新しい楽譜 「極上のピアノ」 

a0041150_15594398.jpg月刊ピアノの5月号の増刊号として、アレンジ集やピアノの名曲集を集めた「極上のピアノ」という楽譜が出版されます。割と弾き応えのあるアレンジで、コブクロの曲や新しいディズニー映画「魔法にかけられて」のナンバー等も載っています。

ここに「人気ピアニストのアレンジ」というコーナーがあって、ここに私の「星に願いを」が掲載。以前に書いたアレンジですが、ちゃんと美しく難しい(笑)。きちんとした仕事をしていました(笑)。

この「星に願いを」のアレンジは現在出ている「ピアノ・メロディ名曲集」のカプースチンもびっくりの「ルパン3世」なんかに比べれば、ぐっと弾きやすいのですけれど、ルバートを使って自由に、さらにファンタジーをひろげて弾かないと、あちこち意味不明に陥る感じになりますね。前奏から隠しテーマが盛り込まれていたり、中間部やコーダは弾きようによっては恋人を失神させるくらいロマンティックなのですが、テンポ設定とかご理解戴けるか心配・・・・いや!私の数多くのアレンジからこれを選んで戴けたのは、皆さんがよくわかってるからなんですね。何か嬉しくなってきました。

すべては直感的なものですね。考えすぎたりアナリーゼが物すごく出来ちゃう人って、逆に超つまらない演奏するもんです。あれは結局自分の演奏に足らないものを感じて、徹底的に分析してみようか?と思い立ち、それがやがて本末転倒(笑)、「分析大好き人間」になってそちらがメインになってしまったのです。こういう人を業界用語で「下着フェチ」と呼びます(爆笑)。曲と楽器のメーカーの相性にこだわりすぎる人も「下着フェチ」のお仲間です。大切なのは「中身」のはず。晩年のコルトーのように、傷が多すぎてエッセンスだけしか伝えられなくても、「下着フェチさん」よりはずっと何かがあるように聴こえてきます。

実は、真剣に勉強していればいるほど、そういうことになりやすいものです。揶揄したような言い方をするのは、自分に対する戒めでもあります。だから私は「楽しいこと」「ロマンティックなこと」を感じさせる音楽を目指して、がんばっていきたいと思います。そのためにはどうすればいいのか?とりあえず、今晩もおいしいものを食べてみることにいたしましょう(笑)。それでは楽譜もよろしくお願いいたします。
by masa-hilton | 2008-04-23 16:15 | ニュース
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