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そして仕事納め・・・本年もありがとうございました

29日は神奈川フィルとのファンタスティック・ガラコンサートも大好評のうちに終了した。本当にありがたく、皆様に感謝。これは先日の福井のコンサートと同じく、台本はあるものの自由にやって良いということで、主催者の了解を得て仕切りをあちこち変えさせていただいた。こちらはイヴェントやファミリーコンサートにかけては、最も場数を踏んでいるので信用があるようだ(笑)。内容は全て組み替えて、もともと曲目解説の多かったものを、出演者にスポットを当てる構成にして仕切り、それがずいぶんと評判が良かったようで安心した。

司会は、話すというだけでなく、時間内に効果的に仕切るという演出がらみのことなので、やはり大役、演奏がうまく行くとか行かないとか以上に責任があり、コンサートが面白く運んでいくかどうかを優先していかねばならないハードな仕事だ。しかし今回も松尾葉子さんや宮本益光さん等、旧知の方々とのコンビネーションなのでとてもやりやすく、我々出演者にとっても楽しい良い時間だった。それも応援いっぱいに拍手をしていただいたお客様のお陰で、感謝の気持ちでいっぱいになった。現在二期会のプリマで活躍されている佐々木典子さんとは初対面だと思いきや、かつてどこかの大使館での演奏会で、共演はなかったが一緒に出たことがあったらしく(笑)「火祭り」のことまでよく覚えていてくださった。

a0041150_0521722.jpg帰ると疲れが出てしまい、色々な用件は持ち越しになった。これもやむを得ないよ(笑)。このままでは死んでしまう。そんなだから30日はお誕生日なのだが、とにかく1日寝ていたい気分でスタート。頭痛もする。それでもそこそこに出かけて、銀座三昧の日となった。

お昼は有楽町の新しいビル「マロニエゲート」の中にある名古屋の「備長」で。ここで「ひつまぶし」をいただいたのだが、これが大正解だった。ぼくは「鰻重」派なので、あまり普段「ひつまぶし」を食べないし、食べたところで感激もないのだが、ここはうまかった!まず最初にご飯と鰻をそのまま食べると相当に味が濃い。これがただの濃さじゃないのね。これにネギとワサビを混ぜていただくと、おおおお!美味だってことになる。素晴らしい味わいの変化!そしてうな茶漬けとしていただくのだが、これが本当にうまい!いや~よかったな!面白いのはお吸い物が東京風ということ。きっと「肝吸い」を考えてのすまし汁なのだろうが、名古屋だとあかだしの味噌汁になることが多い。でもここは名古屋でも「すまし汁」なんだそうだ。この店はお正月早々2日から開けるそうなので、また行ってしまおうかな~と思っている。

この「マロニエゲート」は銀座のヤマハ仮店舗の並びにある。他にもおいしそうな店がずらり入っていて、イタリアン等も行列していた。

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a0041150_14544.jpga0041150_151442.jpg夜は夜でソニービルにある「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」の東京本店に行く。

ここは「トリッパ」だ。東京駅の旧「大丸」にあったサバティーニは常連だったのだが、トリッパがなく、銀座のトリッパは絶品だと教えてもらっていた。それが少し薄めの味わい(笑)。これはある意味、万人向きという感じなのでこれも良いだろう。個人的にはもう少しコクのあるものが出てきて欲しかったが。続く「フォアグラのソテー」が良くない。焼き加減がまずい。混んでいたせいもあるのだろうが、これはかなり落ちた。冷めていたのもいただけない。ここで「肉料理はこんなものかもしれないので、メインにするのはやめよう」ということになった(笑)。続く「ゴルゴンゾーラのペンネ」は、前の「大丸」にあった支店でも絶妙にうまかったが、これはこちらもすばらしくうまかった!メニューに載っていないのだが強引に頼んで正解!そしてメインは肉ではなく「ほうぼう」を使ったスープ料理、ブイヤベースのようなものでこれもおいしい!食後のティラミスもデザートワゴンに乗っていないのを無理に頼んで正解。「食」に対してはあきらめないことが大事だね~。高級な店にもかかわらずお客様はいっぱいだったし、さすがに雰囲気は悪くない店だ。常連の感じの人も!まだまだ世の中は豊かだ。お誕生日だったし、おいしいものを食べられてよかった。ありがとう!

