カウンター・テナーとして大きな注目を集めているディビッド・リーさんのコンサートが12月にあります。このチラシの通り、それぞれの楽曲に「人生の喜び」「悲しみ」などの副題をつけたりして、情感豊かに歌おうとする意欲が伝わってきます。日本歌曲をアカペラで歌うなどの試みもあり、楽しみですね。カウンターテナーは分かりやすく言うと女性のような声で歌うのですが、使われる楽譜はバスの楽譜だったりと、一筋縄ではいかない難しさがあります。
以前こちらはビックネーム、スターのダニエル・テイラーさんというカウンター・テナーと共演したことがありました。とても楽しい思い出なのですが、彼は半分お遊び気分(笑)。彼女を連れてきていて、舞台からその子を指さしながら鼻歌のような気楽さで軽々と歌っていました。それに比べると随分と真剣勝負な感じのプログラムです。
ヴィヴァルディのカンタータが入っていましたが、楽譜はオーケストラ・スコア(笑)。「これで適当につけてくれ」ということだったのですが、先ごろ曲目変更になりました。すっかり忘れていたのですが、私の許に海外に注文したそのカンタータのCDが、本日届きました(笑)。ま、いいか(笑)。また何かの時の研究材料にします。詳細はまた間際にお知らせいたします。