深まる「キラク」の謎(笑)

前に書いたが、「キラク」が全く変わってしまった。前は娘さんがメインでやっていたが、今は男3人が料理を作っている。メニューもそのままだというのが、さらに不思議。兄弟で相続問題じゃないのかとか、周りの店で噂が飛びかう。味のほうはどうなのか?と私もあちこちで聞かれた。いや、私は評論家でもレポーターでもないからさ、行ってこいと言われてもね(笑)。

a0041150_9271422.jpga0041150_9295770.jpg今回は、以前からこの「キラク」でお気に入りだったビーフカツを食べる。大体値上がりしているし(笑)。このビーフカツで1800円はきついんじゃない?まあ老舗の看板があるから、釣られるお客さんはいるだろうけど。そして以前は家内食堂というイメージだったが、現在揚げているおじさんは職人ぽい。カラッと揚がってそういう意味ではおいしいのかもしれない。中の肉には火が通ってしまっている。以前は小さめなものが3枚だったが、今はやや大きめな2枚になる。結果、量は少なくなったし、盛り付けにもパワーがない。腕は上かもしれないが、ありきたりな印象。以前は、ちょっと油キレの悪い感じのジトッとしている感触が、中のレアな肉と不思議なハーモニーを出していて、個性的で私はけっこう好きだった。

これじゃとても通う気にはなれないね。なんとなく美味しくない。

まだ食べてはいないが、ポークソテーは肉は以前より厚そうだ。焼いているおじさんは、一回お皿に乗せたやつを手で焼き具合を確認して、もう1度焼き直したりしていた。不慣れな感じというか、そういうのを見ちゃうと食べる気がしないね。でもそのうち食べてみないと(笑)。お金がもったいない気もするよね、値段も上がってきて「宇田川」に近くなってきているからね~。だったら「宇田川」の豚テキの方が数十倍良いはず。どうしようかな?微妙。

とにかく思い切って聞いてみた。「以前の人たちはどうしたの?」って。すると奥から女の人が飛び出してきて、「オーナーは一緒です」と先代の写真を指差した。先代は亡くなっているのに不思議な話だ。やはり違う兄弟かゆかりの人ではあるらしい。「職人を雇うようにしたんです、全部同じです」とは言っていたが、味は同じではない。「前の人たちは、天麩羅の中山の近くで店やるらしいじゃない?」と言ったら、全員の顔が驚きの色に変わった。「本当ですか」・・・・え?知らないの?噂だけどみんな言ってるじゃない(笑)。「うちとは関係ありません」と厳しく言い切っていたが、これはおかしい。だってついこの間までここでやってた人たちなんだから。謎は深まる。ただもし旧メンバーが以前と同じ値段で新しく店を出したら、やはりそちらに行くかな~。何事も個性は大事だ。普通な感じになっちゃったなら、高級カツなら「宇田川」、安くてうまい「はしや」に行くほうがずっと良いだろう。「はしや」なら2000円あれば3回行けちゃうよ。

もともと先代の作っていた「カツ」というのは、肉を賞味期限ギリギリまでねかして、その瀬戸際のものを使って料理をしたものである。娘さんたちでさえ、味が落ちたと心ない悪口を言われていたが、独特な空気は伝えていたと思う。さ、これからどうなるのだろう。本当にもう一つの「キラク」がオープンするのだろうか?

その後の本物の「キラク」は「そときち」として無事出店(情報はこちら)。しかしその後登録商標で責められて、改名に追い込まれることになった。ちょっとひどい話である。
by masa-hilton | 2008-07-28 09:58 | 趣味&グルメ
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