日記風に(笑)

何かと、特に事務的な作業が忙しくなるとブログはどうしても後回しになってしまう。昔から日記を書くような趣味はないので、いったんペースが落ちるととことん落ちてしまいそうだからいけない。

14日のジュゼッピーナ・ピウンティさんのコンサートも無事に終わる。お客様はやはり、メゾよりはソプラノのほうがお好きなのだなということは感じる。どうしても激しいアリアでも最後の最高音が中途半端な高さになってしまうし、地味な感じは否めないのだろう。でもメゾだから良いという歌曲もあるし、今回のファリャのような曲はメゾのほうがシックリ来る。「女の愛と生涯」等もメゾの声で歌われるほうが私は個人的に好きだ。ピウンティさんはスタイルも良く、やはりカラスのような風貌でサイン会は人が集まって大行列!50分近くかかった。「ドン・カルロ」のときに事故があったが、どういうことだったのかを解説すると、彼女が2番目のフレーズから歌いだしてしまって、そこに飛ぶかどうか私が考えているうちに彼女が中途半端に戻ってきて(笑)、わからなくなって止まってしまったということだ。もちろん失敗はないほうがいいに決まっているが、こういう瞬間にその人の人間性が垣間見られるので、お客様もむしろ楽しく受け止めてくださった感じもあった。音楽的な相性はかなり良く、弾きやすかったし、何よりご本人にとても喜んで戴けた。厳しいプロデューサーからも「今日は斎藤さんのうまさが光っていましたね」と直接言って戴けたのが、とてもありがたく嬉しかった。めでたしめでたし(笑)。

15日は評論家の真嶋さんの主催するパーティに出かけた。私は外交的でにぎやかなのは好きなのだが、パーティはちょっと苦手。信じてもらえないだろうけど(笑)積極的に人の輪の中に入れないのだ。興味のない話には目が輝かないし、自分の顔を売るために~みたいな態度もとれない。おまけに立食は特に苦手。私は個人的な付き合いのお食事会とかで、隠れ家的なレストランで好みのコースを静かに戴いたりするのが好きだ。基本的に酒を飲まないからいけないんだとは思うが。しかしこの会は真嶋さんの心配りで、なかなか楽しい会で盛り上がっていた。演奏家が30人も集まるというのは壮観。若い世代の菊地くんとか干野くんに初めてお会いしたのだが、風貌から来る私の持っていたイメージと随分違った感じの人だった。また旧知のデュオプリマや宮谷さん、高橋さんは元気そうだったし、チェロの水谷川さんは久しぶりの再会だった。普段私の周りにいる演奏家たちとは違うカラーを持って、それぞれの道で輝いている人たち。多くの人たちと出会うのはとても良いことだ。それも星に隕石や衛星が遭遇するようなのではなく、星と星とのゆったりとした出会いが好きだ。

そして17日は新宿の某ビルでイベントコンサート。ザ・スーパートリオで楽しくやってきた。イベントということで、外ではないけれどオープンスペース。あいにくの雨で寒い風が吹き込むので、お客様が随分寒かったのでは?と心配した。演奏のほうは何の問題もなく、3人でとてもハッピーな気分でゴキゲンに終えることができた。

今年は気分的に非常に落ち着いていて、ちょうどトコディとやっていた頃のような集中力のある演奏ができてとても嬉しい。静かな精神状態のほうがテンションは上がるし、小ワザの効いた表現を本人も楽しむ風情がもともとの芸風なので、この感じが不可欠だ。演奏会前にうるさくされたり、他の雑事や話を持ち込まれたり、あわただしい状態にさせられては感興が削がれる。それはあたり前の話だが、これがなかなか実現されない。だからこそザ・スーパートリオの上品なお付き合いのテンションも、とてもやりやすく性に合っている。今年は演奏に於いては大変気分の良い1年になったと思う。

さて。もうすぐ誕生日が来て私は大台に突入する。感慨深いことは何もない。ただ大ショックなことが1つ。私はメールや手紙で、最大の感謝の意を表すときに「このたびは大変お世話様になりまして、まことにありがとうございました・・・」みたいな文章をずっと書いてきたのだが、どうやらこれが誤りらしい(笑)。「お世話様」はもともと目上には使っていけない言葉だそうな。「お」と「様」がついているからだまされた。もしかすると親が使っていたのかもしれない。「世話する」というのは目下に対してすることだから、丁寧になったところで目上には使えないそうだ。常識が欠けているのは知っているけど大ショックだ~!年賀状にもいつも書いていたと思うし、田村先生や園田先生、安川先生や紘子先生にも絶対使ったと思う。あ~~参ったな!恥ずかしい(笑)。漢字の読めない総理を私は笑えない。そういえば「人工甘味料」を「じんこうあまみりょう」と読んで笑われたこともある(笑)。だめだ!
by masa-hilton | 2008-12-18 03:13 | 日々の出来事
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