ポーランド紀行

少し遅くなりましたが、ひと段落しましたので、7月のポーランド紀行を。お待たせしました。

ワルシャワの空港、何年ぶりでしょう。何十年でした。懐かしいなんてことはありません。全く様変わり。どこも明るくきれいです。なんか豊かな国になった印象です。
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そして目的地はナレンツェフ!!行ってきましたよ。マジ遠い遠い~(笑)。ワルシャワから3時間の車移動です。おまけにタクシーさんは時間にルーズ。1時間ぐらいは平気で待たされます。しかし到着した街はとてもきれいでした。
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ヨーロッパというよりか、北海道や軽井沢の美しいところに似ています。ここに招待されて、コンサートなど。とても気持ちが良いですね。
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ちゃんと私の名前がありましたが、プログラムはメチャクチャに間違っています(笑)。なんで?

私は正面切ってショパンを弾きました。これが良かったようですね。しっかりと手ごたえを感じました。お客さまはとても喜んで下さりスタンディング。街を歩いていても「ブラボー!ショパン!」と何人もの人に声をかけて戴きました。私自身にも特別な思いが生まれました。もっとマズルカなどを弾いて行きたいですね。本当に幸せでした。これも色々なかたに育てて戴いたおかげですね。感謝いたします。他の教授はショパンから逃げたようなプログラムで、その気持ちもよ~くわかりますよ(笑)。しかしここに来たら、ショパンを弾いてこそ意義がありますよ。失敗したっていいじゃないですか、その心意気が美しいというものです。
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ここがコンサートホール。外観は誰かのおうちみたいですね。ホールの中は意外に風情がありませんで、映画館も兼ねています(笑)。ヨーロッパとは思えないとてもデッドな響きです。ヤマハCFXがはいっていましたが、ヤマハのスタッフが泣いてしまうぐらいひどい状態でした。ピアノだけでなく調律師も派遣しないとですね(笑)。CFXの本当のすばらしさを知っているだけに、残念な気持。

こちらはパレスです。昔の貴族の館、今は1階がカフェ。2階がコンサートホールです。響きはこちらの方がずっとマシです。ちょっと小ぶりなホールでしたね。
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別室にもピアノがあって、練習なども出来ます。こちらは100年ぐらい前のベヒシュタイン?相当に古めかしく、味わいはあるものの、楽器としてはことごとくダメです。音楽祭など、どこもこんなものだと言えばそれまでですが、楽器については甘えてはいけないと思いますね。そこは絶対改善が望まれます。
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ここではデュオのコンサートなどに参加しました。ここでも大人気。お客様総立ちの大成功でした。あとからお弟子さんたちに聞きましたが、リハーサルと本番の演奏が違う!と陰で文句を言っていた教授がいたらしいのですが(笑)。え~?そう来たか(笑)。そういう演奏家、私の周りでは見たことがないなあ。いずれにしても対処不可です。本番スパークしてナンボでしょ、アンサンブルはそこが楽しいわけで(笑)。しかし文句があるなら直接言えば良いのにね~(笑)。とにかくお客様は大喜びで握手攻め!全くノー・プロブレムです。

こちらがパレスの表側。ちょっとした広場になっていますね。それにしても暑い。日差しが濃いと言うのでしょうか?サングラス無しではいられませんね。
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こちらはヨーロッパではおなじみの桃。日本人から見ると踏んづけたような粗悪品に見えますが、これが結構旨い。そして皮ごと食べられるんです。暑いせいかとても熟れて甘く、さらに美味。ビックリですね。

ホテルから、森の中を歩いてホールに行くわけですが、途中で息切れしてカフェに入ります。わりと美味しい洒落たものが出てきますよ。ポーランド、昔と違って物は溢れていますね。そういうところでは、やはり豊かさを感じました。
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ここはポーランドでは有名な保養地だそうです。人も多く、賑わっていますね。きっとこの国の中でも豊かな人たちが来る場所なのかもしれません。この美しさも保養地ならではなのでしょう。スパなどもあって、受講者の皆さんは大喜び。コンサートも出来るし、オーケストラとの共演も出来るのですから。主催のトモコ・マックさん、いろいろ大変でしょうが今後も頑張って下さいね、応援しています。
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コンクールもあって、ドビュッシーなのに全く色彩を感じさせなかったり、暗譜をしなかったり、構成を感じさせない、全く音楽の様式感のない学生が多くて、ビックリしました。嘆かわしいというか、問題ですね。やはり音楽は誰でもヨーロッパの伝統をしっかり学ばなければいけません。全く価値観を失っていると思いました。そんな中、後藤葵さんは様式をちゃんと示す立派な演奏をして「モーツァルト賞」を戴きました。日本人のほうが、ずっとヨーロッパ音楽を理解していますね。日本のピアノ教育は誇っても良いものだと思います。

食事はポーランド料理大好きです。ただし音楽祭で用意してくれる食事には満足できずにパス。せめてグヤーシュぐらいは出して欲しかった。好きなのはゴロンカ(豚足のシチュー)だけど、これは今回は食べられませんでした。鶏肉のソテーなどは不味くはないけど、ポーランドらしさは感じられずつまらない。何となくパサついていますね。
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とにかく中途半端なピザやニョッキには、その味と共にビックリしました。これって社会主義時代に開発された料理らしいです(笑)。またどこで釣ったかわからないような魚のソテーも不気味。昔「こんな料理は食えん!」と帰ってしまった教授がいたそうですが、こちらは自腹で毎日豪遊しました。だってせっかくだから美味しいものを戴きたいじゃないですか。ポーランドと言えば「赤いボルシチ」、それも具なし。このコンソメ・スープもどきのボルシチが私は大好きなんです。おおお、旨いじゃないですか。自腹万歳!
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そしてライ麦のスープ、ジュレック。これはややすっぱ味があって、日本には絶対にない味ながら、誰が食べても旨いと思う絶品のスープ。ポーランド人ならおふくろの味といったところでしょうか?ソーセージとゆで卵がはいっています。ポーランド人はゆで卵大好き民族ですからね。「とんこつ」スープの出来そこないに見えますが(笑)全然違って、これ超旨いんです!毎日食べてました。
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そして私の大好きなメインは、アヒルの肉とリンゴのロースト。これは代表的な料理に1つでもありますね。ここに来たら食べないと!ですよ。ナレンツェフのはリンゴ丸ごとでビックリ(笑)!!でも美味しい。これも毎日のように戴きました~~(笑)。
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そしてステファンスカ先生のおうちでよく戴いた七面鳥のソテーも。チェリーのジャムをかけて戴きます。これも旨いや~!やはり日本で食べられないものを食べたいものね。
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サイドは甘くない「海老マヨ」のような海老料理をサラダ代わりに。パスタではトマト味のリガトーニと、ボルチーニ茸のタリアテッレが美味しかったです。どんなに食べても一人3000円ぐらいです、安い!
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後半は練習の場所も割り振られてないので、フェスティバルの終わりを待たずにウィーンへ移動しました。(続く)
by masa-hilton | 2012-08-14 05:41 | 日々の出来事
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