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皆様、本年もお世話様でございました。今年はデビュー30周年ということで、ご存知のような大きなコンサートを催すことになって、多くの方々に助けていただき、赤字になることもなく無事に終了することが出来ました。また多くのコンサートに恵まれて大変忙しく過ごすことが出来、たくさんのお客様にお運びいただきました。本当に幸せです。心から感謝いたします。

年末までギリギリ仕事をしていましたので、年賀状はこれから。皆様の許には5日以降になる公算が・・・・本当に申し訳ありません。また来年も頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

ブログも1年間読んでいただきありがとうございました。さすがにしばらく、ちょっとばかりお休みをいただきまして、また楽しくせっせと更新して行きたいと思います。

それではみなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。
by masa-hilton | 2007-12-31 01:14 | 日々の出来事

毎日がコンサート週間 その3

そんな中で「谷間の1日」というか、1日空いた日というところで鬼のように練習していたのは、若い頃だけ。大抵この1日は体調が悪く臥せっていることが多い。または雑用に追われて何も弾けないとか(笑)。大切な1日、「わずかな練習をしなくてはならない、なくてはならない1日」として赤丸をつけておいても、いつの間にか終わっている。例えその1日が元気であっても1日中寝ていることも多い。情けないようなだが、自分の本能で「寝ていても大丈夫」とどこかで思えるのだろうか?友人達に聞いても「ボ~ッと過ごしてしまう」という話だから仕方がないのだろう。

僕の場合は特に、音楽より人生を愛しているから、音楽に人生が食われたくないと思っているから、よけいにそうなるのかもしれない。「音楽が命」という人たちもいるが、どこか不自然にも感じてしまう。先日のブルースさんのように、自分の中に音楽があって、それを楽しんでいる人が好きだ。駆け回って人の音楽を聴きまくるようなのはあまり趣味じゃないし、それでは自分の時間と楽しみがなくなってしまう。極端な例だが、大ピアニストのBさんは来日するとソープで遊び狂って、そこからホールに通ってバッハの平均律全曲演奏したんだそうで(笑)、そういう人間くさい話は安心するが。しかし巨匠、凄すぎまっせ(笑)。

そこまで体力も使いたくないので(笑)、ゆったりと時間を過ごして、おいしいものを食べて散策したり買い物をするのが、僕には良い時間だ。昨日は高島屋の特別食堂で「帝国ホテル」のハンバーグ。やはりここは前にも書いたけど老人食だ。柔らかく味も中途半端に薄いし、ちょっと作り置きの感じもあるし、特別においしい物ではないので、人形町の洋食屋で食べるほうがずっと良いだろう。ただ落ち着けるのはいいので出かけていった。永井荷風のように晩年はこういう場所で徘徊するのかな?等と思ってしまうような(笑)、そんな空間だ。

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by masa-hilton | 2007-12-27 09:28 | 日々の出来事

毎日がコンサート週間 その2

a0041150_23335538.jpg福井前泊の夜はおいしいものを食べ大変満足したが、コンサートのほうも大変多くのお客様をお迎えできて、大いに盛り上がった。なんと言っても芸達者ですばらしい池田直樹さんの歌、演技、おしゃべりが爆裂!林さんも豊かで艶やかな美声をとどろかせて、会場を魅了した。前回のコンサートを良く覚えてくださっていた方もいらして、またポピュラーのコンサートもしてくださいとのこと、本当にありがたい。こうしてみると毎年伺っているとは、本当に感謝の気持ちでいっぱい(写真はコンサートレポを書いてくださったある方のブログから拝借)。主催者にもとても喜んでいただけた。

さてこのコンサートには、昨日お世話になった駅前の居酒屋「弥吉」の女将さんもちゃんといらして下さっていた。さらに地元で有名なお菓子屋さんのシュークリームを30個以上も差し入れてくださって。うれしかった。これからも長くお付き合いさせて欲しいお店が増えたな。実は後からわかったのだが、福井に先乗りした池田さんも「弥吉」でブリを食べていたとのこと(笑)、大受けだ。

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a0041150_09198.jpga0041150_094014.jpgこの日は「弥吉」は定休日だったので、帰りは「味の王様」という居酒屋に立ち寄る。こちらはなんか旅芸人風なお化粧をした気さくな女将さんと、無愛想で不機嫌そうなおじさんが板場でさばく面白い店。セイコガニ、ブリを再び。比較しては悪いが「弥吉」の勝ちだ。セイコガニは自分でホジホジするのが大変だったね。寒ブリは同じくらいおいしいが、無愛想な板さんのより昨日の感じの良い板さんの味が良いよね。

でももちろん充分においしかったよ。肝を添えた「カワハギの刺身」も良かったが「なまこの酢の物」は最高。これはうまい!北海道の江別で食べた以来のおいしさだった。そして「白海老のから揚げ」がまた最高!軽くしなやかで、味のある食感はもうたまらない感じ。

福井から帰って来て疲れてそのまま寝たのが悪かったのか、次の日25日の光が丘のコンサートの日は朝はやや体調が悪かった。おなかはすくけど、食欲がない。ノロウィルス?風邪?いやいや、疲れているし緊張感だってあるので、そりゃ胃腸だって荒れるさ。こういう日は蕎麦屋で「かき玉うどん」を食べるのが斎藤流だ!早速に温かいお蕎麦なら「東嶋屋」というわけで食べに行く。味が濃いのにしょっぱくもなく、うどんの食感も良い。やはりうまいね!心も体も温まる。

