銀座の隠れ家さがし

隅田川の花火・・・・近所ではあるが出かけない。あるテーマパークでたいそうな花火を見たことがあるが、全くの無感動で怒られたことがある。人間、興味のないものには興味がないからね。音楽家らしくはないかもしれないが、それはそれだ。でも浅草にはよく出かける。それは「アリゾナ・キッチン」にカニクリームコロッケを食べに行くためである。

銀座にもよく出かける。こちらは半分は仕事、仕事といっても会食も多いのが銀座。なんと言っても銀座は銀座、おいしい名店は数限りなくあるし、名ばかりの店も多い。個性豊かで良い味を出していても潰れていく店、はやらない店もあって、どの世界もきびしいものだ。また銀座はその回転も速い。こちらも次々と新しい良い店を見つけなくては間に合わない感もある。

銀座でのおいしい店もさすがに「ロオジエ」ぐらいになれば、誰もが満足が行くだろう。最近あまり行かないが「ホテル西洋」も昔ほど高くない感じらしい。和光の「アルペッジォ」も鮑で人気の店だ。が、デートには向いても仕事となれば話は別。こちらが案内しても先方が払ってしまうこともあるから気を遣う。またお遊び気分の客ばかりでは成果も上がらない。出来る限りおいしく、リーズナブル、椅子の間隔も充分あり、少し隠れ家的な感じの方が良い。しかし便利だからといって帝国ホテルの「ユリーカ」ではあたり前すぎる。特に「ユリーカ」は遅くまでやっているので音楽家の多いこと、必ず誰かに会ってしまうので落ち着かない。ならばメニューでも地階の「ラ・ブラスリー」の方がずっと良いが、窮屈だし(笑)。

a0041150_22465871.jpga0041150_22474350.jpg川島女史と一緒だったので、今回は隠れ家探しに協力してもらった(笑)。二人で歩くと最近はウナギばかりなので、たまにはフレンチも良いだろう。で、前から狙いをつけていた「レシャンソン」、これが大当たりだった。「レシャンソン」はリーズナブルでお洒落なホテル「メルキュールホテル銀座東京」の2階にある。このホテルは外国人宿泊客が多いのでサービスもそんな感じ(笑)で、場所もわかりにくい。おかげ様でおのぼりさんの利用客が少ないのが好都合。レストランスタッフも外国人で、なかなか気分が変わってよろしい。行儀の悪い客も少なくなる。

全体的にはカジュアル。パリのビストロにも負けない!という意気込みのコンセプトだが、どちらかといえば近代的なスッキリとしたイメージ。団体客がいたが、それほど気にはならない。
a0041150_2393267.jpgまずグラス・ワインは高くはないのに選択肢があって、飲みやすいものを選ぶことができ満足した。「フォアグラのテリーヌ」「ほろほろ鳥とオマールエビ」「頬肉」と思った以上においしく、その味がちょっと想像していたものと違うのがとても良い、これが私にとっては大事なことだ。今日はデザート付きのコースを選び、さらにフランスチーズの盛り合わせを別に注文。良いバランスでセレクトされたチーズは、ワインともよく合って、大正解だった。デザートはやや重め、これはいらないかもしれないね(笑)。もしここが外国と同じコンセプトで作っているのなら、デザートが強烈でも仕方がない。私は特に「脳細胞が破壊されるくらいの甘さのケーキ」とか、どれほど食べただろうか、本当に苦手だ。体に良い物を食べようなんという気持ちは微塵もないが、あのケーキだけは、間違いなく海外にいると太るという意識を充分に納得させてくれた。なので何か足らなければ、むしろオードブルを別に増やす方がいいだろう。コースにコーヒーがついていないのも面白いね。倹約して1階のマクドナルドで飲んでもいいけどさ、まあ、そうは言ってもこれだけ食べて1人7000円ちょっと!超リーズナブルで驚いたよ!!充分に使える場所だし満足した。

「レシャンソン」とは王や皇帝などと、家臣や功労のあった者とが報奨の儀式を行う際、双方の盃に酒を注ぎいれる役を行う神官の意味だそうで(笑)、それは大げさとしても、銀座の隠れ家のひとつとしてはとても良かった。

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by masa-hilton | 2006-07-30 00:03 | 趣味&グルメ
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