3台ピアノのリハーサルも無事終了!

先ごろアンディ・ウィリアムスが亡くなりました。これでスタンダードを昔ながらに歌いあげられる人は、トニー・ベネットとバーブラ・ストライザンドぐらいになってしまいましたね。昔の人がすべて良いというのではないけれど、ロマンティックな情感はやはり往年の歌手ですよ。音楽はロマンティックでナンボと言ったらそれもいけないけれど、歳をとって来ると、単彩でうるさいだけの音楽はただの「音の羅列」にしか聴こえず、キツイですよね(笑)。それはクラシックに限らず、全てのジャンルにわたってのことですが。

a0041150_2337222.jpga0041150_23373417.jpgかつてルービンシュタインの若いころのショパンは、豪放だけど荒削りで・・・みたいな評価が下されていました。しかし決してそんなことはありません。それらは1938年ごろの録音、若いころと言っても50歳ぐらい。特にマズルカの演奏など、60年代の有名な録音よりもみずみずしく、ロマンティックで申し分ないです。もちろん批評の問題だけでなく、「時代の耳」というのがあるから仕方がない部分もあるけれど、きちんと見識を持ってどなたかが評価を変える作業をして欲しいと思うのです。「過小評価された録音」とでも言いますか、そういうものにきちんと光を与えて欲しい。亡くなっていますが、ジョン・ブラウニングはカペル以来のアメリカのピアニストで、ヨーロッパの様式もきちんと把握出来る人でした。プロコフィエフの協奏曲は今も現役盤ですが、ショパンの練習曲集は日本では完全に黙殺されていて、あの当時のアシュケナージやポリーニにも劣らない音楽的なものなのに、1960年代にこれだけの演奏があったことがほとんど知られていない。残念です。

とまあ、聴き手としての気持ちはこんなんですが、これが実際に演奏をする身となると、音楽は一筋縄ではいくわけもなく、日々修業です(笑)。厳しい道ながら、楽しく、そしてロマンティックに、すてきな時間を大切にしていきたいですね。

今日は杉並公会堂の3台ピアノプロジェクトのリハーサル。
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レ・フレールさんとの3台は、色々問題が発生する場合も想定してアレンジャーさんも待機していましたが、リハはあっという間に終わり。そのあと近藤嘉宏さんとは「時間あるしゆっくりやろうか~」などと言いつつサクサク進み、めでたしめでたし(笑)。ホッとしました~!いつも思いますがドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲2台版」は、ノッタリしているようで実は難しい。やはり天才の曲には奥行きがありますな~(笑)。ファンタジーを広げられる作品はとても楽しいのです。良いアンサンブルでした。

で、結局早く終わってしまったので(笑)、ヤマハ銀座のすぐ近く、まだ日本ではブレーク前?スイスの老舗チョコレートの「ブロンデル銀座」でお茶しました。近藤さんとマネージャーの松田さん、管理人さんと4人でワイワイ盛り上がり、業界の裏話苦労話炸裂!超面白かったですよ。チョコレートをブレンドをしたドリンクに、チョコレートケーキとは近藤さん、甘いもの大丈夫なんですね(笑)。
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by masa-hilton | 2012-10-03 23:55 | 日々の出来事
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