2012年 02月 02日 ( 1 )

記念CDのリマスタリング終了!

今日は緊急リリース「79年のリサイタル」のリマスタリングに立ち会いました。立ち会って良かったです。色々やって戴いたのですが、結局オリジナル音源が良いという話になって行ったのです。

今回のCDの録音は当時の記録用のモノラル、オープン・リールによるものです。当然劣化が激しく、実際本物のオリジナルは主催者が近年破棄したとのこと。たまたま以前に借りて保存してあったものを、ディスクにしてのこしておいたので、奇跡的に生きのびた録音なのです。なので、いわゆるヒストリカル録音のようなものですから(笑)、音そのものは良くはありません。で、リマスタリングを最近の技術を駆使して試みたというわけです。でもね・・・オリジナルな状態のもののほうが、より心が伝わって来るのですよ。そう言えば過去のCDでも、ホロヴィッツとセルが共演したチャイコフスキーが、リマスタリングしたものよりも「オリジナルのまま」の物のほうがずっと良かったなあ。そんなこともあるのです。

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確かにフルトヴェングラーのCD、ターラからリリースの北ドイツ放送交響楽団とのライヴなどは、最近のリマスタリングの成功例で、ヒスノイズをカットしSACD192kHz 24bitと、情報量を広げ豊かなニュアンスも体験できるようになっています。「オーパス蔵」というレーベルも有名で、いろいろ音質的に貧弱な問題があるリパッティの名演を、かなり改善させていますよね。ホロヴィッツの79年の「観客の膝の上の録音」かもしれない「トロント・リサイタル」など、こちらもリマスタリングの技術なくしては、リリースもなかったでしょう。

レコーディングってちょっとインチキくさいところもあり、業界では「ベルリン式」と呼ばれている、1~2小節ずつ細かく切って録音して、後でつなげて行くやり方など、これでも音楽と言えるのかどうかですが、限られた時間内で確実に録っていくビジネスとすれば、効率的な方法でもあるのです。そんな録音がほとんどですから、逆に「ぬくもりを感じさせるもの」があった時は、それを失いたくないと思ってしまうんです。今回の私のCDはそういう意味ではありのまま。だったらそのままで行こうということになりました。

というわけで、大変良い気分での打ち上げは久々の「宇田川」です!ダイエットしていましたからね、どうしてもトンカツはやばい!ということで(笑)、ここんとこ行ってなかったのですよ。「元気だったの?」と心配されちゃいました。そしてご無沙汰していた宇田川の「ヒレカツ」は、いつもながら絶妙な火加減で超旨い!最高です~~~~。とても幸せ。

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by masa-hilton | 2012-02-02 02:29 | デビュー35周年関連