貴婦人の来日

以前こちらこちらで告知したように、いよいよカバトゥさんがやってきた。カバトゥさんは以前日本ではBUNKAMURAの「ポーギーとベス」でベスを歌われたことがある。その後はマネージャーの不手際で、大きな歌劇場の主役をキャンセルした形で覚えていらっしゃる方も多いだろう。

先週のオルチャーニさんが元気印のスタミナいっぱいのおばちゃまだったのに対して、カバトゥさんはシャネルのメガネをかけ高級そうな毛皮に身を包み、ゆっくりと小声で話す貴婦人といった印象。とても美しくやさしく感じが良く、笑顔はジャネット・ジャクソンのような愛らしさもあるが、エレガントそのものだ。歌手は「良い人でなくてはいけない」と彼女自身が話しているように、とても素敵な人だったのでまずはホッとした。リハーサルでは官能的な「天上のピアニッシモ」とも言うようなPPでずっと歌われているのだが、もしかすると本番も?・・・・かもしれないしわからない(笑)。元気印のオルチャーニさんでさえ本番ではナーバスな歌い方に変わり、テンポも速く速くと言っていたのにぐいぐいと遅く歌っていたし。どういう風になるかは全く予測がつかないのが、外国人歌手とのコンサートだ。カバトゥさんは「あなたは一緒に音楽ができる人、外国にも来て頂けるかしら・・・」「パーフェクトですわ」と誉めては下さるものの、本番が始まるまではわからない(笑)。

1人でタクシーは乗らない・・・・という怖がりのカバトゥさんは、その貴婦人の姿でラッシュ時の中央線に乗ってホテルからやってくる(笑)。「この方が安心だから」と言うのだからスタッフの方も「じゃ、いいのかな?」って感じでもじもじ(笑)。

私の「ポギーとベス」の楽譜にはサイモン・エステスのサインがある。カバトゥさんにもサインをもらって、まさにポギーとベスの両方からのサイン入りの楽譜になった。

プログラムは以下のとおり

Frauenliebe und Leben, opus 42 de Schumann
・ Seit ich ihn gesehen
・ Er, der Herrlichste von allen
・ Ich kann's nicht fassen
・ Du Ring an meinem Finger
・ Helft mir, ihr Schwestern
・ Susser Freund, du blickest
・ An meinem Herzen
・ Nun hast du mir den ersten Schmerz getan

Otto melodies di Faure
・ Clair de lune
・ Le secret
・ Au bord de l'eau
・ Nell
・ Prison
・ Automne
・ Mandoline
・ Apres un reve

Giulo Cesare, de Haendel :
aria di Cleopatra : se pieta di me non senti

La damnation de Faust di Berlioz
Aria di Marguerite : D'amour l'ardente flamme

Carmen di Bizet
Aria di Carmen : L'Amour est un oiseau rebelle

Adriana Lecouvreur di Cilea
Aria di Adriana : io sono l'umila ancella

Madama Butterfly di Puccini
Aria di Cio Cio San : Un bel di vedremo

by masa-hilton | 2007-11-14 23:51 | 日々の出来事
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