「ほっ」と。キャンペーン

楽しく忙しい2日間

コンサートがたて続けに入っていて、もちろんどれもベストを尽くしていくわけだが、演奏している本人こそが楽しく、気分が最高だったりする場合も多い。私の場合やはりそれは、実力ある仲間達とのステージの時に、よりリラックスしての良い体験だ。だからアンサンブルのコンサートはとても好き。ちょうどシナトラが、ディーン・マーティンと楽しくやっているような気分(笑)。+(プラス)2ではなく×(かける)2のステージだ。

7日の茅ヶ崎のコンサートと8日の紀尾井のコンサートは、まさにそんな感じだった。実に楽しいひと時。茅ヶ崎は充実の空間!考えたプログラムもとてもうまくいったし、なんせメンバーが最高だから余裕である。演奏に全く心配が要らないというのはとても嬉しい。紀尾井はさすがの緊張感の雰囲気もあって、それも身が引き締まって心地よく、そして楽しいやり取りが始まる。やはり紀尾井でのリサイタルがいいね!小さなところはまた小さなところなりの、クラブ歌手が歌うような魅力が発揮されれば楽しいが、それができなければただの貧乏な発表会になってしまう(笑)。大きすぎるところは演奏家の存在感でカバーはできるものの、我々は演奏にマイクを使わないので、音響にデリケートなホールでなければ、やはり演奏は死んでしまう。リサイタルはぜひ紀尾井でやりましょう!・・・・そうは言ってもお客様の空気が1番。つまりこの2日ともあたたかな多くのお客様に、とても幸せな「気」を戴いたゆえである。ホールなぞ二の次だ。本当にありがとうございます。感謝いたしております。

と、紀尾井ホールを大宣伝しておいて、こんなことを言うのはおかしいが、紀尾井のスタンウェイは昔から評判が悪く、私もいつもヤマハを持ち込んでいたが、今回も弱く連打を弾くと2回目がひっかかり鍵盤が下に落ちないという、基本的な欠点を持った楽器だった。全部のキーがそうだったのには参った・・・ピアニッシモと鋭いリズムを使わなければ回避は出来ることは出来るが、また調律師も超一流の方にお願いしてあったのだが、ここまでだとお手上げ。もちろん気づかれる事なく弾いたが、それはそれはやりにくい。楽器の音色自体はとても良い音だったので残念だ。ホールの責任ではなく、このような調整にした誰かがいるのだ。困ったもんだね。

行き帰りには、酒を飲んでいたくだらない男にからまれたり、乗っていたタクシーをけられたり、よっぽどの不幸にイラついている?マナーの悪い人間に遭遇した。しかし短慮な行動は損をするものである。匿名だと思うと邪悪な行動をするのは日本人の特徴なのかもしれないが、そこはまず「お名刺いただけますか?」ということにして、断られたら即、警察へ電話(笑)。自分の立場を思い出せば、すぐおとなしくなっていただける。もともとストレスは解消するものではないかもしれない。そうした複雑な心の葛藤が芸術を生むわけで、ストレスは歓迎すべきもの!ぐらいの気持ちでいたい。音楽を聴けばいつもゴキゲンだし、ピアノでも弾きましょうよ・・・え?もっとストレスだって?(爆笑)

a0041150_022326.jpga0041150_0241100.jpgあっという間に季節は流れて、もう年賀状の準備、そしてお正月のお供え物も店に並ぶ。気分は秋って感じなんだけど(笑)どうも違うらしい。紀尾井ホールまでのタクシーが渋滞したので、車窓の風景を楽しんだ。最近はロマンチックな場所も演出され用意される感じなので、頭を働かせないで人が集まりゾロゾロ、というイメージがあまり好きではない。何気ない風景の中に身を置きながら、自分たちだけの世界を演出する方が楽しい。それはそうと私はすこぶるゴキゲンだ。今週は呆れられるほど、昼飯と言えば鰻の「大和田」に出かけ、毎日鰻重を食べていたのである。そして昼の鰻を食べながら、コンサートの前のお弁当の鰻重を作ってもらった。1日2食も鰻さん!本当に幸せだ。やはり鰻屋さんの特製の鰻弁当はうまい!これに決定だ。シューマイ弁当を食べている場合じゃないよ(笑)。
by masa-hilton | 2006-12-10 00:36 | 日々の出来事
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