おおお、せんくらは嵐なり(笑)

疲れ知らずと言うか、タフさが売り物でもなかなかハードな「せんくら」(笑)。体力的には全然大丈夫なのだが、次から次へと違う会場でほとんど慣れる間もなく違う楽器でコンサートで、響かない会場もあるし、誰でも穏やかな気持ちで演奏状態を作るのは難しいはずだ。他の演奏家を見ていると面白い。日を追って、力まかせにガッチリと力相撲のようになっていく人、楽譜を見て安全策を取っている人、ホテルにこもって体調キープに神経を使っている人・・・・いろいろ対策を考えている。私は「ノリノリでやるしかないだろう」と気楽に構えていたが、ややお気楽すぎたかもしれない(笑)。何よりも「暑さ」が最大の敵。会場は暑く、演奏中の汗は尋常ではなかった。が、痩せたわけでもなく(笑)やれやれだ。そういう演奏家の大変さを支えてくださっているのが、本当に温かいお客様のマナーだ。舞台に出て行っただけで、その優しい気持ちが伝わってくるし、大きな拍手で迎えてくださって、こちらの気持ちも白熱してくる。またボランティアであるスタッフの皆さんのとても細やかな対応にも、心が癒される。本当に血も心も通った、素敵なイベントだと言えるだろう。

a0041150_1705480.jpga0041150_171199.jpg1日にはウェルカムパーティがあるが、演奏は2日からなので通常ならば絶対に行かないところだ。でも初めての「せんくら」なので出かけていく。パーティと言ってもガッツリ食べに行くわけではないので、出がけに「大和田」にちょっくらよって景気づけの鰻!「うま~い!」←って、そんなこと言ってる場合じゃない。大慌てで仙台へ。

新幹線では河村尚子さんがいたような(笑)。ホテルに着くと入り口で長谷川陽子さんと福田進一さんに遭遇。お二人とはとても久しぶりの再会。パーティに行くと原田節さんご夫妻とも再会、アルトの金子美香さん、そしてやっぱり河村さんは新幹線で一緒だったようだ(笑)。久しぶりと言えば河野克典さんも!楽しい雰囲気だったけれども、食べるべきものはなし!赤坂さんを見つけてラーメン屋に行った。私は珍しいことだが、赤坂さんはラーメン大好きなので(笑)。タクシーの運転手に聞いて行ったのは「北○」という店。サッパリ系のラーメン。魚臭いしちょっと海苔の味に負けてしまった感じ。悪くはなかった。ホテルのに比べればずっと良いとのことだったし(笑)。いつも早朝まで起きているので当然のことながら眠れずに、マッサージをお願いしたり深夜にノコノコとコーヒーを飲みに出かけたり。

2日は夜にスーパートリオがあるので夕方まではフリー、やや時間がもったいない感じだ。お昼時はスタッフとして参加の管理人さんと合流。打ち合わせがてらホテルの鉄板焼に。焼いてくれたシェフは、鉄板焼に関しては随分と不慣れな手つきに見える。普段「今半」や「仁」さんでの鮮やかな捌きを見ているからだ。弱火でトロトロ焼くのでお肉もイマイチ。「あまり焼かないで欲しい」と頼んだが、「レア」と言うには焼きすぎの感がある。ホテルのレストランなんて所詮こんなもんだ。「普通の味」というレベルであればマシ。最後の「ガーリックライス」も予想通りガーリックの味が薄いものだったが、焼き飯としては合格。「ガーリックライス」ではなく「きのこチャーハン」だと思えばとても美味しかった(笑)。

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ホテルで漆原啓子さん、ホールでは鮫島有美子さんたちと遭遇。コンサートはピアノがやや湿気を食ってしまった感じで音が冴えない。タッチもモコモコして反応が悪い。これは調律のクセの可能性も高い。リハ時間が短いので自分の音に変えるまでの時間はないところが悩ましいが、そうは言っても全然OKだ(笑)!「お人柄と同じように楽しそうなフワッとしたピアノですね~」と誉めていただいて、超うれしい。コンサートは楽しく、無事終了!小学校の同級生が聴きに来ていてくれた。頭の良い学級委員とかやってた子だ。まさに40年ぶりの再会。

夜はさすがにホテルで食べたくなかったので、牛タン屋にするか焼肉にするか?といった感じで街中を物色。そこで見つけたキッチン「あじやま」。家族でやっているかのような温かいお店。ここは大当たり!特に揚げ物最高!この日はハンバーグ、カニコロッケ、チキンカツを戴くが、カニコロッケがうまい!ズワイガニがたくさん入っていて、クリームのクセがない。とても良い!チキンカツもやわらかで量も多く大満足。この店の定番が「エビフライ」ということだったので、明日もここに来ることにして楽しみが増える!

