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暑かった~夏の陣!

a0041150_0461236.jpg8月6日はアナスタシア・チェボリョーワさんが我が家に。アナスタシアさんはずっと日本在住の世界的アーティストというイメージだったかもしれないが、今年からはモスクワに帰られてしまったので、ちょっと現在はマネジメントの件でも過渡期。HP日本版も削除されてしまっている。そういうわけで今回のブルーノートと栃木はもともと私がオファーしたものでもあったから、ホテルも東京駅近辺にとってもらってリハも含めて半分お世話した。彼女は大変な美女、それもクール&ビューティーなので(笑)近寄りがたいイメージもあるかもしれないが、ジョークも大好きだし、気さくで優しくフレンドリー。以前からのお付き合いもありお友達だし、楽しい日々だった。

アナスタシアさんは暑がりなので、冷え冷えの我が家のリハーサルは快適。順調に進む。時間がなくて綱渡りの日々だが、うまく行けば充足感はより高まる。アナスタシアさん、8月8日がお誕生日だというので、夜はお気に入りの「アル・ポンテ」で。バースディのサプライズも用意してもらって、何よりもお料理が抜群においしいので彼女も大満足!いつものようにわがままを言って、あたり前に特別なコースでやっていただいた。それがポイントだよね。今回はお話しするのが忙しかったので写真はないけれど、どのお料理もとてもおいしくお店にも感謝。

翌日は名古屋のブルーノートにお出かけ。リハーサルをしてみて曲目は以下のように決定した。

ピアソラ         忘却
クロール        バンジョーとヴァイオリン
ラフマニノフ      ヴォカリーズ
チャイコフスキー    アンダンテ・カンタービレ
サラサーテ       アンダルシアのロマンス
フォーレ         シチリアーノ
サンサーンス      序奏とロンド・カプリチオーゾ
マスネ          タイスの瞑想曲
サラサーテ       チゴイネルワイゼン
エルガー        愛の挨拶


ご存知ブルーノートは70分のステージが1日2回、クラシックの演奏家にとってはわりとハードなステージ。お客様はお食事も含めて高いお金を払ってきてくださるので、緊張感もあるステージとなるのだが、以前2月に出演したときもそうだったが、上質のお客様というのは本当に演奏していても気持ちが良いほどに、演奏者を支えてくださる。今回もまた溢れるほどのお客さまで大成功だった。アナスタシアさんにはかなり熱心なファンの方がいらして、出待ちをしてプレゼントを渡す人も多く、まさにアイドル並み。そうは言ってもライブハウスは初めてだったろうから、ご機嫌良くやってもらえて安心した。

a0041150_0301082.jpga0041150_0302524.jpgご存知のようにアナスタシアさんは、ただの宣伝文句ではなく、ホンマ物の超絶技巧!なのでテンポの速い「クロール」とか、経験浅いピアニストでは落ちてしまうに違いない(笑)と思うほどに、緊張感のある演奏。チゴイネルワイゼンも、普通は後半の速いところもピアノが節度を持って弾かないと、ヴァイオリニストはわりと崩壊してしまいがちだし、かなりの腕っこきのヴァイオリニストでも、ピチカートの部分では少々テンポが落ちるものだが、これらの部分が猛烈なスピードのまま、さらに完璧にナマで弾けた演奏を初めて体験した。だからもともと簡単なはずのピアノの伴奏が、忙しく難しく感じたよ(笑)。私は個人的には彼女の演奏するゆったりとした「アンダンテ・カンタービレ」が大好きだ。彼女自身の優しい人間性がにじみ出ている。これも真似のできない素敵な演奏だ。

a0041150_0483061.jpg素敵といえば、ブルーノートが出してくれる楽屋の食事はいつもながら豪華!「これが楽しみで来ているのよ~ん」と言ったら怒られちゃうけど、とてもおいしかった。ただまだ演奏が途中だから思い切り食べられないのが玉にキズ。眠くならない程度に、いっぱい戴いた(上・写真)。

そういうこともあって終わってから近所のバーで打ち上げもした。そこで若手指揮者のスティーブン・シャレットさんに遭遇。初対面。楽しいお話をしたのだけれど「以前銀座の喫茶店で目撃したことがありますよ」と言われビックリ(笑)。指揮者の方の記憶力と言うのは凄いのだね~。打ち上げのほうはそこそこにホテルに帰ると何か物足りない。・・・・・なんだろう!そうだ!!というので夜中にいつもの焼肉「マルイ」にお出かけ。あ~これだ!うまい!最高!そして安い(笑)!ここの「てっちゃん」は最高だよ。大満足!名古屋の人ってこの店を意外に知らないんだよね。もったいない!

