・・・・」みたいな(笑)。もし彼女が私の奥さんなら「せめて2個買ってきて2枚重ねにしてほしい」と懇願したであろうなどと考えつつ注文したメニューは「リブステーキ225グラム」、セットで2000円弱。

こちらもやはり塩が強いと思った。最近舌が少し変わったのかもしれないけれど、もともと塩味は苦手。焼鳥なども塩では食べないからね。だから「ピネード」にしてもこの「トカチ」にしても、私の「塩気苦手コメント」だからあてにはならない。ただメニューは少ないと思う。例えば塩気が強いという点では同じの「日勝亭」。「日勝亭」の方がもっと塩が効いていると思うのだけど、「日勝亭」には面白いメニューが多い。「ヴォルガ・ライス」とか「ポーク・ソテー・ハワイアン」とか、「ミートソース」の味も個性的。こうなると性格上ついつい行ってしまう(笑)。こうして個人営業の食べ物屋さんはそれぞれ特徴があって面白いけれど、商売的にはなかなか大変なのだろうと思う。常連がいて長くやっているということだけでも、本当にすばらしいことだ。

さてお肉を食べようと思ったら、味もお値段も考えて、やっぱり「仁」さんの「ステーキランチ1500円」が文句なくすばらしい!「これで決まり!」となると(笑)またいつもの店シリーズになってしまう。

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この間の休日はトンカツの「すがや」さんが早く閉めちゃったので「海老フライ」は食べられず(泣)。久々表通りの「松竹庵」の「天丼」を戴いた(どうしても海老が食べたかったのだね~笑)。100%蕎麦屋の天丼系のお味はけっこう好きだから、1450円がちょっと高いのかもしれないけれど、ついつい戴いてしまうのだ。食べているときに先日の浅草の「飛松」の「大海老天丼」も「悪くなかったなあ・・・・・」などと思い出す(笑)。あちらにもまた行ってしまいそうだね。「天丼」と来れば「鰻丼」。飽きることなく「大和田」さんに通っている。大混雑が続いていたがこの日は一服。落ち着いて「松」が食べられた。「鰻」といえば「太田鮨」の「アナゴ」かな(笑)。でもこの日は「ウニ」対決をした。太田さんの遊び心である。北海道の「バフンウニ」(左)と青森の「ムラサキウニ」(右)。身がしっかりとしてコッテリとした味わいの「バフン」、なめらかでニュアンス豊かな「ムラサキ」の風味は甲乙つけがたし!これは旨かった~!大満足!
by masa-hilton | 2010-07-13 16:44 | 趣味&グルメ
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