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中華二題

何だかんだで中華も食べることが多いですね。私がセレクトしていくところは限られています。とにかく偏食ですから(笑)。

まずはCD制作の打ち合わせで行ったのは、いつもの銀座「全衆徳」。ここは美味しいですね、というより何よりも私好み。慣れているせいもあって、お店の中国の人も親切にさばいてくれます。とてもお気に入り。

昔は絵のように並べて出してきましたが、最近はシンプルに出される前菜。でも品数は多いし、こちらのほうが良いかも。どれも深く現地的な味わいで。赤酢が効いていて旨いです。
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特にチャーシューとか、こういう本格中華ならではの味わい、うれしいです!スープはフカひれの姿煮、もちろん美味しいに決まっています。フカひれがどうこうというより、基本の「味」がさすがなんですよ。大好きです。
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カニと海老の炒め物。写真にはうまく撮れていませんが、実はカニなど餡をからめて細工してあります。そして海老の質がまたよいので、絶妙なバランス。旨くないはずがありません。
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そして北京ダック登場!切り分けていただきます。
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まずは皮に砂糖をつけて、超旨いですよね。おなじみの食べ方でも肉の質と量がが違うので、別物のように美味しい。
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ここの「汁ソバ」は昔は過激なほどに現地の味で、ちょっと好みが分かれるところでした。が、最近は大丈夫。ダック尽くしのソバで、それに絡む太いヌードルが美味しい。
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デザートもそこらの中華コースとは全然違う。こちらも深い味わいなのです。
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そして昨日のことですが、親友の三舩優子さんとピティナの福田さん(奥さまのほう)、實方さん、マネジメントでもお世話になっている黒木さんというメンバーで、何とこれはお仕事をはなれた純粋なる宴会(笑)。ある音楽事務所のメンバーとは、真嶋さんのお誘いでご一緒してますが、今回のメンツも強力です、そして楽しい!普通の音楽家はこういうのやらないからね。みんな仕事絡みになってしまうし。

場所はサンシャイン・シティ。最近はあまり行かない場所、ちょっと懐かしいというか。昔は大泉学園に住んでいたこともあって、池袋はよく行っていたのです。昨日はサンシャインビルが突出して高いイメージではなくて、「あれ、こっちだったっけ?」という感じでキョロキョロしちゃいました。場所は「ジョーズ・シャンハイ・ニューヨーク」の池袋店。とってもお洒落なお店で嬉しかったです。

宴会とても楽しかったのですが、三舩さんによるインタビュー形式で(笑)「下ネタ」から「ためになる教育論」まで、気がつくと例によって私が一人で喋りまくっていました(笑)。今さら反省しても遅い。まずは「前菜4種盛り合わせ」からです。
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若い人向けかな?肉のソースなどは辛口でヒリリ。クラゲの酢の物は超旨い!全体的にはスッキリ系。「うちはニューヨークの中華ですから」とお店の人が説明に来ていましたが、いわゆるスタイリッシュなお店です。創作中華みたいな感じがしますね。

こちらで有名なのは「小籠包」。次にその「Joe's 特製・蟹肉入り小籠包&豚肉小籠包」が来ました。看板メニューということですね。
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とても濃厚で美味しい。普通の小籠包より大きめで具の入り方も充実した感じです。確かに美味しいですがその一方で、普通に中華のスタンダードの店で、もっと美味しい小籠包もあると思います。人気だということでの看板でしょうけど、例えばクラシック、特にベートーヴェンなどは才能にあふれアイデアに満ちた演奏ができて誇らしく思ったりしても、結局は伝統的な解釈で上手に弾かれたら絶対に敵わない。お店の人も「ニューヨークの中華ですから」とまた言いに来ましたし(笑)色々考えさせられます。

次は「フカヒレ入りカボチャのポタージュ」。
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これも創作モノ(笑)。ここからはもう中華を離れて少し不思議なお味へ移行・・・ポタージュとは思わなかったです。「フカひれ」もかぼちゃ味になってもったいないような(笑)ですが、食べたことのない感じのお味だったから、これは楽しいかも。面白かったね。
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「大海老と根菜の唐辛子」、しっかり唐辛子が乗っています。私は食べませんでしたが、そのものズバリは、かなり辛かったそうな(笑)。そりゃそうだ。やはり現代感覚のお店ですね~。そして「ポークと根菜の林檎酢酢豚ミルフィーユ仕立て」。これも個性的、でも好き!大体が「酢豚好き」ですからね。
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見た目が「揚げ餃子」のような「スィートポテト」のような面白い形。これに似たロシア料理があります。「ジャーリェナヤ・クーリッツァ・ス・ヤーブワカミ」。甘いリンゴのソースで戴く鶏の焼き物、鶏肉の中にもリンゴが詰めてあるんですが、こっちは酢豚だから(笑)豚肉だし。思い出したのはお味が林檎酢だったからですね。純粋な中華ではないですがその分、華やぎがあって、宴会にはぴったり、ナイスなお店の選択でした、感謝。
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「ズワイ蟹入りレタス炒飯」、これも最近は多いけど「レタス炒飯」って昔はなかったよ。今じゃ我々が若いときにあった、汚~い中華で親父がまん丸く作る「炒飯」・・・ホントに「ヤキメシ」という感じのアレ(笑)を探すほうが難しかったりですね。
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一人では行かないお洒落なお店や、自分のイメージとは違う場所や知らないところにも行けるのは楽しいし、自分の主観と違う話も聞けて有意義。それって当たり前のことですが、あまりに私は気ままにわがままに生きているので(笑)、ほっておくと完全に自分色になりがち。人前で演奏していく上では、それは良いことではないし成長もしない。「芸のためには遊べ」っていうのは、こういうことを言うのだなあと・・・・都合良く考えて宴会はゴキゲン。
by masa-hilton | 2016-02-17 21:59 | 趣味&グルメ
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