翌日名古屋から帰り、その次は栃木。この日はいつもアシストをしてくれる管理人さんが、今月はNHKの番組で本職のほうでコーナーを担当する日だったので、こちらは全て自給自足になり大忙し。アナスタシアさんをホテルまで迎えに行くことから始まり新幹線に乗り込む。アナスタシアさんはお気に入りの「鰻弁当」を食べていた。アナスタシアさんが「鰻好き」とはうれしい(笑)。到着するとこの日は小山駅近くで花火大会があるとかで周辺は大騒ぎで大変なことに。

栃木のコンサートは昨年も伺ったので、お客様が待っていてくださったというぐらいに温かかった。トークも喜んでもらえたけれど、演奏のほうもとても良い調子で我々演奏する側も大変満足のいくすばらしいコンサートになった。やはりコンサートはお客様あってのもの、音楽は「シェアするもの」とは山本直純先生の言葉だが、演奏者とお客様が一体になってこそのものだ。心から感謝いたします。ホント楽しい時間だった。おまけにソールドアウトの満席。

「花火大会ではなくてこちらを選んで下さりありがとうございます」と挨拶すれば大歓声。しかも私が「雨だれ」を弾いた直後、なぜかゲリラ豪雨と雷が!花火大会は危なく中止になりそうになったそうな(笑)。さらに震度4の地震が!ちょうどトークの最中だったので事なきを得たのだが、会場は地鳴りが響き騒然とした。結構ゆれたし!覚悟を決めて「みなさん!死ぬときは一緒ですよ(笑)」と言って盛り上げたところに、腰が抜けてヘナヘナになったアナスタシアさんが「アイム・アフレイド!」と言いながら舞台に出てきたものだから、爆笑に。

そしてアナスタシアさん人生初の「ます」もフレッシュ!まずは速いパッセージがキレが良いので共演の我々もボヤボヤできない。そこは今回のメンバー山本裕康さん、百武由紀さん、大西雄二さんとなれば百戦錬磨の名人たち。こちらも大変良い演奏だった。小品のソロもとても味わいのある演奏を披露してくださり大感謝。山本さんのブログにコンサートレポートも!コンサートは大成功だ。

a0041150_0282865.jpg人形町に帰ってきて、オープンしたての「サルバトーレ・クオモ」人形町のランチに行けば何とバイキング!料理は冷めている(笑)。パスタは個性がなく薄めでつまらない。でもさすがにピザは悪くはない。とにかく1000円とか1500円とかなんだから文句はないだろう。いっぱい食べられるし、お客様は行列となっている。スタッフがまだ慣れていないので「ボンジョルノ~!」みたいな大きな声での挨拶がやや虚しいけど(笑)、若い人が一生懸命がんばっているようなので評価はこれから!何ごとも大変だよね。そしたら大好きだったのに閉店してしまった「采膳」のおばちゃんに遭遇した(笑)。なぜかおごってくれちゃって恐縮。「久しぶりに会えて嬉しかったから」って、とても申し訳ない。さすが人情の町「人形町」。おばちゃんは今「新大橋通り」の近くで「ひさご」というお店にいるとのこと。あのおいしい料理をまた食べに行かなくちゃだね。夜中3時でもやっているそうだから重宝しそう。

今回アナスタシアさんとのコンサートの最中に酒井のりピーの逃走劇が繰り広げられていたのだけれど、彼女が薬をやっていたために逃げたらしいと、事前に芸能通の人から伺った。世の中ビックリするようなことがあるね。人は本当に見かけによらないし、思わぬ人が嫌なことをすることもある。でも世の中には良い人のほうがいっぱいだ。コンサートもそうだが、本当にすばらしい人たちに支えられていると実感する。毎日が楽しい。心から感謝。

by masa-hilton | 2009-08-10 23:57 | 日々の出来事
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