大阪にコンクールの審査に行きました

ピティナに頼まれて、コンチェルト部門の地区大会、大阪に審査に行きました。当初スケジュールがわからなかったので、日程をゆるくとっておいたのですが、意外に日帰りでもできるスケジュールになってしまい、大幅にできた空き時間で人に会ったり食べ歩き、お買い物をしたりと、楽しく過ごしました。そちらのレポートを先に書くと顰蹙ものですので(笑)まずはコンクールのレポートを書きますね。

今回は地区大会とはいえ、破たんする人もなく、非常によく勉強してある感じで優れた演奏が多かった印象です。全員を3重丸にしても良かったのですが、古典中心のA部門とそれ以外のB部門、それぞれ一人ずつしか選ばれません。審査員としての役目はその一人を正しく示すことです。そもそも気楽に生きているので、最近は演奏にランクづけをすること自体ストレスです(笑)。

コンチェルトと言っても2台ピアノ。コンチェルトというよりは2台ピアノのアンサンブルとして弾いてしまいがち。また第2ピアノの人の演奏は採点には無関係ですが、例えばセカンドがペダルを考えずに踏めば、当然ソロもモカモカ弾いているように聞こえてくる(笑)・・・つまり耳をふさいでいても、無関係であるはずがない。また年齢制限がないので大人に混じって子供がいる。お子さんとして考えればかなり頑張っていますが、どうやっても子供っぽい演奏で(当たり前ですよね、子供なんだから)成熟さの不足でアウト。かつての牛田くんのような大人のような表情で弾けない限りは、まずは無理ということになります。その辺りが難しいところでしょう。

A部門はみなさん良く弾けていますが、全員に通じる欠点は、まずアーティキュレーションが雑。このためにフレーズとともにメロディが浮き上がらず、音色の変化なども少なくなって、一本調子になりがちでした。歌としてとらえられないために、パッセージのタッチも結果的には不明瞭になり、曲の骨格もしっかり示し切れていたとはいえません。その中で、モーツァルトの19番のかたは繊細さと完成度の高さで、文句なく抜きんじていました。

B部門も同じ傾向の欠点が見受けられました。さらに曲の様式をしっかり捉えられていない人も多かった。そうなるとなぜその曲を弾くのか?という意味が消えてしまいます。ここはさらに気を引き締めるべきです。演奏としては良く弾けているので勿体ないと思いますね。その中でモシュコフスキーのかたは、音が良く通り感情的にも盛り上がって聴きごたえがありましたので、良い意味で目立ちました。第2主題などでもっと多彩な表現は必要で、別な意味での一本調子にならないようにするのが今後の注意点です。グリーグの人は良かったのですが、セカンドピアノがかなり酷く、これはおそらくは時間的に急に頼まれたとかでの事情でしょう。ただ、グリーグはまずセカンドに主題が現れてソロを引き出すという曲なので、私たちが耳をふさいでいても、そのセカンドに引き出されるソロが良く弾けるわけがありません。影響大ですね。一人のペースで弾ける中間部やカデンツァは悪くなかったので、私は彼女が通っても良いと思って同点をつけておきましたが、やはり届きませんでした。これはセカンドの責任というよりは、セカンドの上手さに影響される曲、つまりグリーグがこのコンクールには不向きな曲!ということに考えが及ばなかった作戦ミスかと思います。同じ理由でラフマニノフの1番の協奏曲もきっと不利になりますね。ソロが先に出ると言えば、ブラームスの1番ですかね(笑)、難しそうでもこちらのほうが有利でしょうね。
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というわけで、結果は明白でコンクールとしてはすっきり終わりました。しかしちゃんと弾けるということだけでも、どれほどの努力を全員がしているかを考えると、本当に気が重くなります。大変だよね、ピアノって。だからこそ残酷なようでも、はっきりと良い演奏をした人が賞をとれるような、手厳しい審査をする必要があります。審査など、全く楽しいことではないですね。

さてさて今回、大阪に行ったのは前日です。大阪に着いたら大好きな「モリタ屋さんのすき焼」を食べる予定!!中途半端な時間の出発で羽田の空弁・・・・やはりアベ鳥取堂のお弁当です。今回は「かにのお弁当」にしました。
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これ、大失敗。私は普通のご飯の「海鮮丼」は苦手だった。酢飯じゃなければだめでしたね。私の好きなのは「かに寿し」でした!
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見ると少しだけお寿司になっています(笑)。というわけで「かに」だけをつまんで、それじゃ足りないから面白そうなものを追加。
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とてもジャンクな感じ。お味もとてもジャンクでした。
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カレーソースにマヨネーズ・・・みたいな。絶対上品とは言えませんが、割と旨かったです!

