2012年 02月 05日 ( 1 )

悲しい1日、大好きな鰻の「大和田本店」が閉店

日ごろあまりおセンチになることがない私だが、今日は悲しかった。大げさでなく父親の死、歌手のメル・トーメが亡くなった・・・・それ以来の悲しみだろう。

a0041150_1251985.jpg今日で鰻の「大和田本店」が閉店。それを今日たまたま伺って知った。最近の鰻の高騰、不景気・・・・そんなことならまだ落ち込まないが、ご主人の体調の問題とのこと。昨年に倒れられてからも、ずっと頑張ってこられたのだけれど、いよいよ限界ということ。人形町に来て以来、鰻好きということもあって、週3回はお邪魔して来たお店。このブログにも最多出場のお店だろう。私の人並み外れた健康とスタミナは(笑)、「大和田」の美味しい鰻のおかげである。

ふっくらとしてボリューム満点、甘いお味がすっかりなじんで、私の周りの人たちからも絶賛の嵐。しょっちゅう鰻を食べる本物の鰻好きに愛される店だったと思う。メディアで評判の店なんてマジに目じゃない。またサイドの「うざく」や「焼鳥」も最高だったし、大きな「なめこ汁」も忘れられない。そして何と言ってもてんこ盛りの「桜」が凄い。旨かったなあ。

私にとっては、コンサートにもいらして下さったし、コンサートに大きなお花もくださった大事な思い出も。デザートをごちそうして下さったり、色々心配して下さったり、もともとお優しいご夫婦だったので、ちょっと家族のような気持ち。本当に親しくして戴き、ありがたかった。


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実は先週も何回か行っていたのだが、夜が営業していなかったり、ランチの時間に間に合わなかったりと、1週間ほど間が空いてしまった。頻繁に通う私が顔を出さないというので「ひょっとしたらやせ過ぎで病気か?」とこちらのことを心配して下さっていたようだ。鰻屋に1週間顔を見せないと心配されるというのは、常識から考えるとかなり可笑しい笑い話だけど、今日はたまたま4月に共演するカッツァニーガさんの件の打ち合わせで、イタリアから石本さんがいらしたので「何を食べますか?」みたいなことから。まさに偶然に伺ったのだ。

店に入ると「あ、先生~良かった、お元気で。うちは今日で最後なのよ」と女将さん。

驚きのあまり言葉が出ない。そのあと石本さんもすっかりしんみりとしてしまって、打ち合わせのほうは何もできずに、今日はただただ鰻を食べる日になってしまった。そう言えば私は今までも、偶然に「行きつけのお店の最後の日に行くめぐりあわせ」がけっこうあった。こういうときに神様の粋な計らいを感じる、これもありがたい。大和田さんは本当に親しかったから、私が出資して職人を雇ってでも、店を続けたいぐらいな気持ちだ。

いつものように美味しく鰻を戴いたが、満席だったお客様も皆さん帰ったあとだった。「ああ、先生が一番最後のお客さんだね~」と笑顔のご夫妻。もう何かみんなで泣いちゃいそうだったのだけれど、まずはご主人、お体を大切に!元気に復活され、またいつの日か鰻屋を再開してください!お祈りしておりますし願っておりますよ。今日はまた偶然にデジカメを持っていたので、ラストに迫力の1枚を!気持ちだけは篠山紀信にも負けてません。

心をこめて、ありがとう、大和田さん!

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by masa-hilton | 2012-02-05 01:40 | 日々の出来事