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倉敷から松山、広島へ

a0041150_22225031.jpg今回もエネルギッシュに楽しい旅を満喫。とはいえ慢性の睡眠不足、演奏会での移動はもちろん神経も使う、お遊び気分というわけにはいかない。

まず7日はベルリンフィル首席のヴェンツェル・フックスさんとのコンサートで倉敷へ。何年ぶりだろうか?コンサートとしては初めてだったかもしれない。美しい町並みも有名だが、クラシック音楽のイヴェントも盛んな所で、今回もホールではなく大原美術館でのコンサートである。フックスさんがラーメンの食べ歩きで遅れているのを良いことに、美術館内も散策。おなじみの名画と出会えるのも嬉しいが、今回は生のモディリアニを初めて見た。痩せた人物画は意外に力強い明るい色彩で書かれていてエネルギーを感じた。そして一番のお気に入りはマティスの人物画だった。宙を見つめる視線はまさに非凡だが、それが一筆書のように書かれているのも個性的。「ピアノの斎藤さんですね?今日は何かあるんですか?」・・・と、お声をかけてくださった方が何人か。ここで弾くのを知らないらしい(笑)。コンサートの方は自由奔放なフックス・ワールドが炸裂!でもこういうスタイルは大好きなので苦労なく合わせられる。今回、某有名外人ピアニストがうまくフレキシブルに弾けなかったらしいけれど、音楽や音のタイミングではなく会場の空気を作って表現しているんだよね。ヨーロッパの1つの巨匠的な演奏の伝統で、以前のシュミードルさんもそうだったし、僕は若い時からしっかり勉強させてもらっている。本当にラッキー。演奏した我々も楽しく幸せだったが、満員のお客様にも大いに喜んでいただけた。

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次の日は松山での歌のコンサートのための移動。夜は会場でリハーサルだ。今回はわがままを言って自分で食事のメニューを決めた(笑)。着くなり「かに道楽」に行ってコース「扇」6500円を戴く。これが大当たりで、刺身も焼いたものもおいしくて超満足!しかし1時ぐらいに松山についたのに、食事が終わったらもう4時半。ピアノの練習はあきらめた。松山は道後温泉郷にも泊ったが、別に観光をしたことはない。ちょうど移動の途中にあった「石手寺」を散策。寺といっても霊場なので、やはり何かピリピリ感じてくる。入り口には大きな草履。そして三重の塔にも趣がある。色々な人間の煩悩を書き連ねた洞窟や、険しい山道を行けば観音堂もありきちんとお参りもする。

夜はリハーサルだったが睡魔との闘い!でも共演者の方々は皆さん良い方で楽しく終了!ただこの日はリハーサルが終わるともう10時をすぎていたので、ファミレスのココスのハンバーグで簡単に済ませることになってしまった。おいしかったけどね。

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さて今回はホテルと会場がわずか5分。楽屋代わりで使いやすかった。ちょうどムジカノーヴァから原稿を頼まれていたので、その合間合間で書き綴っていた。けっこう大変だったけどね。またこの日は良いお天気だったので城山公園付近も散策日和、気持ちが良い。おかげ様でコンサートは売れに売れていてもう随分断らなければならないほどだったが、当日になると来ない方もいらっしゃるのでちょうど良い盛況ぶり。松山で大活躍のソプラノの塩野泰子さんの楽しいキャラクター!ラジオのパーソナリティでもおなじみの大御所の豊田千恵子先生、そしていま日本で人気も実力もナンバーワンのバリトン宮本益光さん。みなさんそれぞれの魅力を発揮して、トークも歌も素晴らしく良いコンサートになった。宮本さんはお忙しそうで早めに帰られてしまったが、宴会2次会まで行って大騒ぎしたかったな(笑)。実力も光っていたけどお人柄もナイス!

身内だけでの2次会はまたまた遅めの焼肉!ところがいつも行っている店はもう閉まっていたので、道の途中に「京城園」というのがあった記憶を頼りにそこに向かうが、記憶違いで一旦警察署の敷地に入ってしまって爆笑。無事釈放後に行った「京城園」はいつもの焼肉屋よりずっとうまかった!店員さんの細やかなサービスも素晴らしい。冷麺も最高。次回からはいつもここにしよう!

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次の日、松山から広島への移動はジェットフェリーなので港に向かう。広島港の方は工業色が強いけれど、松山はさすがに雅やかな瀬戸内の港といった風情が良い。広島の宿泊はリーガロイヤルで、ここはやはり段違いに良いホテルだね。隣接するレストラン街も充実。しかし、さすがにツアーの最終日は当然練習が不足しているので、早めにエリザベト音大に行って練習開始。ここでは名手・武田忠善さんとフックスさんとのデュオだ。これも聴きもので火花散る楽しいコンサートだった。ドビュッシーのラプソディーは久しぶりだったが、やっぱり良い!満足の出来!

エリザベト音大は学生さんたちの礼儀正しく、それでいながら理想に燃えた姿勢がとても素敵な学校だ。好感度100点満点~!

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上機嫌なフックスさんの希望でお好み焼きに!お好み焼村に行って、情報でおいしいと聞いていた店は既に満席だった。そもそも我々は、なんだかんだで12人。「すいている店はね・・・まずい」という地元民の声とは別に、ここだ~!と動物のカンで入った店が大正解。おいしかった!というか、すいているとか混んでいるって、我々12人が座ればもうその店はいっぱいじゃない?途端に混んでいる店になってしまうから馬鹿馬鹿しい。そしたらやはりお客さんも後からもやってくる・・・こういうのってホントくだらないな。動物なんだから自分のカンで生きようぜ!でも入ったお店「かえるっ亭」はマジおいしかった。実はアルバン・ベルク弦楽四重奏団も来たことのある店だということが発覚!フックスさんも僕もサインを置いてきたよ(笑)。ほぼ致死量まで食べたし。豚の耳焼も絶品だった。また来よう!

今回も色々新しい出会いもあり楽しいツアーになった。手分けをして同行してくれた常連の皆さんも有難う。そしてコンサートをプロデュースしてくださった皆さんにも心から感謝しています。またお目にかかりたいですね。
by masa-hilton | 2006-10-11 23:51 | 日々の出来事
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