レトロな空間 日本橋の「メラミ」と「あらじん」

感性は十人十色。でも流行があってなんだかんだ画一化されてしまう。最近和食や焼鳥・お蕎麦のお店でジャズがかかっていることが多い。どうして(笑)?「お洒落だから」とか言うのだが、ジャズはいつからお洒落な音楽という認識になったのか。もともとはもっと野卑だったりコアな音楽だったのでは?クールなジャズだって本来は病的なものなんじゃないのだろうか?大人の雰囲気があるというが、モダンジャズを作った人たちは意外に若く、薬などで早くして亡くなった人たちである。BGMが演歌なのは個人的にキツイ。でもクラシック音楽も難しい。その曲の持つ何らかの意味が伝わるから。

BGMなんかは店主が好きな音楽でいい。イタリアンの「ヴェリッタ」なんかは思い切りタンゴがかかっていたりして、おかしいといえばおかしいけれど画一化するほうがつまらない。私なんかは好みで、同じパターンでガチャガチャする曲はあまり好きではないんだけれど、それが悪いということは絶対にない。ラップだってもちろん好きではないんだけど(笑)、それを打ち消すのは良くないと思う。色々なものが存在して、そこに好き嫌いがあって、それが年とともに変わってきたりするのも楽しい。

a0041150_17433667.jpga0041150_1744065.jpg人の趣味や行動は時としてさらにわからないこともある。何か好きでよく行ってしまうレストランが「おいしいから」という理由でなかったりして(笑)。例えば日本橋には昔ながらの古めかしい喫茶店が多いのだが、そこで食べられるスパゲッティやハンバーグはおいしいかどうかはわからないんだけど、いいんだよね。そのゆるい空気に心が癒されるのだろう。

もう少しBGMが小さくかかっていて、禁煙だったらどんなに良いかとも思うけど、しばらくいるとそんなことも忘れてしまう・・・・昭和通りを三越のほうにちょっと曲がった所にある喫茶店の「メラミ」。優しさと厳しさがあるようなお母さんのようなママが作る「アカスパ」こと「ナポリタン」は、「3丁目の夕日」なぞ見なくても、充分にタイムスリップできるものだ。

a0041150_1801522.jpg上の左写真のように、ミニサラダといっしょに冷凍の焼おにぎりがついてくる。なぜだ~?(笑)そしてナポリタンは意外にもソフト麺ではない。ウインナー、ベーコンと一緒にえのきだけがはいっているのが、何とも微笑ましい。このセットは850円。コーヒーだけでも350円。「ロン」がケチャップの濃い味で懐かしさを呼ぶ「ナポリタン」なら、こちらは割と薄いケチャップでより家庭的な味に近い。忙しい時間を忘れられるこういう空間は、なくなって欲しくないよね~。

さてこちらは有名店だが、もう少し三越寄りに「あらじん」というオムハヤシが有名な小さな洋食屋がある。八木長の隣の地下。次から次にお客さんが絶えることはなく、みんなここのオムライスが大好きなようだ。味はデミグラスソースが普通においしい(笑)。この普通においしい感じが逆に良い。ここで「たいめいけん」みたいなのを食べたくないし、達ちゃんぐらい個性的だとこの行列はないだろう。今回は「オムバーグ」1000円。中のチキンライスがハムライスなのが惜しい。もっとしっかり味がついている方が好きかな。でも文句を言うほどのことじゃないし、とにかく安い!この値段ならOKであろう。厨房は多分ご家族?でこの忙しさゆえにいささか「うんざり顔」で仕事をしている(笑)。昔のキラクと同じ空気だ。常連になったら笑顔で話せるのかな?

個人的にはオムライスもハンバーグも「ぐるとん」の方が好きかもしれない。「ぐるとん」でもオムバーグをランチで出せばいいのにな。「あらじん」も夜はもっと多彩なようだね。また行こう!
by masa-hilton | 2008-11-28 18:03 | 趣味&グルメ
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