ひと月を3日で暮らすいい男

そういう諺だか都々逸だかを聞いたことがあるが、ボクたち自由業だとひと月を1日や2日で暮らしたりすることだってある。でもこの2日や3日が続きものだと結構大変。世の中は甘くないぞ!生きていくのはハードボイルドだ!と言うわけで、ブックフェア~武蔵野~松山の顛末。

a0041150_20405715.jpgブックフェアは心配したけど、お客様もそこそこに集まってくださり良い感じで終わった。インテリア型の高価なクラヴィノーバは、予想に反して音質的になかなか優れていたよ。立派。これなら「高くても売れる」のがよくわかる。ピアノの音色だけでなく、他の楽器のサンプリングも上質で扱いやすかったが、なんせタッチが悪い。いや、悪いのではなくてグランドピアノと違いすぎるのだ。やはりさらに上等な機種を買わないとその辺はカバーされないんだね。だから値段の上下があるわけで。ところで移動中、もっと低いレベルの機種を発見!それもかなりな安売りぶり!でも鍵盤のところのスイッチやタッチの感じは、あの高額なインテリアピアノとそっくりだよ!ボクが何を言いたいのかお分かりだとは思うが(笑)あえて言いません。でも聞いてみた。
「これをはめ込んだの?」「そんなわけないでしょ!」予想通りの一喝。マジ違うらしい(笑)。

イリーナ・ルングさんとのコンサートもいい感じで終わった。またアンコールがその場で咄嗟の新曲になったけど、アンサンブルも事故なく良かった。電子ピアノのすぐ後の本番だったので、リハーサルでは指の感覚が戻らずちょっとヒヤッとしたね。イリーナさんはいたずらっぽい少女のような方で、舞台姿もかわいらしい感じだった。5日に来日してその日の夜にリハ、6日にリハして、7日は合わせなしで本番・・・いつもながら歌手の方も相当タフで実力が伴っていないと、このスケジュールはこなせない。笑顔いっぱいで「ネクスト・タイム!」でお別れして怒涛の帰宅。

a0041150_2043811.jpga0041150_20491978.jpg旅行の準備やら楽譜の準備そして練習と、帰宅後すぐに朝の4時半になってしまったような感覚。朝10時半開場のコンサートだから6時半には羽田だ。朝の羽田がまた大混雑!いやいや暑苦しい~。おまけに滑走路に不審者がいたりして、飛行機も結構遅れる。不審者といえば、「お前こそ不審者だ」と言われそうなこの不機嫌そうな顔(笑)。でもちゃっかりクーラーの下(笑)。この黒メガネは、実は乗り物で寝るために欠かせないアイテム。流行ではメガネって小さめが多いし、このサイズでこの色を探すのは大変な苦労。ところで、空港の弁当が「空弁」とかで話題になってからというもの、味が落ちた。昔は「はいばらの鰻」とかの楽しみがあったけど、今は画一化されて量も少なくなって、まずいのさ。「地鶏のから揚げ弁当」にて失敗。気落ちしたまま機上の人となり松山へ。

a0041150_2191616.jpga0041150_2195082.jpgリサイタルはハイパワー&ハイテンションでこなせ、とても喜んでもらえた。たぬこさん、ふぁんふぁんさん、がんもさんにも会えて嬉しかった。お世話になったヤマハの目見田店長とも面白いお話がいっぱい出来て楽しかった。献身的にボクのわがままに耐え、お世話を続けたみーこさんは、アイスボックスの中におしぼりを何十個も持ち歩く決死のサポートだったが、松山市のムッシムッシムシムシ~ムッシムッシよ♪の気候にはかなわず、2人してダウン寸前に(笑)。泊りは温泉街の中に不自然にそびえ立つ英国調ホテル、前から知っているおマヌケなホテルである。ウェッジウッドの間にノリタケでご飯を出したり、フロントの対応もちぐはぐで驚く場所だが、今回は随分と改善されていて、駐車場で何回やっても違う車を出してしまうぐらいのおマヌケさでとどまり、その進化に感嘆する(笑)。

みーこさんには大感謝。本当に良くサポートしてくださいました。秋にはまた演奏会でお世話になるのだが、今回はそのリハーサルも予定に組み込まれている。皆さんも絶好調でリハーサルも順調に進み、さらにNHK松山でのテレビ出演やFM収録、あとは10人ほどレッスンをした。暑かったしハードだったけど、楽しく充実した毎日だったのは、出会った人たちが素晴らしいからだ。ありがとうございました。

a0041150_2211257.jpga0041150_2213121.jpgさてご飯の方は、毎回行く焼肉の「高麗苑」で当然満足。刺身もうまいね。「カツレツ亭」のカツはおいしかったが、「厚揚げ」と書いてあったのに紙のように薄いカツ。確かに厚切りのヒレは揚げるだけで15分かかったりするので、問題ありなのかな?でも美味。そして残念だったのが銀座寿司幸で修行した江戸前「すみよし」。肝心な「煮ハマ」がなかったから。もっと白身のお魚を中心に握って欲しかったな~。だってお刺身は最高だったからね。〆に苦手な「しいたけ」の寿司が出てきたのは天罰か!でも食べてみたもーん。他の人はおいしいと言っていたよ(笑)。最近は何でもお寿司にしちゃうからビックリだよね。どっかの回転寿司で豚の生姜焼寿司があったけど、これは食べられた(笑)。ある一流店の大将が「エビマヨ」が好きで、「うちでは出せないから、回転寿司で食べてくるんですよ」なんて言ってたのが面白い。普段はね、地方に行くと素材が良いことに慣れて、板前の腕が鈍っている店も多いので、寿司屋には行かないんだよ。また「お洒落な店」というのも危険で、東京の本気の店のようなわけにはいかない。「ぎやまん」も写真のようにとても美しいカフェだったけど、プリンは素材に凝ったわりにはお水っぽい感じだった。でもそれも仕方がない、お隣がソープランド街なんだから(笑)。ま、ボクが濃いのが好きだというだけで、充分おいしいんだけど。ここはやはり地元でなければ食べられないものを選ぶに限るさ。松山・高島屋の食堂街だったがうどんの「川福」のざるうどん、おいしかった!江戸っ子が食べても大丈夫なタレの濃さ。満足しました。これだ!これでお願い。

ところで松山の人(みーこさんだけ?)は三越のことを「み」にアクセントをつけて、「みーつこし」と発音する(笑)。これは新たなる発見である。
by masa-hilton | 2006-07-11 22:40 | 日々の出来事
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