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バリトンのプルシオさんとのリハーサル

バリトンというよりはバス、バス・バリトンということだろう、ベルリンオペラでも大活躍のプルシオさんは若々しい青年の感じ、背が高くハンサムだし、おまけに「話し声も低音」だから女性はみんなイチコロだろうね。

「リハーサル長めにしたい」と言われたのでそのつもりで行ったら、3時間の予定が1時間半で終わる(笑)。ちょっと喉の調子というか、声の調子?を気にされている感じもあった。例によってクーラとかメリカント等のフィンランドシリーズの曲のオンパレード、準備して行ったのに次々調が変わり、この調がまたまた弾きづらく初見のリハーサルみたいになってしまったが、そういうことに慣れている感じに見受けられた。ということはだよ、きゃ~~、本番直前に調を変えないでよね、お願い!そういえば曲も差し替えがあった(笑)。

とても面白いのだけど、低い声でお馴染みの歌曲が低い音域に様変わりすれば、それはピアノパートも然りで、となると細かく動いている音がみんなボソボソ低音になってしまって、自分でも何弾いているのか聴こえないくらい。曲の主人公の設定も変わっちゃうかもだ。例えばシューベルトでも「水車小屋」は低くされると、同じような弾きづらさがあるし、曲そのもののイメージもつかみにくさが増す。また歌手にとってはピアノが低音域で動くと、それなりの音圧を感じるらしくて、プルシオさんも声量ありそうなのにピアノの蓋はできるだけ閉めてやろうとか言っていた。ますますボソボソにならないようにしないとね(笑)。

帰りは大丸の上の中華「鳳鳴春」でふんぱつして食事をしたが、体調が悪いせいか、うちの近くの普通の中華屋さんのほうがずっとおいしく感じた。ちょっと損したような気分。明日はなぜか朝の時間帯にリハーサルが変更になった。
by masa-hilton | 2007-09-21 00:29 | 日々の出来事
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