ペルシャ料理の専門店「アパダナ」に行く

私は散歩が趣味ではないがよく歩く。自宅からだと馬喰町を越えて薬研堀の辺りを徘徊するのも好きだ。気になるお店も実は3軒ほどある。そこから東日本橋を通り抜けると浅草橋に出る。ずいぶん遠くまで歩く感じもあるが、意外にすぐだ。この浅草橋というところは何ともいえないディープな空気が流れている。同じ問屋街といっても小伝馬町辺りとはずいぶん違う感じだ。浅草橋といえば柳橋界隈でもあり、屋形船の船宿、昔ならば待合茶屋、まさに花街の料亭の名残がある町。レトロな建物も多い。有名なのは人形の吉徳等の人形店が立ち並ぶこと。駅前はラーメン屋と蕎麦屋ばかり。駅の裏手には源義家ゆかりの銀杏岡八幡神社があり、これがまた雰囲気がある。この神社のすぐそばに「ペルシャ料理専門店」の看板があり、興味本位で入ってみたのだが、とてもおいしい!これからは通っちゃおうかな~と思っているのだ。

a0041150_10253847.jpgペルシャの料理というと、トルコのほうの料理かな?とかね(笑)。とてもエスニックで辛そうな印象があるが全くそうでない。まずここで言う「ペルシャ料理」というのはイランの料理のこと。レストランの名前は「アパダナ」。アパダナは遺跡で「謁見の間」のことらしいね。オーナーはイランの人。在日7年になり、イランの家庭料理を伝えたいとオープンしたらしい。お店の中はペルシャ絨毯ではないが(笑)、エキゾチックな感じで楽しくあたたかな雰囲気。1000円出すと映画で良く見る、回し飲みをする水パイプ(水タバコ)とか体験可能。またイランの代表的な味はサフランだそうだ。出されたお水はバラの香りがするローズウォーター。

メニューをざっと見て「シシカバブー」ぐらいしかわからない。それも「シシキャバブ」だ(笑)。とりあえず初めてなので無難そうなものを選んだ。まずはシチューで「ゲイメ」。これはエジプト豆とラム肉を煮込んだトマト風味のもの。食べやすいしおいしいし、臭みも一切ないし辛くもない。トマトの感じではなく、何か南フランスの家庭的な濃厚なスープを思い出した。むしろ赤坂の「コム・ア・ラ・メゾン」の「スープ・ド・ガルビュ」のほうがずっと癖があるのではないかな(笑)?そして山羊のチーズのオムレツを食べようかと思ったのだがこれは次回。今回は「ミルザガセミ」という卵料理にした。きれいな卵を「えい!」とめくると(笑)中身はナスとトマトを炒めたものらしいが、ペースト状のような独特なお味。お味噌のような複雑な感覚でこれも実においしい。カスピ海地方の有名な料理らしいね。

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a0041150_10343323.jpgメインはシシカバブーじゃなかった「シシキャバブ」。ラムのローストである。やや硬めのお肉をワイルドに戴く。それだけじゃつまらないので「クビデキャバブ」というミンチのあぶり焼きをコンビにしてもらった。こちらはまさに「つくね」焼きのような風味。両方とも赤い色の香辛料「ソマック」をふりかける。赤い色で七味みたいだが辛くない。むしろ塩気と酸味を増す感じで、かけるほうがうまい!ボリュームたっぷりで草原の野人になったような気分で、おいしく戴いた。付け合せのポテトサラダがまたうまい。「オロヴィエ」と言ってピクルス・タマゴ・鶏肉が入っている「ペルシャ風」なポテトだということ。そしてシンプルながらもおいしい焼きトマトと、自慢の「サフランライス」が添えられ、これもとてもうまいのだ。実は私はサフラン・ライスが嫌い(笑)。何か安っぽいイタリア料理とか、鶏のクリーム煮の横に油っぽく臭くてんこ盛りになっている印象があって、嫌なのね。でもここのは美味と思った。この店の特徴なのかもしれないが、あたりは何となく「薄味」のようですっきりしていて、実は深い濃厚さが隠されている感じなのだ。いやあ、大満足。とてもおいしかったし、ここはぜひ通いたいお店だ。太田会もやってしまおう(笑)!マネージャーの川島さんもきっと好きそうだね~。彼女の企画のコンサートの打ち合わせでも使おうかな。

2007年オープンとあるからまだ新しい。ベリーダンスのようなイベントもやっているようだね。近々また行こうと思うので、ご報告いたしますよ!
by masa-hilton | 2009-04-28 10:44 | 趣味&グルメ
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