赤坂のフレンチ「コム・ア・ラ・メゾン」に行く

25日の光が丘でのコンサートは大成功だった。毎年やらせて戴いているコンサートだが、今年は11月になってもお話が無かったので、寂しいなあ(笑)とか思っていたのだが、わずか1月前に決定。今年もソプラノの家田紀子さんとの楽しいコンサートになった。そんな状態だったのに集客はいつものように素晴らしく、あっという間に650人。東京文化なら満席、王子ホールなら2回出来るし、浜離宮だって溢れちゃう(笑)。ありがたいことだ。毎年楽しみにしてくださっている方が多く、それもまたとてもうれしい。感謝の気持ちでいっぱいだ。

a0041150_43343100.jpgコンサートのほうはこれで一段落だが、何かと忙しい。もちろん楽しいこともいっぱいある。そういえば今年は随分と友人達と食事したりして遊びまわったし、仕事でも多くの方とめぐり会ってパーティや食事にも誘われた。こういうのはけっこう久しぶりだったよな。12・3年前ぐらいに戻ったようだな~今までいったい何してたんだろう(笑)。そんな感じの中、お世話になった人と楽しく赤坂の「コム・ア・ラ・メゾン」に出かける。このレストランは私が知らないと思い決めたらしいのだが、以前TBSの女子アナの皆様とここでワイワイやったことがある。ただし、そのときの料理の味は全く印象がないし、何を食べたかも覚えていない。お店のかたは覚えていてくださって、「あれからメニューは変わっていませんから、同じようなものを食べられたのですよ」と言われたが、今回食べたようなものならきっと覚えていると思うのだが(笑)。

普段はお酒を飲まないことで有名だが、飲まないのはビールと日本酒で、おいしければワインは飲む。それもビックリするぐらいがぶ飲みするのだ(笑)。ワイン通の人が相手だと、私の好みの感じのワインがわかるので、好きな感じのものをセレクトしてくれる。前回も銀座で選んでくださったワインがとてもおいしかったけれども、今回もおいしい。けっこう飲んでしまった。2本目にとったものは「お料理に合うから」という選択だったので、ちょっと好みとも違ったのでパスした(笑)。私の好みのワインを持ってきてもらう「言いかた」を教わったりして、とても楽しかった。
フォアグラのテリーヌはさすが「家庭的なフレンチ」を出すことにおいては最高のレストランと言われるだけのことはある。温かみのある味だ。それでしつこさもなくバランスが取れている。この店で有名なメニューである「ラタトゥイユ」と「鴨の心臓の串焼き」は期待したのだが、普通な感じだった。期待が勝手に大きすぎただけで、何が悪いということはもちろんない。「ラタトウィユ」は特に平凡であっさりしている。もともとパンチに欠ける料理だから普段なら頼まない(笑)。「鴨の心臓」も思ったほどではなく、普通に焼鳥のハツ風だ。それなら「とり鈴」のようなレアな感じの残ったハツのほうが、ずっとうまいし私は好きだ。やはり昔の記憶がないのは、この辺りのインパクトの薄いメニューがそうさせるのだろう。

でも次に出てきたのは凄いスープだった。家庭的なスープと言ってしまえばそれまでだが、日本ではそんな気軽には食べられない味。個性的だが馴染んでくるとうまい。「獣」の味のするスープ。じっくりと旨みが染みわたる感じ。この「スープ・ド・ガルビュ」は、お店としても看板メニューの1つらしい。白インゲンやジャガイモの味に、豚の骨や脂などが加わる。これはひょっとすると「母の味」とも言うべきものかもしれないが、なかなか曲者の味わいだ。

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次の生ハムは実は最初から「ぜひ食べてください」と勧められたひと品。でも生ハムは、どんなにおいしくても生ハムだから(笑)と思って、無視してしまったのだが、ワインが進んでしまったので急遽頼むことにした。ビゴール豚というのはバスク地方の豚と同じような種類らしいが、もともと「イベリコ豚」の料理を日本で最初に扱っていたような感じだったのだが、最近はあちこちに出回ってしまって味的にも今ひとつなので、このビゴール豚を使うようになったらしい。これがうまい。シェフには悪いけど、これが1番うまかった。ちょっとやちょっとの味じゃない。濃厚でありまろやかで、肉に甘みのような旨みがある。

a0041150_536812.jpga0041150_5365063.jpgそして最近おいしいところを探しているトリッパ(トリップ)。これは大当たり。今のところ1番うまいトリッパだ、まず臭くない。トマト味ではないのだが、塩&ガーリックの味でもない。これは煮込みの勝利だ。ハチノスと豚足を煮込み、人参や内臓から出る自然なうまさを充分に活かしている。マスタードをつけても良い。こりゃうまい。

店は狭く、下町的雰囲気のビストロ風。美女を連れたおじさんのお客がいたが、美女はこの店が気に入らず怒っていた。きっときれいな皿数の多い店を望んでいたのだろうが、この店の良さがわからないとは随分と無粋な女だ。男なら若いうちは、良いおっぱいの持ち主なら、多少のことは譲歩したりもするが、今ではそんなことだけで惑わされることはない(笑)。デートでここに来たおじさん、店を選ぶセンスは良かった!
by masa-hilton | 2008-12-27 04:21 | 趣味&グルメ
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