エレナ・モンティさん!奇跡の大成功!

鼻歌リハーサル1回だけの本番(笑)。自分で言うのも変ですが、そうとは思えない濃い共演が出来て大変満足しました。彼女はうまかった~!半端な実力じゃないですね、底力があります。素晴しい!ま、こういう状況のせいで、1曲終わるごとにニヤッと(笑)!彼女のいたずらな表情も忘れられません。舞台姿といい、表現といい、全てが魅力的でした。キャリアというのかなあ?ハートも強い!最近の歌手はヤワな感じの人が多いですが、タフでした。1度も舞台袖に帰らず続けて歌いましたし。

というわけで、私も本番で初めて彼女のフルヴォイスやアゴーギクを聴いたわけで(笑)、予想通り自在なうまい人だったので、極上のジャズのやり取りのような緊張感がありました。本当に楽しめました、実は大好きなんです、こういうの。当然のことながら型にはめた精密な表現はできませんが、「歌」っていうのは本来こうあるべきじゃないか?アクセントだ、アジリタだ、意味のある表現だ、なんだかんだ・・・・そういうこだわりは演出家や指揮者?評論家?オペラオタク?が愛するゆえに生み出した、やや変質的な条項?と言うか必要悪とまでは言わないまでも、もっとシンプルでダイレクトな感情表現に真髄があるほうが素敵に決まっている!と改めて思い出させてくれるような楽しい一夜でしたね。フルトヴェングラーも偉大なものほど単純であるというようなことを言っていますが、私もかつてのモナコやコレルリのように、激情をぶつけるような表現にオペラ本来の醍醐味を感じる派。この辺りは私が「往年の」オペラ歌手の息子だということにもよると思います。

もちろんモンティさんは現代人ですから、そこには技巧的な多彩な表現も冴えていて素晴しかった。今回はさらに綱渡りだっただけに私の喜びもひとしお!運も良かったです。ありがとうございました~!引き続き頑張ります!
by masa-hilton | 2012-03-21 17:12 | 日々の出来事
<< 「鰻」の事情で食べ比べ エレナ・モンティさんに会えました!! >>