逃げられないんだね

何回も書いているが、バル形式のレストランが異常に増えた。代表格は「俺の」シリーズ。この成功によるところにも多いのだろう。客の回転を良くするため居住性も悪く、特別に美味しくもしない、安いが心もこもっていないような(笑)・・・・まさに駅のスタンド感覚だ。そしてこれを公言して(笑)この人気。経営の勝利!!そして哀愁ただよう客の長い行列に「私にはありえない」・・・・とか言っていても、世の中の勢いはかわしようがないもの(笑)。イヤだイヤだと言いながら、この手のお店に出入りすることになっている(笑)。逃げられないのだ。

もともと佐村河内事件もそうだったように、日本人は忙しいのか、自分で好みの判断をするのが面倒くさいのか、そもそもの見る目がないのか、このいずれかで「本質的な部分」へのこだわりが少ない。安易な選択は意外に好まれている。

新しいコレド室町だってそんなバル的な店が多い。「お洒落に飲む」「気軽に飲める」ということが大事なようだが、いずれ肝臓を悪くすることに変わりはない(笑)。メインが酒じゃつまらないなあ。人々はいつか「食事は落ち着いてするもの」と、そこに贅や文化があることを思い出す。その時はその時で、ドレスコードの厳しい店たちが林立するだけの話かもしれないけれど(笑)。

既に「人形町ピザバル」には行った。ピザせっかく美味しいけど、あの椅子の座りにくさとメニューの少なさは、どちらかといえばやはり苦手。ピザ美味しいのになあ。(後日談:その後行ったら改善されていた!すばらしい。今やお気に入りのお店だ。)

今回はドイツ料理のバルにランチに行ってしまった。「ドイツバル&ビストロ・プレッツェル」、きれいなお店だ。富沢町のほうに向かって行く路地にあって、こちらも結構にぎわっている。メインは塩味ベースで単彩。それでもなかなか美味しい。ただ真正ドイツ料理とは言えないかも(笑)、ドイツパンなども美味し過ぎる(笑)。現地ではこんな美味しくはないし、もっと素朴な温もりがある。ニセモノには違いないが本物より美味しいからそれでもいいか(笑)、てなところだろう。それは文化の破壊だけど、本家だって最近はいい加減だから、日本では誰もこだわらずともOK。その洗練された部分で女性ファンも多いわけで。店内はお洒落にアメリカ音楽がかかっていた(笑)。そしてオーダーはドイツ語で・・・・こういう中途半端さは素敵ではない。
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「ランチのソーセージ」は戴けなかった。普通にどこにでもあるようなもので残念。もっと太く大きく(笑)、1本だけでいいから、ちゃんとしたものが出て欲しいな~。血のソーセージとかね。ポテトにもパワーと言うか、エネルギーが足らない。やはり同じように日本人向けのドイツ料理でも、JSレネップでワイルドに戴くほうが好きだ。もうひと皿追加して「シュペッツレ(ドイツの手打ちショート・パスタのようなニョッキのような・・・・)」を戴く。こちらはグヤーシュなどの付け合わせでおなじみ。シンプルに戴くこともあるけど、ここでは本格的パスタのように登場。
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これは意外にお味が良かった!!とにかく食感が「ちぎったちくわぶ」のようで、「ちくわぶ」好きな江戸っ子の心の琴線に触れるぞ(笑)。これだけは硬いこと言いっこなしでまた食べたいかもしれない(笑)。ランチだけだし「アイスバイン」なども食べていないから、これだけでの判断はできないけど再訪はないかな。

ディレクター氏と神楽坂でお会いして、行ったのがイタリアン「アルベリーニ」。ここがまたバル形式のお店だった。お料理の質は一目瞭然、[「ドイツ・バル」さんとは格が違う。「トスカーナ」地方の料理と言うが、そこに狭くこだわった感じはない普通にイタリアンだ。結構人気でお客も多く、見事に「長居をする人」がいない。何せメニューが少ない。味は良いけど「食べたいものがない」というのが正直な感想。これでは長居はできないわけだ。

「生ハム」、そして「ジャガイモのラビオリ」。ラビオリは美味しいけど、ジャガイモじゃなくて、例えばウサギの肉とかでやってくれればなあ。でも味は良いね、さすが。
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「トリッパ」と「ランプレドットのボッリート」。
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内臓系はとてもうまく料理されていて、臭みもなく旨い。お味に何も不満はないけど、決定的な満足感はないかも!少ないからかな(笑)。何かとても残念。神楽坂はよく行くけど再訪はないかもだ。お値段もリーズナブルだから「ちょっと飲んでつまんで」の人には、良いお店だとは思った。

「イル・バンボリーノ」にしても土・日に行くと家族連れも多く、やかましい客層がちらほら散見され落ち着かない。それは同じく常連のYさんも嘆いていた。世間は何か、根本的なことを間違えていると思う。騒いでいる子供や、特別にマナーが悪いベビーカーを注意すると、注意した方が悪いような言い草である。昨日もベビーカーに優しい法律もできた。かくして「マナーの良くないかたは、きっとどこかでツケを払うことになるであろう」と思うぐらいで(笑)、これも逃げられずに我慢。できれば遭遇したくないものだね~。

もちろんレストランには何にも文句ナシ。美味しいから大丈夫。こちらは新しいコンクールの打ち合わせでセッティング。メニューはいつもので!
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このスープも皆さん気に入ってくれて良かったね。濃厚だからね。野菜のテリーヌ、馬刺しのタルタル、ホワイトアスパラと前菜もいっぱい。
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ギャラとトリッパのリガトーニ、ポルチーニ茸のチーズリゾット。美味しい!
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子羊でシメ。いつものパターンだ。大満足!カジュアルなお店ではあるけど、バルに変身だけはしないで欲しいね。そしてコンクールのほうもちゃんと立ちあがって欲しい~(笑)。こちらはマジ大変だ。

またお友達の熊本マリさんとも打ち合わせランチ。自由が丘で中華「状元楼」。同業者同士って?と思う人もいるでしょうが、私には友人ばかりだし宴会をするのも楽しい。さっそうと現れた熊本さんの白いコート姿はかっこよく、お洒落な街でも俄然目立っていたね(笑)。

この中華、女性比率の高いお店、でもバル系ではなくひと安心。本格中華の香りを残しているのだけど、お洒落?でも都会的ではなく、どこか普通の中国料理のテイストもあるような複雑さ?それは上海料理で、昔風の上海でのヨーロッパとの融合をコンセプトにしているということで納得。文化的な香りのする店はとても落ち着く。

中華街にもあるけど自由が丘のほうが美味しいとのこと。ランチの前菜にしては珍しい揚げ海老、臭みのない、お肉豊かなシューマイ、ショウロンポウも旨い。
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チンジャオロースを北京ダック風にくるんで。海老の炒め物は「あっさり」と書いてあってもそれほどでもなく、酢豚などはお肉が刻み系だったりと面白い。
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最後にあっさり焼きそば・しょうが味を注文。そしたら「あらまずいわ、失敗!」と熊本さん。お店の人にもちゃんと「これ、まずいわよ」と伝えていた(笑)。こういう正直さが彼女の楽しいところ。
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実は私は、それほどにまずいは思わなかった。「ぺヤング」の「ソース焼きそば」に似ているってだけだ(笑)。

熊本さんとは「次は焼肉にしよう!」と言って別れたけど、大丈夫かな?私好みだと「美味しいけど汚い」という店になるぞ(笑)。それはそれで逃げられない、おまけに長居するし。
by masa-hilton | 2014-03-27 14:47 | 趣味&グルメ
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