びりびりびりびり~

演奏活動で旅が多かったり、旅じゃなくても常時のべ100曲近い曲が後ろから「練習しなきゃ~練習しなきゃ~」と追いかけてくる時点で、楽譜をモーツァルトのソナタ集とかベートーヴェンのソナタ、ショパンのマズルカ全曲等々、分厚いままで対応するのは不可能!ピアノの譜面台に山積みになっているその「山の高さ」を見ただけでゲンナリするし、譜面台そのものに全部乗らないし(笑)

で、ほとんどの人はコピーして楽譜を使ってるんだけど、ちょっと非合法な香りが(爆笑)。コピーしまくると作曲家の権利問題がお気の毒・・・という優しい理由じゃなく、もうコピーしている時間もない!プラス便利だから、ボクの場合は自分の弾く曲をびりびりびりびり~と破いて使っているのです(笑)。そりゃ一般人はけっこう驚いてくれますが、プロ的には(特に外人)は当たり前かな。

びりびりびりびりびりびりびりびりびり・・・・(笑)。こうなると表紙と使わない曲の1部だけになってしまった意味不明な楽譜の残骸が本棚にいっぱい。ただ最近レッスンとかする時にね、困るんですよね~あはは。楽譜が無いんですから(笑)。でもまともな生徒は原典版と普及版を2冊持ってきてくれるから構わないんだけど、まあ、先生としては格好つきません。諺に「弾かない人に限って立派な全集が本棚にある」・・・そうかもしれないんだけど(笑)弾く人だってあった方がいいよ。最近はショパンで言えばパデレフスキーやコルトーの楽譜も、ラフマニノフやスクリャービン、ラヴェルといったものまで日本版でリーズナブルに手にはいる。こうなりゃさらに遠慮はいらない、びりびりびりびりびりびりびりびりびり・・・・!

個人的にはベートーヴェンのシュナーベル版とか日本版で安く出るといいよね。同じく実際に舞台でバッハを弾こうとする時、禁断のブゾーニ版とかも実は大変参考になったりするし、楽譜は設計図なんだから多く出版されて、手もとにあるのはうれしいこと。楽譜がちゃんとしていることは良い演奏につながります。そうだ!楽譜はちゃんとしていてくれ!特に歌の伴奏はね・・・いつも言うけど初見にさせられたり、突然の移調譜がダブルフラットの嵐や無理な調性だったりと(笑)・・・大変なんですよ。

先日の素晴らしいソプラノ、シーネ・バンガードさんのコンサート。変更してきたラモーの曲をニヤニヤしながら弾いていました。歌い終わって彼女も笑っている、その種明かし(笑)・・・まずピアノ譜じゃありません。おまけに古楽だから書かれている調とは実際に違う調の曲なんです。おまけに判読不明の手書き譜。どこを弾きゃいいんだい?と、いつ弾いても完璧に出来ないんだけど上出来上出来!・・・って笑ってしまう2人でした~。で、こんな楽譜です↓ああっ、このぐらい拡大すれば見やすかった~(泣)
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by masa-hilton | 2006-04-24 12:11 | 日々の出来事
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