月刊「ショパン」2月号の特集記事に/失われて行く感性

a0041150_14382919.jpg月刊ショパンの2月号。今月の特集記事は「変奏曲」。そこに登場しています。

しかし現行盤でCDを選ぶとこんな感じになるのかとショック(笑)。隔世の感あり。自分のジイ様度をグッと感じました(笑)。特にシューベルトの「ます」とか、バッハやブラームスなど、優れた演奏よりも、こうした本でこそ伝統を伝える名盤を選んで欲しいと思うけどね。そこはしがらみもあって、これは苦渋の選択かと思います。私が書いてもきっとこんな感じになるでしょう。だいたい名演は国内盤では廃盤が多く、そりゃもともとが無理(笑)。「CD売れない」「クラシック特に売れない」からって、文化遺産は別枠。どこかに消えてしまうような補助金が出されるなら、こうした部分(名盤の保全と流通)にも充てられて良いのではないでしょうか?

今時バックハウスやケンプとか、シェリングとかシゲティとか、聴く人もいないのかな。でもそうして、失われて行くものがあればこそ、私たちの出番もあるというものですね(笑)。

a0041150_2102025.jpga0041150_2111690.jpga0041150_2104196.jpg別の話ですが、敏腕ディレクター氏とお話していて、彼の娘さんがプッチーニの「マノン・レスコー」を聴いていて、ドミンゴの声は受けつけないというのです。ドミンゴ=カバリエの「マノン」は、モダンで美しく完成度の高い演奏。一般的にはオススメなものですが、マノンに狂ってこの世の果てまで追って行ってしまうデ・グリューには、賢そうなドミンゴではなく、デル・モナコのような激烈な明日のことなど考えていないような、頭では歌わないタイプが良いと言うのです。これはすばらしい!いい話です!

私はデ・グリューは同じく、熱狂のディ・ステファーノが好きですが、今はこのタイプの歌い手もいませんし、こうした感性も、時代とともに段々失われて行くのでしょうね。

何て言ってるうちにアバドが亡くなりましたね。アバドなんて、私の中では若い指揮者のイメージしかなかったのに。
by masa-hilton | 2014-01-20 14:40 | ニュース
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