幸せ感いっぱいの店 シェ・アンドレ・ドゥ・サクレクーレ

「CHEZ ANDRE du Sacré-coeur」シェ・アンドレ・ドゥ・サクレクーレは「玉ひで」のむかいにあるカフェ仕立てのフレンチ。人形町ではちょっと目立つレストランだ。ここは表通りのお蕎麦屋さんが出した店。奥様がフランス人ということで、その家族的な味わいを!ということでオープン。いつ見てもお客様がいっぱい。ことさら背伸びもしないで、普通においしいお料理を普通に出してくる、日常的なレストランとして大成功した様子。本当に良かった。

a0041150_124580.jpgここは外から見た通りのお店で、それ以上でもなければそれ以下でもない。ある意味プロフェッショナルに徹している。感じも良さそうだし、心温まるお料理が、誰の舌にでもあうような味わいで出てくるのだろう・・・まさにその通りだ。期待通りに応えられるというのは、なかなかすばらしいことである。きっとお蕎麦屋さんとして成功したノウハウも生きているのだろう。表の「松竹庵」は私は「天丼」と「かき玉うどん」は大好き。天丼はちょっとお値段高めだけど、お蕎麦屋さんらしい天丼で、天ぷら屋さんとはまた違う味わいで時々無性に食べたくなる。こちらのフレンチでもキッシュとかにはまれば、そういうお客様のリピートも止まらないだろう。客層は子供連れから、ちょっとご高齢のセレブな奥様まで、店のオープンテラスがあるパリ的な雰囲気に誘われて、とても上品な感じで楽しい。

ただしフレンチとしてはあまりこだわりがないようだ。だからお店に入ったときに、スープやソースの独特の香りがない。私はカウンターにエスカルゴや鴨がゴロゴロしていて、そこからとって食べるような感じが好きかも。気軽なカフェスタイルなら、神楽坂の「サンマルタン」ような味が本当はフランス的で素敵ではあるけれど、はやるかどうかは?だし。でもフランス的、最もフランス人客が多い店であるが六本木の「オー・バカナル」の最近中途半端になっている感じならば、この「シェ・アンドレ」のほうがずっと良い。ジャンルが違うような感じもあるけれど(笑)、温かい気持ちになれる。これは大事なことだ。

期待していた「おばあさまのスープ」は赤坂の「コム・ア・ラ・メゾン」のような濃厚な獣のスープ仕立てかと思いきや、野菜のクリームスープ。ポタージュ好きにも野菜スープ好きにも、コンソメスープ好きな人にも対応できるものだった。誰が食べても文句が出ない、日本人好みな味だが私には少し物足らない。オリーブオイルを垂らすと俄然美味しくなるんだよ!でも好みの問題。

今日のランチはシャリアピン・ステーキ。普通はもっとタマネギが存在感を示すメニューだが、ソースとしてもう溶けておとなしい。そこがまたちょっとお洒落だったりして、お店の雰囲気と合っている。マッシュポテトが評判のようだが、無色透明な感じだからであろう。本当はもう少しアクがあるほうがうまいし、肉とももっと合うだろうと思ったが、こちらも好みの問題だ。シンプルと言えばシンプル、家庭料理ならばもう少しクセやコクがあっても良いかもしれない。

a0041150_111554.jpga0041150_112888.jpga0041150_113934.jpg
この店はきっと誰からも批判の対象にはならないだろう。とても居心地も良いし温かだし、お食事も自然な感じで、幸せ感をいっぱいにさせてくれる良い空間ということだろう。それは逆に得難いことでもある。

次回のレポートはここに。ところで浜町のほうにある「ビストロ・トカチ」もこんな店に変えたら、もっともっとファンが増えるだろうになあ・・・・なんて考えていた。あちらはテレビを見ながら食べる洋食屋さんだしね(笑)。
by masa-hilton | 2009-11-01 01:05 | 趣味&グルメ
<< 人形町3大珍味?いや、「3大名... まとめ更新!ごめんなさい(笑) >>