さて大阪空港からは心斎橋に向かいます。心斎橋の隠れ家的なホテルに泊まりましたが、これが本当に隠れ家みたいで見つからず、暑い中ウロウロしました。その後は心斎橋筋で大阪ならではの派手なネクタイを買ったりご満悦。そして大阪駅に向かいます。モリタ屋の支店は以前は三越伊勢丹にありましたが、デパートが撤退して今はルクアイーレ店ということですね。レストラン街にはソフトバンクのロボットがいました。「美味しいビールを飲みましょう」ということだけインプットされていて、「すき焼き食べに行くんだよ」と言っても「僕はビールがいいと思います。ビールを飲みましょう」の一点張り。「やかましいわい!」(笑)。
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一人で食べるのもなんですのでピティナのお目付け役・實方氏を呼びました。話も弾んで、楽しかったです。まずは前菜5種盛。
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はもの酢の物、肉の酢まき、加茂ナス、生うにの旨さよ!そして肉の西京焼!
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肉そうめんです。お味が良いんですよ!また肉が良いんですよ!
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肉鮨!もう大喜び!最高です。2つのお味で戴きます。
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そしてすき焼きですね!上等なロース!極みコースならではです!!
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ご存知ザラメ砂糖が登場!これで肉を焼くのです。
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おおお!
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おおおおおお!
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おおおおおおおおお!
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いっただきま~~~す。超旨っ!幸せでやんす!
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デザートを戴いて、けっこうおなか一杯になります。
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心斎橋に帰り、不良のおじさんですから夜の道頓堀を行きます。ほとんど周りは中国人ですね。
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暑い大阪の夜は冷房設定19度(笑)、ゆっくり寝られました。遅めに起きてゆっくり審査に向かいます。心斎橋に出て朝ご飯は「グリル・開花亭」で。心斎橋店は大丸の中にあります。神戸で食べたことがありますが、スタンダードな洋食で私は好きです。今回はどうしても「シュニッツェル」が食べたくて。あと「ハヤシライス」を。
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「シュニッツェル」旨いですね!大満足でした。そしてここの「ハヤシライス」もお味が大好き!ただ困ったことに「ビーフカツ」が乗っています(笑)。というわけで、この日の朝ご飯は「ポークカツ」&「ビーフカツ」になってしまいました。
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ソースをかければ、普通に「ハヤシ」だ。超旨い!!幸せ。
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それで曽根に出かけてコンクールを審査して、心斎橋に帰ってきました。夜は有能なお弟子の橋田波子さんと久々再会。お寿司を食べることになっていたのですが、それはけっこう遅い時間です。というわけで「おやつ」がわりに、老舗の洋食屋「明治軒」に行ってみました。
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いい感じのお店です。
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大阪ではここの「オムライス」が大人気とのこと。見る限りではエビフライも旨そうでしたが、とりあえず有名なオムライスを食べてみることに。串カツがついています(笑)。
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東京人としては、この酸味がある感じのオムライス、ちょっと苦手かもでした。大阪では大人気だそうですよ。むしろ横の串カツが好みが分かれているようですが、私はこの串カツ!大好きですね。とても美味しいと思いました。ということは、関西人はお江戸日本橋の「オムライス」は苦手なのかも(笑)。面白いですね。

夜は南森に出かけて、大阪鮨を職人魂で食べさせてくれる店「一心はなれ」に行きました。大将が見るからの職人!ケンちゃんです。帝国ホテルの若い衆も勉強に来るという兄貴!なのでした。
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まずは「うに」「いくら」などの小丼ぶり風。これって九州のやり方と同じだ。
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「しまあじ」「いか」「金目鯛」「サバ」「とり貝」、赤酢のシャリにきりっとしたネタが上品に。
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はしゃぐ橋田夫妻!3大ピアノCDのシャブリエ「スペイン」はこの人がアレンジしてます(笑)。
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「煮はま」、これツメがついています。ツメはハマグリから作ったツメだそうで、江戸の「太田鮨」とはまるで異世界。江戸っ子は甘いツメが大好きですけど、関西人はむしろ苦手だったりしますね。
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関西では良い寿司屋も置いてる「うなぎ」、「アナゴ」。「アナゴ」も関西風ですからパリッとしています。江戸の「ふわっと」とはまた違いますね。そして「煮アワビ」。
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楽しく食べて、ゆっくり帰ります。ゆっくり起きて朝はファミマの「鰻重」(笑)。ま、写真に撮るほどじゃないですが。でも東京駅の駅弁よりマシかもだよ。
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そのあとは南森に行って、橋田さんのアンサンブルを聴いたりしてから、羽田に戻りました。人形町に帰るとヘトヘトになっています。なぜか「太い海老が食べたい」と思って「松竹庵」に。蕎麦屋の天丼!といえば「松竹庵」のが大好きです。最近葵丸進の「大海老天丼」がなくなってしまっているので、松竹庵の「天丼」は貴重なものになってきています。
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やはりこれ、大好きかも。これは子供の時に食べた、あの味なんだよね。父親と一緒に食べた思い出が懐かしい。
by masa-hilton | 2016-08-02 23:03 | 日々の出来事
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