シャロワの絵

a0041150_21262927.jpg美術展に絵画を見に行ったりする時間も欲しいが、興味がわかない時が多かったりもする。でも絵は大好きで、家の壁は何らかの絵で埋めてしまわねば!という欲望がメラメラ。ただし台所にシャガールがいるくらいだから(笑)、お里が知れるニセ文化人レベルだ。

他にわが家にはクリムト、ペイネ、カシニョールといったものがいるが、特にペイネやカシニョールはかなり安く買った。全く同じ(額まで)物なのに結構な値がついている。買った店はもうつぶれてしまっているので、もっと沢山買っておくべきだったと後悔。

今はとりあえず、セピア色で描かれたような森の中に、妖精とも裸婦ともつかぬものが遊ぶような30号ぐらいの大きな絵がレッスン室に欲しい。子供が引くからやめた方がいいのではという意見もあるけど、そういう絵じゃないと既にあわない部屋なんだよ(笑)。しかしそう言いつつ、リモージュの美しい少女の絵皿のフレームアートを買いそうになったり、ベルナール・シャロワの大きな絵にも惹かれている。特にシャロワの描く女性は好みなんだ。かなり予算オーバーなんだけど心が揺れてしまう。ただウチの他の絵とあわない感じだけど。この「シルヴィーの花束」ぐらいの値段&大きさのものなら、ロシアのイコンの代わりに置けるかもしれないが・・・。イコンていうのはロシア正教会のキリスト教関係の絵のような神聖なるものでね、それが寝室に飾ってあるわけよ(笑)。ボクは無心論者なんだけど母がキリスト教だったので、ポーランド留学した時にお土産で買って帰ったんだけど、「そんな怖いものいらない」と拒絶されてここにあるわけ。確かにイコンは粗末には扱えないね、遺恨を残すって(笑)。

a0041150_2220722.jpgところでシャロワの絵はルノワールのように残っていけるものなのだろうか?ボクにはそういうことはよくわからないけど、多分微妙なんだろうな。でもシャロワの女性を好きな人は後を絶たないだろうし、その視線から身を守るのはとても難しい。それは例えば若かりし頃のエマニュエル・ベアールの魅力みたいなものだ。そんなベアールも最近はすっかり怖いお姉さんになってしまったが(笑)。昔は中年男に処女を与えるような役でも、妖精のような軽さで実に魅惑的だった。代表作の1つの「愛を弾く女」は永遠の憧れ。ラヴェルのピアノトリオが使われ彼女がヴァイオリニストの役を演じる。とにかく日本人では作れない種類の作品、愛の本質とそれぞれの愛の形が、フランス歌曲のように描かれていく。ぜひご覧になってくださいね。

人間は動物なので老いていくことは避けられないが、日常生活の煩わしさに考え方や生活スタイルもまた変化していくもの。美しい絵画は、理想的な瞬間を永遠に留めておける勇気を与えてくれる。絵を見つめることは、心で会話ができる鏡を見るようなもの。家にも良き絵画があれば、そこに映される自分の心の希望や輝きにも逆に気づくというものだ。人生はさらに満たされる。
by masa-hilton | 2006-07-04 00:48 | 趣味&グルメ
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