水天宮、すし・天麩羅「あき」のランチ、一期一会なり

(後日談)おみそれしたというのか、この店は後から聞いたらあの「山の上ホテル」の名人と言われた料理長が独立して、鮨屋さんと合体してつくったお店なそうな。あのおじさん・・・・名人だったのかあ~!道理で最初の一口、旨かったはずだね。であるならば、ここに書いたようになおのこと、この店で安いものは食べない方が良い。もったいない。そしてランチだけの印象で評価しては申し訳ないし、どっち道ならしっかり払って(笑)名人の技を満喫したいものだ。でも地元民にはやっぱり不向きかな。

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a0041150_6173682.jpg新しいと言って良い店、水天宮交差点近くの地下にある「あき」。看板には「すし・天麩羅」と書かれているので、ちょっとまずそうな(笑)和食屋の風情が漂う。その割には夜は高く、お酒を飲めば2万円にも行きそうな気配だから、まったく興味の外にあったのだけど、たまたまランチを営業していたのと、地元のある人から「天麩羅は美味しいよ」と聞いていたので、ふらりと入ってみた次第。

入ってみると看板とは大違い。まずは本格的な寿司のカウンターがあり、奥に全く別に天麩羅のカウンターがある専門店的な作りである。そしてモダンな雰囲気できれいだし落ち着く。今回は天麩羅のほうのランチを戴く。1500円也。最初の「海老」が出てきたときに「おっ」と思うほど美味しかった。衣のまとわせかたが実にちょうど良い。テイストは高級天麩羅だから軽めであるのだけれど、ほどほどで味がある。海老の持つ「甘さ」が衣の持つ「甘さ」とバランスよく融合して旨い!これはなかなか良いのでは?と思ったが、「天つゆ」がギンギンに冷えているのが(笑)ちょっと嫌だった。そしてそのあとの野菜の天麩羅がことごとく硬い。つまり中がナマに近く揚げられているということで、腕が良いとも言えるのだが、この硬さはどうだろうか?また味は悪くないが「穴子」の小さいことにも驚く。「かき揚げ」もないし、終わってみると品数が少なく割高な印象だった。

最初に出てくる先付けの「マグロのヅケ」は必要ないかも。2晩とめたような本格的で濃厚な「ヅケ」が出される鮨屋が多い人形町で、とりあえず味がついているみたいな「ヅケ」はかえって印象が悪くなるのでは?と心配する。美味しい「海老」に続いて、普通に「ししとう」「きす」、ややナマっぽい感じの「なす」「れんこん」、貧弱な「穴子」で最後に「かぼちゃ」(笑)。天麩羅としては悪くないんだけれどね、お店の運営上で色々ご苦労も多いのだろう。マスターからは「夜に来てくださいよ、全然違うんですよ」などと言われた。

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少なくてもランチは「みやび」に行かれる方が絶対お得である。確か1200円ぐらいでもっと品数も多いし、最後は「かきあげ」で「天丼」か「天茶」もできるはず。前にも書いたが「みやび」は人形町の人気店ながら、私自身は油が合わなくてもたれてしまうのだ。でもそれは個人的な問題だから、一般的には「高級天麩羅の風情」が充分に伝わるお店だし、味のほうもそれほど負けているとは思えない。私には「あき」の油はもたれなかったが、量が少ないだけでなく、これとは別にランチの時間に5000円とか8000円のコースがあり、素材からして全然違うものを出して差別化していると聞き、興ざめした。食べているだけで空しい気分にさせられて良い印象は少ない。ある意味徹底しているわけだし、だれも悪くないし批判すべき問題じゃないけど、けれど、あからさまなのはやはり気持ちは折れる。

もともと高級天麩羅というのは、これだから(笑)。中途半端なものは食べてはいけないのである。そして同じお金を出すなら、グレードの高い店に行くべきである。結局はお昼だろうが30000円近く出すつもりで「近藤」で食べたほうが良いということだ(笑)。そりゃそうだろう~確実に美味しい。野菜が硬いのは1500円のランチだからだ(笑)。きっとそれは残り物で、もちろんあたり前だし責められることではない。ではここでのランチに5000円出すか?それもきっとここの夜の12000円のコースより落としたものが出てくるだろうからパス(笑)。少なくともランチで伺うことはもうないだろう。つまり私たちのような地元民が行く店ではないということだ。接待なら喜ばれるかもしれない。私たちにはコレド日本橋の「魚新」の3800円のランチが良い(笑)。職人さんのお人柄も含めて、このランクとしては色々とお気に入りの店である。
by masa-hilton | 2010-11-21 05:36 | 趣味&グルメ
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