ピティナ・青山ステップ二日間

先日の土日は、カワイ楽器の表参道にてピティナのステップのアドヴァイザー。この青山のステップは相澤聖子先生の主宰されるもので毎回大人気。いつも多くの参加者が殺到している場所だとのこと。今回も1日めは75人、朝9時半から夜8時半ぐらいまでの拘束、翌日は35人でも交響的練習曲、クライスレリアーナ、謝肉祭、ラフマニノフの2番・・・・大曲を全曲弾くぞ!というようなプログラム。やはり時間は恐ろしく長かった。

私はダメだ(笑)。普段レッスンしていないし、さらに学校も今は勤めていないので、とても楽に暮らしている。「人の演奏を長時間聴く」という行為そのものに慣れていない。朝だってゆっくりだしね。ずっと「もうだめだ」「60人も聴いた~」と弱音を吐き続けていたけど、これがリヒテルやギレリスの演奏だったとしても同じだ、3時間ぐらいが限度かも(笑)。気楽に引き受けたのがいけなかったよ。今後は考えよう(笑)。実は終わってから二日間熱が出てダウンしてしまった。今日も若いアイドルが18歳ぐらいで急死されたが、これは下手すると命取りになりかねない。ま、大げさだけど(笑)。でも確か園田先生もコンクールで倒られたんじゃなかったかな?
a0041150_07401095.jpg
でも私はやるからには適当なことはしたくないし、お茶を濁して帰るのは何とも気持ちが悪い。ならばちゃんと「どこをどう直せばよいか」をキッチリお伝えしたい。せめてそこのペダルが、せめてそこのフレーズが直っただけでも格段に良くなることがわかっているのに、全体の講評となれば「よく出来ました」「あとは音楽的に」などとしか言いようがない。参加したほうも手ごたえもなく、一生懸命勉強されてここに来た意味も薄いのではないかな?と私は感じる。

今回、途中からだったけど1人1人名指しで全員に、気が付いたことをお話しすることにした。「アメリカン・ダンス・アイドル」方式だ。私は自分が主宰するコンクールなどでは、必ず演奏後に直コメントするこの方式を使ってきた。もっともフェアで納得がいくだろうし、勉強にもなると思うから。相澤先生&後藤先生にも絶賛されてしまったので(笑)、事細かく最後までそのスタイルになった。すでに厳しいコメントが用紙で本人に行っているので、人前で注意されるのがプライドが許さないのか恥だと思うのか、講評に来ない人たちもいたし、ビックリしたのか「コメントはいらない」と言われた人もいた。しかし(笑)、すでに演奏をし終えた段階で、プライドも恥もないよね、万事手遅れだ(笑)。演奏したら最後、その人のすべてが透けて見えてしまう。この世で、人前で演奏するくらい恥ずかしいことはないのだから(笑)。

だから修正ポイントは大切だ。たとえば演奏を聞いたら「ぜったい頭が悪いとしか思えない」感じの人がいる。それは音楽のルールや心がけなければならないフレージングや、バランスなどを無視して弾いているからそういう風に聴こえるのであって、本物のバカであるわけがない。しかしその人はそのまま帰ってしまわれたから(笑)・・・・なまじっか弾けて得意そうにされているのも、余計にやばい。ちょっとしたことで人格の尊厳まで傷つけてしまうのが演奏、特に奇をてらうことは大変危険だ。また独学で変な弾き方になっている人は、結局はそこを直さなければ前には行けないのだけど、そういう人に限って直したがらないというか・・・・逆にちゃんとしている人は謙虚すぎる傾向があって、彼らこそそのままやっていれば良い。全体には、アーティキュレーションや古典の解釈、普通に基礎で誰でも知ってそうなことがいい加減になっている人も多かった。それはとても惜しいというか残念なことで、伝統音楽としての芸術性を失ってしまう。アマチュアだから子供だからと言って免責されるものは何もない。バーンスタインが言うようにこの世には「良い音楽」と「悪い音楽」の2種類しかなく、それは他人事ではなく私たちにも日々重くのしかかってくることだ。

いずれにしても人前で演奏するのには、多くの時間と労力がかかっているし、まじめに取り組まなければ何も生まれてこないこともよくわかっている。それでそこに何の意義があるのか、また優秀な人たちがみな活躍できていけるのかどうか等々、重苦しいことを感じてしまう。私自身も40年、幸運にもコンサート活動で生きてこれたわけだが、現在になっても「闘いの日々」以外の何物でもない。そもそも、あまりオススメできない業種である。

朝はけっこう寒いし、面倒くさかったので最初の日は新規お蕎麦「はせ川」さん。十割蕎麦と言っている割には美味しくないと言われているのだが、十割とか思わなければ大丈夫。十分十分!なかなかいいよ。天麩羅も他所のスタンド蕎麦よりは丁寧な感じ。
a0041150_07421419.jpg
牡蠣天丼は天丼じゃない。牡蠣のカツ丼だった。こちらもまあまあだね。ま、24時間営業だし使えるお店だ
a0041150_07425791.jpg
お昼の楽屋弁当はなんと今半の「すき焼き弁当」。家の近所の「今半」の弁当を、ここで食べるとは(笑)。
a0041150_07432854.jpg
夜は寿司が良いっすね~、人形町「江戸浜」さん。生き返るよ。
a0041150_07442457.jpg
a0041150_07452413.jpg
a0041150_07460451.jpg
a0041150_07462897.jpg
いつもながら煮魚も旨い。
a0041150_07470843.jpg
いや~~~、この日の疲れはただ事じゃなかった。目の奥が痛いって感じ。で、翌朝起きた時が頭痛ではなくて良かったね~~。この日は「富士そば」のモーニングで「たぬきうどん」。ファミレスもそうだけど最近は侮れないよね。結構大丈夫!
a0041150_07481727.jpg
お昼の楽屋弁当はは普通に幕の内。
a0041150_07493468.jpg
夜は表参道のイタリアンで打ち上げ!昔から表参道にある「ロカンダ・エッフェク」、場所柄もありオシャレできれいな感じのお店だ。
a0041150_07552206.jpg
いろいろお心にかけてくださった相澤先生には申し訳ないけど、疲れすぎてて美味しいのかも不味いのかも(笑)、塩が強い感じぐらいしかわからずじまい、ごめんなさい。ヘロっていたので、とにかく静かなお店だったのは何よりもありがたかった。
a0041150_07515776.jpg
生牡蠣は食べられないので、火を入れてもらった。
a0041150_07521138.jpg
馬肉・・・カルパッチョづくし(笑)?
a0041150_07523854.jpg
生ハム。
a0041150_07531098.jpg
a0041150_07533760.jpg
メインのチキン2種は、ちょっと塩がきついかな?こちらの体調のせいもあるけどね。下はカレーのように見えるけど、トマトソース。
a0041150_07540431.jpg
a0041150_07543074.jpg
先生には至れり尽くせりしていただいて大感謝!おうちにたどり着いて安心したのか、すぐに発熱。あ~~~~~。結構二日間は大変だったよ。見事なダウン。起きられるようになってからは、少しずつ。「かきたまうどん」からだね、もちろん「東嶋屋」さんで。
a0041150_07544666.jpg
食欲のないときには「飲むヨーグルト」に助けられた。今はもうだいぶ元気だからご心配なく!BGM?もちろんナシ(笑)。

by masa-hilton | 2017-02-08 23:42 | 日々の出来事
<< 謎の横丁の人気店 今年初めて、高松に行ってきました >>