「ほっ」と。キャンペーン

かなりきつい月末

30日に豊橋で世界最高のソプラノの1人と謳われるテオドッシュウのコンサートがあるので、29日名古屋に行く。昼に名古屋に着くようにと早い時間の出発だが、東京駅の駅弁はさすがにまずい(泣)。「特選トンカツ弁当」のトンカツは、まるで消しゴムのようであったよ。

前日は徹夜で整理して、寝ないで家を出た。というのは例によって楽譜が間際に色々送られてきて、こちらが準備していたのとずいぶん様子が違っていたからである。おまけにそれが奇数ページが全部落ちていたりして結構大変だった(笑)。しかし今回は後半が「椿姫」ハイライトということだし、歌手達は全曲を歌っているツアーの最中なんだから、どこをどうやれというのは当日になってしまうかも?と少々不安であった。

その不安は見事的中!最初思っていたサイズより、楽譜が送られて長くなって、結局元に戻ったところもあるが(笑)、全然関係のないつなぎの部分も弾かなければならなくて・・・・う~ん、もう名古屋に来てるから個人練習できないし、移動は歌手と一緒のバスだからホールでチョコチョコっとやらねばならない(涙)。こちらは譜読みは早くてもコレペティではないからね。アリアのほうも普段なら歌うことの少ない合唱部をうまくつなげ合わせて、集結の部分をやらなければならないようなこともあった。

テオドッシュウさんは気さくな方ではなかったが、別に機嫌が悪いわけでもない。マイペースに自分がやりたいことがあって、それ以外のことには興味もないが自分の意見はきちんと通す!みたいな感じの人だ。特に29日は、ほとんど声を出さずにリハが終わる(笑)。これではぶっつけ本番と変わらない。テノールのシュトーダーさんも用がいっぱいあるらしく、全然うまく行っていないのに「とてもいい、何もない」といってあわてて出て行ってしまった(笑)。でも彼は本当にそれで良かったらしく、本番でも機嫌よく「いい仕事をしたね!」と喜んでいる様子だった。バリトンのフメロさんは、とても親しげで、まともにリハーサルをやってくれた(笑)。掲示板の書込みにバリトンがよかったとあったが、その辺の誠実さがやはり舞台に出たのだろう。結局は人間のやることなのだから心が一番。こうして音楽の神様はちゃんと見ているから、努力のし甲斐がある。

世界の超一級アーティストは気難しいみたいな話があるが、実はほとんどの人が人格者で人を気遣うような良い人だったりするので、良い人間関係が生まれてくるのだが、今回はこのようにあわただしい出会いだったので、不安は払拭できなかった。大きなツアーだと当然コンディションが第一なので、ご本人達はその調整に追われているというところだろう。またツアーはいろんなプライヴェートを同行していることが多く、そういう面でも忙しい。音楽家はみなさんお盛んで、留まるところを知らない。タフだね~とも言えるが、それだけストレスが多い仕事だとも言える。

a0041150_22534174.jpga0041150_22541050.jpgさてマネージャーの方々が、連日深夜の食事で焼肉三昧になっているのでお刺身が食べたいと言うので、それならばと和食の「漁場」葵店にお連れする。ここは私の大好きな博多の「イカの活き造り」が食べられる店。お寿司等もけっこう良いんだ。マネージャーの皆さんも仕事を忘れられた~!と大喜びの様子!イカの刺身はもちろんおいしいが、それでも博多のにはかなわない。でも残りのゲソや頭を天ぷらにしてもらえば、さすがにうまい!そして飛騨牛の寿司も絶品!ついでだから腕ぐらいありそうな「大海老フライ」を1本注文。1本2000円近くしたから人数分は頼まなかったんだけど、確かにうまかった(笑)。色々食べてシメは「稲庭うどん」の冷たいの。そんな中で1人「シーチキンマヨネーズ巻」を頼んだ人がいて、これが大量に来たのでもらったけど、太くてとてもおいしかった。満足!

a0041150_2255617.jpga0041150_22553372.jpga0041150_22555555.jpg

a0041150_2325263.jpgさて翌日コンサートは本当に盛り上がった。以前に世界の名歌手がここの会場で、あまり盛り上がらずに怒ってしまったという経緯があったらしく、主催者やマネージメントから「やはりテオ様が気にするから、何とかブラボーやスタンディングが出るようにしてほしい」とのリクエストが私に。でも「私に言われてもね~」でしょ?でも「やります!」というわけでトーク付き。「椿姫は悲劇なのになぜお客さんは笑っているの?」みたいなことをテオ様は言ってたらしい(笑)が、こちらも必死なのよ。そんなうちにお客様と心が通って、熱狂的なエンディングに!実はテオ様は「ツアーの最中にピアノとやるのは調子を崩しそうでイヤだ」と言っていたので、私は最大級に気を遣ってしまった。テオ様も「あなたが悪いのではないのよ、ピアノとやること自体が危険なの」と言ってはくれたが。バリトンはピアノとのやり取りも慣れているようで、面白く聴かせられていたが、世界のトップでオーケストラ以外とはやらない立場にあれば、テオ様の心配はもっともなこと。だからこそこの演奏会が、日本ツアーで前例を見ないほどの盛り上がりに出来て、本当に良かった。テオ様も大喜び!とりあえずは大満足でめでたし!ちゃんと高いEsも出していたし、ステージマナーは女王そのもの!オーラの作り方もうまい。そんな女王も舞台に出る前は発声をしている。音楽家というのはそういうことなんだよね。あの黄金の声は一夜にしてならずだ。

しかし疲れた。ホテルで倒れて爆睡。以前お世話になった豊橋のソロプチミストの会長さん達がいらしてくれて、とてもおいしいチョコレートを差し入れしてくださった。心から感謝します!

そして本日31日、頭痛も疲れもとれないまま東京に帰ってきたが、東京駅の「大丸」デパートは今日が最終日。11月6日からは隣接するタワーに移転。ということで大バーゲンをやっていたので、ちょっと見に行く。花瓶や服もほしいと言えばほしいような、でもどちらでも良いような感じだったのでパス。「大丸」と言えば常連だった「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」に顔を出した。

a0041150_0481744.jpga0041150_0484862.jpga0041150_0491596.jpg
こちらも移転するのだが、私の好きなメニューはずいぶん終わってしまうようだ。このレストランは一般にはちょっと評価が低いのだが、それはコースとかの場合にデパート内のレストランだけに、普通の並びになってしまうからで、アラカルトで選べばとてもおいしい。だから私のメニューは決まっていて、「ミネストローネ」「生ハムとブルスケッタ」「ゴルゴンゾーラのリングイネ」「海の幸のカネロニ」「チキンのモモ肉のカレー風味」「ティラミス」。どれもこれもおいしいメニューなんだけど、こんなにおいしいカネロニも終わりで、とても残念。よく知っているスタッフの人も「25年間の最後のお客様になりましたね(笑)。次の移転後のオープニングにも是非いらして下さいね」と声をかけてくれた。さ、明日からも頑張ろう。

a0041150_0521787.jpga0041150_0524184.jpga0041150_053260.jpg
by masa-hilton | 2007-11-01 01:04 | 日々の出来事
<< 急告!出演者変更のお知らせ あわびの天ぷら >>