家田紀子「プッチーニ作品集」CD収録で静岡へ その1

以前にも書いた通り、4月末日から静岡に出かけて行き、ソプラノの家田紀子さんの3枚目のCD録音を済ませてきた。さすがに実力者、そして私たちと気の合ったエンジニア・スタッフとの仕事ということで、全て順調に予定通り!スムーズに進む。前回スーパートリオのときは音決めに手こずったが、今回は30分とかからなかった。本来良いホールを選んでやっているわけだから、これであたり前なわけだけれど、今回はいつも通りにサクサク進んだことに感謝。初日に半分も録れてしまった。

ナミレコードの満川社長とはもう20年来のお付き合いだ。実績もあり経験も豊かで、音楽をよくわかっていらっしゃる。さらに私たち音楽家の良き味方でもあるので心強い。だからこそ個人で制作するCDレーベルとして、ナミレコードは我国最高の品質と信用を勝ち得ているわけだ。

a0041150_174891.jpg今回場所は静岡のAOIホール。これは私が推薦した。とても良い響きだし最高のホールの1つだと思ったからだ。今回は館長やプロデューサーまでが、お土産のお菓子すら受け取らなかった「公的ホール」ぶりにも驚いたが、時間延長にもお目こぼしない役人的な対応にも驚いた。もちろん正しいことではあるが(笑)。ここを文化の発信地とし音楽の溢れる空間を目指すなら、プロのそれもCD録音等にはもっと優遇措置をとるべきだと思う。ホール使用のCDができることは宣伝になるわけだし、良い印象はさらにホールを稼動させ、存在感を全国に示し多くの演奏家も訪れることになる。むしろ招聘すべきことだ。一方で野平さん等を芸術監督に迎えて、皆さんのホールのような企画を作っても結局は敷居は高いまま。せっかくこれだけのすばらしい音響!多くの演奏家に気軽に使ってもらえるように、是非そうなってもらいたい大好きなホールだ。

あと好みではあるが、ここのスタンウェイはあまり色の出ない感じのピアノだった。もっと個性のあるピアノが欲しい。でも例えばヤマハもあるのに舞台に乗せられないとか・・・。せっかく静岡でヤマハ本社にも近い環境なのだから、ヤマハピアノもきちんと搬入されていたほうがよいだろう。メンテの面でもまたいろいろな対応も出来ただろう。今回はそれを事前に不備も想定して、ヤマハのほうからトップチューナーの花岡さんを派遣してもらった。スタンウェイはヤマハの技術者には触らせないというようなホールもあるが、そこは大変寛大ですばらしい!

a0041150_1221029.jpga0041150_1222775.jpg私は中学生時代静岡に住んでいた。その後演奏会で訪れても日帰りが多くスルー。私がいたころ静岡では良いホテルといえば「中島屋」。ご飯を食べに行こうとすると「中島屋に行くか?」みたいなことになった。そのうち駅直結の「ターミナルホテル」ができて「中島屋」は廃れていったが、「ターミナルホテル」も外国人からは「墓場ホテル」というような意味らしいのと、結構お化けもでたりするので「アソシアホテル」になったとか(笑)。ホントかな?今回はその「アソシア」に泊ったのが、なるほど廊下は幽霊が出そうな雰囲気もアリ。朝食はなかなかおいしい。特にメタボなシェフが作ってくれる「チーズオムレツ」はさすが!良いお味だ。チーズもたっぷりでバランスも良い。サラダのところにサラダ用のハムが何種類か置かれていたのが良いし、自家製らしいポテトサラダの味も良かった。

a0041150_139648.jpga0041150_1392820.jpg駅前の「松坂屋デパート」も懐かしい。「東海軒」の弁当も東京へのレッスンに通うときにずいぶんお世話になった。というわけで「東海軒」の鰻弁当を買ってみたのだが最悪。かつての東京駅の最低の鰻弁当をさらに小さくした感じだ。で、次は「松坂屋デパート」の「お好み食堂」の「ひつまぶし」に挑戦。これはずっと良い!この「お好み食堂」も、よく母に連れられて買物に行った思い出の場所。鰻の量が結構あって満足。だし汁をかける前の「鰻丼状態」のときのほうがうまい(笑)。となると「ひつまぶし」としてはどうかという話だが、2300円ぐらいだったし以前に書いた「備長」のようなわけにはいかない。でも充分!「松坂屋」の中は懐かしさより、東京のデパートに比べて随分みすぼらしいことに驚く(笑)。同じようなものが売っていても、ちょっとかわいそうなディスプレイぶりだった。
by masa-hilton | 2008-05-04 02:03 | 日々の出来事
<< 家田紀子「プッチーニ作品集」C... 資生堂パーラー「サロン・ド・カ... >>