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忘れられし雅広語録

大阪音大で教えた頃のお弟子さんの波子さんが久々東京にレッスンに来ました。なかなか頑張ってますよ、今年も外来の演奏家との共演や、レニングラードに行ってコンチェルトをやってくるとか。彼女は編曲も出来るので、ボクの仕事も色々サポートしてもらっています。とにかくお弟子さんが頑張っているのは、先生も大変うれしいです。さらに持ってきた曲がタイムリーなシマノフスキーで(爆笑)。大人のレッスンだと解釈が完璧になれば後のことは自己責任、つまり雑談の時間になっていくわけです。

で、ボクはその昔こんなことを言っていたらしい。「恋愛とは変奏曲のようなもの!」・・・つまり「恋愛が進めばそこにドラマがあるのはもちろんだが、愛する対象であるその人自身、曲で言えばテーマそのものも、変奏曲のように姿を変えてしまう」・・・だから「その都度対応して変化に富んだ表現をしていかなければ、変奏曲も恋愛も成立しない」のだそうだ(笑)。テーマが好きでもフィナーレの曲が嫌いな場合だってあるだろう・・・いやあ、ボクって凄いこと言っていたなあ。

「先生はこんなことも言ってましたよ」と波子さんが言うには、ボクの持論で「ゴッホとピカソの違いってわかる?」と言うのがとても印象的だったそうだ。「ゴッホは天才ゆえに、あれこれしているうちに自分自身がおかしくなってしまった。ピカソも天才ゆえに、あれこれやっているうちに周りの女性がおかしくなってしまった。だからピカソの方が偉いんだよ(笑)!」・・・これは「我々演奏家は画家や彫刻家、小説家のように作品を残すことが出来ない。瞬間芸術家なのだから、現在その場にいる人たちに魅力を伝えられなかったらおしまいだ」ということを言いたかったわけね(笑)。「演奏家はエネルギーが外に向いていることが大切」って、いいこと言うじゃん。あはは。

今から約10年前、大学でやっていた公開講座は音楽のこと半分、恋愛秘儀の伝授半分みたいなものだったから、学生にはとても人気があって印象も強かったはず(笑)。10年前はかなりなパワーを持った遊び人だったわけだけど、最近は少し品の良い「小粋なおじさん」を自称していて「良し!」としていたが、こんな自分の発言も忘れているようでは、枯れたも同然と(笑)反省しました。

 「いえいえ、先生は今も充分・・・・」
 充分・・・・何なんでしょうか?? ね!

そういえば今年度も国連で「演奏家の目標は全世界の女性を恋人にすること!」と票決されたばかりでしたね。ちなみに今日は4月1日(笑)
by masa-hilton | 2006-04-01 12:20 | 日々の出来事
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