味わいの店 「との村」の鰻

今年は土用の丑の日が2日ある。明日8月4日がそれ「二の丑」である。鰻屋に入るのに「二の足」を踏まぬように(笑)。

久松小学校裏手から富沢町にかけて、とてもよい意味で「どぶ板横丁」というイメージの、細い路地に飲み屋さん等が集まる場所がある。野良猫ものんびりと、人を見て逃げたりもしないところ(笑)。トンカツの「はしや」側の一番最後にひかえる、本当に小さな小さな店が鰻の「との村」だ。カウンター席で多分5人ぐらいしか座れない。昼のみの営業で3時まで。職人気質な感じの親父さんと愛想のよいおかみさん。色々とお話が出来るのも楽しい。なんでも昔は、この辺りはもっと鰻屋がたくさんあったそうである。

a0041150_22114090.jpg鰻は2500円、2000円、1600円とあって、当然2500円を注文したところ、何と「活き鰻」を目の前で捌いて、焼いてくれるのだ。驚きだ。おかみさんが「うちはどちらかというと関西風、蒸さないのよ。だからふっくらしていないの。」(笑)と言うように、ストレートな感じで確かにふっくら&柔らかではない。ゆえに焼きあがりは幾分縮んでしまい、焦げているところはそれなりに苦く、今時の柔らかウナギに慣れている人には、凄~くおいしい鰻を食べた気はしないかもしれない。だが店を出てしばらく考えると、本来鰻というのはこういう味なんではないだろうか?という気持ちにさせられて、また通ってしまう・・・そんな店だ。これも技のうち。2000円からは既に白焼きまで仕事をしたものを焼きなおす、従来の鰻屋さんのパターン。しかしやはりその場で捌いたウナギには遠く及ばないので、時間がかかるのを見込みながら、絶対に特上を食べよう!

ボクは鰻なら毎日食べられる本物の鰻好きだが(川島女史もそうらしいね、ブログに綴られていた)、正真正銘の鰻道を求めているわけではない(笑)。「野田岩」の鰻が最高だという「通」もいるが、きっとこの「との村」の鰻が正道だという「通」もいるに違いない。

ウチからはちょっと歩くので、そうやすやす毎日は行かないが、友人との食事には、店の佇まいといい、きっと話題になって楽しい。
by masa-hilton | 2006-08-04 00:04 | 趣味&グルメ
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