昨日は「大森ベルポート納涼祭」で弾いてきました!

昨日のお昼は「大森ベルポート」の納涼祭でのコンサートでした。ひょっとしたら2000人ぐらい入りそうな場所で、私は3度目の出演。でもソロでの出演は初めて。オープンスペースでの無料コンサートということで、何ができるかという不安はあるものの、調律も花岡さんだったのでピアノも快調。満員のお客様で楽しく充実したコンサートになってとても嬉しい時間でした。

告知しませんでしたが当然満席になると思っていたので、失礼しました。お客様からは「無料コンサートなのに本格ガッツリコンサートで感激しました」という反響多数いただき、こちらも感謝いたしております。無料だろうが有料だろうが、いらしていただいた以上は楽しんでいただかなくては!ね。うまく行ってよかったです。それでも時間がなくて1曲削りました(笑)。

斎藤雅広編        帰れ!ソレントへ~愛の言葉をマリウ
ファリャ          火祭りの踊り
ショパン         雨だれのプレリュード
             スケルツォ 第2番 変ロ短調 作品31
             ノクターン第2番 変ホ長調 作品9-2
             アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ
             ワルツ第9番「別れの円舞曲」
             英雄ポロネーズ

最初の曲はピアノの様子を見るための曲ですね(笑)。そして本当はこのあとリストのメフィストワルツを弾く予定でしたが、時間切れ(笑)。そうそう、メフィストと言えば・・・・・

a0041150_1754436.jpga0041150_1761155.jpg今年はホロヴィッツ没後20年。今まで世に出ていなかった全盛期の録音が復刻されます。こちらも嬉しいですね。まず注目は途中にカットがあるものの(多分ライヴで崩壊したのでカットされていると考えられる)、全盛期のリストのソナタ。私は以前に入手できましたが、驚くべき爆演の「波を渡る聖フランシス」、そしてバラキレフの「イスラメイ」等々、ぜひ聴いておきたいものばかり!みなさんもお見逃しなく。私は個人的には彼の全盛期のメフィスト・ワルツが聴きたいですね。凄かっただろうな~。技術ばかりではなく、誰も考え出せないようなアイデアが溢れているに違いありません。
a0041150_1762489.jpga0041150_17345833.jpgアラウのベートーヴェン・ソナタのライヴにも注目です。最近は誰もがベートーヴェン全曲に挑戦していて、それがけっこう高い評価を受けちゃったりするので(笑)、調子に乗って「自分も弾こうか?」等と思ったりしますが、バックハウスやアラウ等の秀演を思うと恥ずかしくなってきますよね。謙虚だからじゃなくてそれがまともな感覚だと思うのです。またヨウラ・ギュラーのマズルカとのノクターンがまとめられますね。ヴェデルニコフ同様、彼女には熱狂的なファンが多いですが、私自身は彼女の信望者ではありません。でも味わいのある至芸には違いなく、これをリーズナブルにまとめて聴けるこの機会は最高です。

相変わらずCDは買いまくって聴いているものの、最近「怒涛の鑑賞」がアップできないのはBOXもののCDが多いからです。シフラの40枚!とかカザルスの音楽祭の全集等を買い込んではいるものの、聴いても聴いても終わらないんです(笑)。がんばります!

a0041150_20491560.jpgつい先日「メンデルスゾーン・無言歌集(セレクション)」のCDを買いました。実は駅売りの500円CD(笑)。今年がメンデルスゾーンの記念の年だから?というのではなく、演奏者が「ドワイヤン」だったから。フォーレやラヴェルの全集でおなじみの巨匠ジャン・ドワイヤンは、私のもっとも苦手なピアニストの1人。もちろん趣味の問題ですが、「教師のピアノ」と一般に揶揄される「冴え」や「アイデア」がない平凡極まりないつまらない演奏。それだからと言って「下手だ」と言うことではなく上品な味わい。慎重とも言える演奏、捨てがたい魅力はない・・・・もっとわかりやすく個性が輝き才能がはじけ飛ぶような演奏が好きなんですね、根が単純だから(笑)。でもドワイヤンは、特に日本では信望者が多くて評価も高かったりしますので、一応勉強の意味でも聴いてみようと、ついつい買ってしまうんですよ。我家には「ドワイヤンCD」はいっぱいあります(笑)!今回は「でもメンデルスゾーンとは珍しい」「ひょっとしたらこういうものはうまいのかな?」と思って購入。そしたら何と!うまい~!ビックリ!さりげなく味わいがあって温かく、ほのかに立ち上がるロマンティックさは絶妙。確かにギーゼキングやホロヴィッツのような「本人が放つ巨匠的な味わい」は存在しないものの、この「さりげないうまさ」こそは実は凄いこと。そこいらのピアニストでは出せない「芸」の域に達しています。「ドワイヤンうまかったんだなあ・・・・・アレ?」とよくみるとジャン・ドワイヤンでなくジネット・ドワイヤン?・・・・え?どなたさんですか?(笑)

a0041150_17334487.jpga0041150_1728521.jpgお恥ずかしい。どうやら私の不明で、ジネット・ドワイヤンはよく知られた名手でした。ファンも多い!いや~知らないことはまだまだあるね~。ジネットはやはりジャン・ドワイヤンの14歳下の妹。おまけに当初は妹のほうがレコーディングにも恵まれて、先に有名になっていたということ。ヴァイオリンのジャン・フルニエの奥さんになり、この二人のデュオにはベートーヴェンやフォーレのソナタ等の名演の録音も。ということは門下の日本人もいるやも。無言歌には当然全曲盤もあって、ジャン・フルネと共演したダンディや、LPではサンサーンス&シャブリエ、ショパンのバラード集等があってなかなか再発売はなく、効果で取引されているようです。1958年に来日、2002年に亡くなっています。

ちなみに後から知ったのですが、メンデルスゾーンの無言歌は全集があって、こちらは長らく日本でレギュラー盤としてもリリースしていたらしいです。忘れられしピアニストになっていくのでしょうね、それは残念すぎる実力派です。

「無言歌集」とりあえず、駅売りCDでも買えてよかった。あなどれませんね、他にはラフマニノフのコンチェルトのシフラのライヴなんていうすばらしいものも売ってましたよ。

by masa-hilton | 2009-07-30 17:49 | 日々の出来事
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