ローザ・フェオーラさん、上手でしたね~!すばらしかった。実は彼女がマジにすばらしいと認識できたのは本番直前!6時からのゲネプロ(笑)。ふわっと出したフルボイスが情感に満ちていて!!これも10分ぐらいで終了。
リハーサルはちゃんと2回あったのですが、鼻歌のように軽く合わせただけで(証人もいらっしゃいます・笑)、本格的なお声と歌は本番で初めて聴いたんです(笑)。実は結構こういうことってあるんですよ~。心配性の人には絶対無理(笑)。
この状況を知っていれば、今日は奇跡のようなアンサンブルが出来たとも言えますが、お客さまから見れば裏事情は関係ありません。私は目を皿のようにし、耳をダンボのようにして、神経の限りを尽くして弾いて行き、彼女もそこはわかっていて、合わせるのが難しい部分はピアノのほうに顔を向けてくれます。これが随分助かりますが、その余裕、大物ですね。
周到に準備するのは良いに決まっていますが、こういうのもジャズのライヴのような、特別な空間を演出してくれて、ナマならではの楽しさや心の会話を味わえて、これぞ醍醐味なのかもしれないです。感動しながら演奏すると言いますか。ヴェルディやトスティなどの自由な感情表現、リゴレットのアリアなどはテンポを決めただけでしたが、うまくツボにピタリと合って快感!楽しかったです。お客様にも喜んで戴けまして、ご本人も「ブラボー、ブラボー」ととても満足していらしたので、私もホッと一息。
あ、もう一つ、今回アンコールでニエト&ヒメネスの「セヴィリアの理髪師」のアリアも予定していたのですが、リハーサル2回ともスルーしていましたので、私は「やらないものだ」と思っていたのです。が、プロデューサー氏が「え、リハしなかっただけで、やるんじゃないの?」と言うので、最後まで心配してました(笑)。だってカデンツァだってどういう風にやるのか知らんのに、合わせられるわけがないです。なくて良かった~助かった、めでたしめでたし、くわばらくわばら。
と言うわけで本日はバタバタになるだろうと、前日は
富沢町の「喜久川」の鰻。3300円。この辺りでは一番リーズナブルだし、私は好き。
夜はほどほどにして、神経戦になることを予想して珍しく早く寝ました。よく魔術を使って戦ったりするしんどい夢を見るのですが(笑)、初めてだと思うのですが表彰?叙勲?(笑)、わからないんですが、とにかくほめちぎられる夢で気を良くしていたところ、突然目覚めて「本番の日か~」と溜息(笑)。
お仕度と準備をして、
「大市」の「すき焼きランチ」でおなかいっぱい。お店もいっぱいだったね。めでたし!そして出陣!
本番帰りは
いつものように「天下一」しか行き場がなく「天津丼」。でも大好物だからOK!
次は
豪華客船のディナーショー、ショパンをいっぱい!そして4連チャンのラストの
大物ソプラノ!もうひと頑張りだね。