怒涛の日々が続く

気がつくとコンサートが3つも終わっているが、アンサンブルの譜読み等はあまり快適に進まない。グリーグのコンチェルトでもエネルギーがとられたが、やはりラフマニノフのコンチェルトのほうが音も多く、覚え直すだけでも気が重く、それを引きずりながらなのでフットワークが悪い。

サタデーホットをはさんで体調が悪くなって、這うようにしてペトローヴァさんのリハに2回通ったが、本番では気を遣ってリハをしたリムスキーコルサコフやメトネル、ラフマニノフのロシア歌曲、Rシュトラウス等、難易度の高いもののほうがやはりうまくいった。本番になると声のボリュームが違ったので想定外の表現になる部分が多く、またピアニッシモの多用もあってピアニストとしては相当に神経を張り巡らせる仕事になった。さらに多様なルバートは予測がつかないほどで、あのリハ数にしては奇跡のように合っていたほうではないかと思う(笑)。下のブログで心配した通り、ろくに合わせてもらっていない有名曲のほうに気持ち的には不安感が伴ったが、こちらも問題なく情緒も失わずに無事終了。とても充実した演奏会。ロシアの作品では特に得がたい瞬間を体験できて幸せだった。さてホッと安心もつかの間、家に帰って一睡もする間もなく室内楽の準備、今日は朝早くに益子に移動する。

a0041150_1395033.jpga0041150_1401450.jpg益子は遠かった(笑)。かなりな遠さだ。益子と言えば「益子焼」で有名な場所。一部の市街地はお土産屋さんがきれいに建ちならぶも、完全な別世界なカントリーゾーン。空気はきれいだしのんびりとした田園風景が続く。お蕎麦も有名らしく、エリーザ弦楽四重奏団のイタリア人たちも試していたらしいのだが、その店でお蕎麦についてきた「天丼」が気に入ってしまったらしく、今日もお昼時は「テンド~ン!」と騒いでこちらも天丼にされてしまった(笑)。これはなかなかおいしかった!彼らは今回の演奏会のためににわかに結成された人たちではなく、若い頃にコンクールで優勝して以来、長い間活動を続けているグループだった。楽しく優しい人たち。本番は昨日の繊細さを極めた演奏がうそのように大胆なシューマンになって楽しかった。今日のアンコールも会場で突然渡されて(まただよ!)初見だったが、充分にアンサンブルを遊んで気分も良い。また聴いてくれた子供達のマナーの良さにとても驚いた。気分も浮かれたが、帰ってくるのにまた相当な時間がかかって、練習も山積みなのだが疲労もかさみ2時間ちょい爆睡。いまこの時間にやっと起きだした始末。

次のバスの人はいつも弾いているシベリウスの歌曲を歌うが、いつもはほとんどソプラノだから調が違う。安心して見向きもしてなかったんだけど、今日益子に行く前にそれに気がついて楽譜を見ると、別の曲のように難易度が上がっていてこれは弾きにくい~。今日も徹夜になるかも。いや起きていなければ!
by masa-hilton | 2007-09-20 02:02 | 日々の出来事
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