あわただしき1週間 最終回

気持ちも吹っ切れて思い切り行った本番はさすがにすばらしい(笑)。って自分で言ってはいけない。でもスーパートリオの最近の本番では最も調子が良かった江別でのコンサート。お客様の盛り上がりも最高で本当に嬉しかった。また家族のように迎えてくださり、打ち上げでも温かいお気持ちに触れることが出来た。ここでCDを作って本当に良かった。実際コンサートでもホールの響きは最高だった。

翌日は札幌に向かって羽田へ無事到着。しかしここで終わりではない。赤坂さんはエローラホールでのリハに向かわれたが、私は3時から本番。既に1時を過ぎている。管理人さんにお迎えに来ていただき、荷物等を手伝ってもらいながら慌てて有明のブックフェアに向かう。

いや東京は暑い。これだけで疲れる。ブックフェアはさすがに凄い人手だ。クラクラしちゃうよ(笑)。でもタクシーの移動が順調だったので、思ったよりは早く着き小休止が出来た。この間扇子を失くす。まただよ。失くさないように高い扇子を使っているのに、失くすから話にならない(笑)。良いやつだったのになあ、惜しい。

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ブックフェアでのイヴェント自体も、前回出演のときよりずっと人が多く集まって、賑わっていた。ヤマハの全面協力で電子ピアノを持ち込んでいただけて、こちらにも心より感謝。

とにかく心配なのは明後日のヴァイオリンのコンサート。まずリハーサルもしていないし、当日初顔合わせのレパートリーも間に合うかピンチな感じだ(笑)。でもさすがにバテたのでまずはエネルギー補給。ホルモンみたいなのをいっぱい食べたかったので、上野のディープな焼肉に行くことにした。実際に行ったのはまともな店。わりと老舗な方だと思うが、アメ横周辺とはいえ御徒町寄りの「陽山道本店」。和牛焼肉、ホルモンがいっぱい食べられる店だ。最初にディープな感じの「壷漬カルビ」。これは予想通り味も濃い!そして柔らかいお肉でうまい!暑いときはどうしてもこういうものの方がうまく感じるね。ちょうど良いことに今「ホルモン祭り」というのをやっていたので、さらに「上ミノ」「ハチノス」「ヤン」「ギャラ」「ホルモン」「レバ」と頼んでいく。おいしいじゃないの。満足だ!冷麺もうまそうだったが、何だかんだでおなかいっぱいになってしまった。

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翌日は鬼練習して岩手に向かう。一関でのベリーノホテルのコンサートはもう5・6回目になる。お客様の中には待っていてくださっている方もいらして、終わってからは写真の撮影大会サイン大会で盛り上がる。話が前後してしまったが、朝7時の新幹線で向かって10時からリハーサル。長年にわたり首席奏者としてウィーンフィルハーモニーをリードしていらしたペーター・ヴェヒターさんとは初対面。仕事の合間のヴァケーションとして奥様と滞在していらした。人間関係もリハーサルもスムーズ。私の大好きなタイプ。演奏するのが大好きで大好きでしかたがなく、誰にも止められないタイプだ(笑)。

ハイドンやモーツァルトも音楽の表情とともにテンポも大きく変える。人間的な解釈だ。日本人の演奏家ならありえないだろうし、もし日本人ふたりの組み合わせでこの解釈なら、批評家もおタクの皆さんも黙っていないだろう。本当におかしな話だ。私はこういうフリーな解釈は大好きだが「本来音楽はどうあるべきか」などとは語りたくはない。室内楽も歌曲にしても、巨匠との共演を通じて曲の解釈を知ってはいるが(教えてくれと言われれば教えるにしても)、誰にも押しつけたことはない。ただし正しいか正しくないかはハッキリしている。日本の場合は教育に問題があって、それをほとんどの人が知らないんだから、コンサートはそれぞれが自分の思いで演奏すれば良い。今回はとても楽しいコンサート!演奏する喜び!大成功でめでたしめでたしだ!よかった~!

a0041150_11263779.jpga0041150_11272527.jpgウィーンのワルツは独特。私はウィーン物はウィーンの方々に好評だし、日本人の中では違和感なく合わせられるタイプだと思うが、今回は細かく色々な技も教えてもらって大変有意義だ。本番もノリノリ。やはりステージは自分を信じ遠慮せず、獰猛にノリノリなのが最高。朝10時からずっとリハをして、4時過ぎからは子供たちのためにステージをやり、夜はコンサートとディーナーパーティと1日に4ステージ分ぐらい演奏した。楽しいから全く疲れない。

そしてこのベリーノホテルの食事がすばらしい。お昼の和定食も凄かったのだが、リハの合間だったので写真に撮れなかった。ディナーのほうも演奏が忙しかったからメインのステーキにフォアグラが添えられた「ロッシーニ風」しか写メできなかったが、この肉料理は大変おいしかった。

さてさて、東京に帰ってきたがやることがいっぱいだ。いっぱいだけど、まただれてしまった(笑)。まあ、1日2日はしかたがないだろうね。

a0041150_11481457.jpga0041150_11484234.jpgリサイタルのプログラムの変更をしたり、アンサンブルの曲目を調整したりという事務的なことから、編曲の作業もスタートさせた。暑いせいか編曲は進まないね~(笑)。参った参った。ピアノの練習も色々な事情が重なり、思い切り長時間できなくなっている。

何事も愚痴を言っても始まらない、すべては工夫していくだけだ。うまく工夫をして、また楽しいコンサートにつなげて行きたいと思う。ヴェヒターさんも他の日本人演奏のテンション低さについてコメントしていたが、やはり音楽は表現を体全体で感じて、まずは本人が楽しんでいなければ意味がない。私もまた「小粋なおじさん」路線はやめて「存在そのものが音楽のようであるような」熱い人間にもどれ!と神様に命じられた今回のツアーだった。ファイト一発~がんばるぜ!

癒しは地元で天麩羅の「中山」。久しぶりに「天丼」を戴いているとトマトやラッキョウ、そしてデザートにスイカも出してくれた。人形町の味だ!お話していても温かく、やはり「中山」さんは最高だね!時季的には「タカベの塩焼き」や「アワビの天麩羅」のころだ。また食べに行こう!
by masa-hilton | 2009-07-17 12:04 | 日々の出来事
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