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a0041150_17163675.jpg次の日はリサイタルから始まって、赤坂さんとのコンサート2回。移動時間も考えると食事をする間もない忙しさだ。それは他の人も同じで、こちらも久しぶりの再会だった鈴木理恵子さんや若林顕さんも忙しそうだった。河野さんや鮫島さんとは朝食のときに親しくお話ができてリラックス!横山幸雄さんは楽屋口でご挨拶、壮麗な演奏を繰り広げていらした。私のリサイタルは?というと、響きがないホールで楽器も最善の状態ではなかったのだけれど、調律はこの場所の方がベストの人。良く対応して戴いたので難なくクリア。お客さま共々テンション高い雰囲気の中で、時間もピッタリに終えられてまずはひと安心。とにかく「せんくら」では時間オーバーだけは許されない(笑)。赤坂さんとのジャズのコンサートは、古き良き時代のスタンダードが大好きなお客様が集まって、1曲1曲ため息とともにスタンディングの拍手を戴く。このコンサートはぜひ来年発展させたいと思っていたので、うれしい船出。フランス物のほうも味わい深く楽しめた。ただ1日を通じて、楽器の状態と暑さとの間でゆらぐコンディションを整えるのには追われた。

夜は再び「あじやま」に。この夜は三舩優子さんのご家族と出かける。昨日横目で見ていた定番のエビフライ、1本2000円弱。今日はがんばったから自分へのご褒美だ。いやあ!超うまいじゃないの!!赤ちゃんの腕ぐらいのサイズ?ロブスターぐらい大きい!仙台にきたら必ずここに来ようっと!ポークソテーもうまいらしいし。さらに決意を新たにした夜だった(笑)。

最終日は問題発生(笑)。リサイタルのほうは、ドビュッシーの「月の光」を弾くことを忘れていた。やばいでしょう、それ。さらにそのあとのスーパートリオのほうも「特別の1時間コンサート」だと知らずに来ていて、プログラムが足らない状態。リサイタルは弾きだしたら同音連打の難しいピアノだったので、急遽「華麗なワルツ」はスキップして、「月の光」は弾くことにして時間を見ながら弾いた。とてもあわただしかったが逆に8分余ってしまったので(笑)、落ち着いて「スケルツォ」を追加して時間もバッチリ〆。スーパートリオはレパートリーはいっぱいあるのだが、問題は足立さんの声の状態に負担をかけずにできるかどうかということ。ありがたいことに、会場の中では一番響きの良いコンサートホールだったので、随分とそうしたことは軽減される。前回やった「カルメン」を復活させ、長い前奏で休んでいただくように配慮したり、即席ではあったけどとてもよい流れのプログラムになった。そして響きが良いところはやはりいい~!無理なく演奏できるしね。さすがコンサートホールだ。

本当にお客様に支えられて、楽しい「せんくら」だった。心から感謝。そして時間を早めて急ぎ新幹線に乗ればエレクトーンの神田将さんのお姿も。みなさまお疲れ様!東京五輪が没になったのは知っていたものの、ニュースを見る間もなかったので、中川さんが亡くなったりヴェルサーチが日本撤退とかは後で知って驚いた。さすがに次の日5日は何もすることなく1日過ごしてしまった。またまた譜読みも急がなければならないのだが、もう1日ぐらいのんびりしても良い?・・・・と太田鮨に出かけてマッタリ。そして9月の留守中にどういうわけか天井に水シミができていたので、工事をいれた。漏水でコンクリートが劣化していたわけではないようだったので良かった。原因は不明ながら(笑)工事は簡単に済んだ。まだ何かとバタバタとしている・・・・
by masa-hilton | 2009-10-06 09:18 | 日々の出来事
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