ジュゼッピーナ・ピウンティさんに会う

もともとは7月にいらっしゃる予定だったピウンティさんが、コンサートを延期なさり来日中。リハでお会いした感じは気さくなそしてモダンな感じの女性。チラシの写真も美しいけれど、これとは全く感じの違う美しさ。多分舞台は映えることと思いますね。ナスターシャ・キンスキーの感じとも言えるけれど、ちょっとスペインとかの系統なのか、色白ブロンドの白人女性の美しさではなく、マリア・カラスのような雰囲気も感じます。

私のことは調べてきていて「あなたがイタリア系が得意そうだからトスティを入れたのよ」みたいなことを話していました(笑)。また「音楽は歌手じゃなくピアニストが作るのよ。明日は頼りにしてるわ、あなたのゴッドハンド」とか言って笑って、飾らないとてもナチュラルな感じが素敵です。

曲は移調したり、またバージョンの違う伴奏譜だったりと、急なことでゴタゴタはしていますが、リハーサルは「何も問題がない」と(笑)、いたってゴキゲンでお別れしました。ファリャの有名な歌曲は意外なほどあっさりですね。スペイン系の人ほどこういうように歌うものです。私はもっと官能的だったり神経が細やかだったりの歌い方が好きだったりするのですが、基本的には民謡の採譜なんだから、シンプルのほうが正しい解釈だと思います。昔ベルガンサのCDを聴いたときに、あまりにあっさりといかれたんでとてもガックリ来たことがありました。舞台だとさすがにもっと表情も豊かでしたが、王道はこんなものかいな?と思うと、私も若かったのでやる気もなくしたりしました(笑)。実際のところは、演奏する側にとって、シンプルに歌っていくのは大変難しいと思います。リハーサルはフルヴォイスでもないので、ステージではどのようにされるのか、とても楽しみ。トスティの3曲目や「ママも知る通り」は内省的な表現で素晴らしい。オーケストラばりにガンガンやって欲しそうなので明日も盛り上がることでしょう。

曲は以下の通り。本人の希望でピアノのソロが3曲・・・・こういう歌手からのリクエストはけっこう多いのですが、いろんな考え方があると思うのです。ここぞとばかりに(オペラに関係ある曲でも)技巧的なド派手な曲を弾くのは、私はあまりに配慮がないと感じるのですがいかがでしょう?もちろんジョイントなら話は別です。ファミリーコンサートならさらにドカーンと一発(笑)!ですね。もともと伴奏のときはピアニッシモを多用していくので、指とも馴染まずにソロは弾きにくかったりもしますね。やはりここは雰囲気を壊さない静かな曲が1番でしょう。

●De Falla: Siete canciones populares espagnolas
El Pano Moruno
Sequidilla Murciana
Asturiana
Jota
Nana
Cancion
Polo

(piano solo)

●Bizet: Carmen: Habanera
●Bizet: Carmen: Seguidille

(piano solo)

●Gounod: Sapho: O ma lyre immortelle

INTERMISSION

●Tosti: Quattro canzoni d’Amaranta
Lasciami! Lascia ch'io respiri
L’alba separa dalla luce l’ombra
In van preghi
Che dici, o parola del Saggio?

●Mascagni: Cavalleria rusticana: Voi lo sapete o mamma

(piano solo)

●Massenet: Werther: Va, laissez couler mes larmes

●Verdi: Don Carlo: O don fatale

by masa-hilton | 2008-12-13 23:50 | 日々の出来事
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