光が丘は大事をとってタクシーで移動。ホテル前で家田紀子さんと遭遇!見たら初乗り580円のタクシーに乗ってる。へえ~そんなのもあるんだ。今タクシーは予約すると400円取られるから、初乗り1110円のマーチン(僕)なのに(笑)。前回と同じ8000円で行けたから良しとするか。

ホテルはクリスマスならではの温かいイルミネーション。このコンサートはいつもお客様が溢れるが、今年も募集をかけた途端にあっという間の500人。楽しいコンサートが出来ました。ありがとうございます。

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家田さんはコンサートの最中「実は来年オペラ・アリア集のCDを作ろうと、オーケストラじゃないとダメかと考えてたんだけれど、マーチンのピアノなら」と思ってくれたんだそうだ。うれしいね。僕の伴奏については、時に個性的だとか言われて(笑)賛否が分かれるときがある。たまにはちょっと吠えてみようか(笑)。

どんな場合もまず共演者が絶賛してくださるので、僕自身はそれだけで感謝し満足している(笑)。それがいけないのかな~?一部のオペラ好きが何がイヤなのか知らず、平行線のまま(笑)現在に至っている。考えてみれば、もともと僕は伴奏を勉強していない。でも著名なオペラ歌手の息子だから、普通知らない裏側はむしろ心得ている。室内楽のお初はヨセフ・スークとの共演、歌はラーズロ・ポルガールとイロナ・トコディとの共演で始まった、いわば現場で一流の人にたたき上げられたスタイルだから、理論ではなく実戦で覚えたことをやっている。そういうスタイルでの成り立ちはむしろ奨励されるべきことだし、得がたい価値あるものだ。実際わずかな時間のリハーサルでも対応できるわけだし、「とりあえずそれで長くやってこれているんだから、変える必要ないんじゃない?」という友人の無責任な励ましを聴くまでもなく(笑)、すべて楽しくやっている。色々と意見が違うっていうのは、別にかまわないと思う。意見の相違を非難したところで結果は出ない。何てつまらないんだろう。昔Rシュトラウス協会のガチガチの人とお話して、お互いの異なる考えかたが面白くとても楽しかった。ちなみに僕自身がお客になったときは、個性的なものが好きだ。フランソワ好きだし(笑)、コルトーのドビュッシーを愛聴している。でもキーシンも聴く(笑)。何かにこだわると、人生損をしてしまうから。

上は余談になってしまったが、家田紀子さんの「オペラチックリサイタル」のCDの録音は来春。ちょうどスーパートリオのCDを録音するころになるだろう。実力が遺憾なく発揮された素敵なCDになることだろうね。
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それはそうと練馬区長もいらした光が丘のコンサートは大成功!そして相変わらず家田紀子さんはすばらしい!練れた歌いまわし、強靭な声、表現力、そして何よりも舞台人としての存在感は強力だ。共演していて最も楽しい人のお1人!「上の写真はあくまでも旗が主役(by 朝日新聞)」だそうだが、朝日の輝きが後光のように見えるではないか(爆笑)!また来年も輝く楽しい年になりますように (つづく)
by masa-hilton | 2007-12-26 01:44 | 日々の出来事

毎日がコンサート週間 その1

今年は30周年のコンサートの頃も大変なスケジュールだったけど、現在もめまいがしそうな日々が続いている。良くジョークで言われることだが、「練習しようと思ってピアノの上に楽譜を出しておいたら、いつの間にか本番のほうが終わっていた」(笑)・・・結構いい例えだ。でも残すはあと1つ、それも大きなものが1つ残っているが、よくここまで倒れずに来たな~と、ちょっとホッとしている所だ。

20日の武蔵野でのブルース・フォードさんはやはり素晴らしかった。日本のうまい歌手の皆さんに、ぜひこの生を聴いて欲しかった。ロッシーニの「ゴンドラ」みたいな曲が、あそこまで豊かな内容で歌えることを、我々はほとんど体験することができない。またはメルカダンテ等の曲にしたって、はっきり言ってしまえばくだらない曲なのに、演奏力と表現力の雄弁さが涙を誘う情感を引き出してしまう。これこそ演奏家の中の演奏家だ。年齢が51歳と意外にお若かったのもびっくりだが、これは驚異の才能!ブルースさんからは最大の絶賛をしてもらえたが、それよりも最高に気持ちよく音楽に浸れたことが何よりも嬉しかった。
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実はこのコンサートの直前の時間には2日後のソプラノ、キルシ・トゥームさんとの合わせもあった。名前が難しい。とりあえずキシリ・トールと覚えておこう(笑)。こちらはバロックを歌うソプラノのようで、日本人でももっと声があって歌える人はいるだろうという、細く軽い声でこじんまりとした清楚なイメージの歌手だった。でも雰囲気は良く、人柄もなかなかかわいらしい。見た目や髪の毛の色で「赤毛のアン」を想像してしまった。ほぼクリスマスの曲ばかりなプログラムだから、何の問題もなくこちらもリハーサルは順調。22日の本番も良い感じに終わった。

a0041150_1261530.jpga0041150_127492.jpg22日は午前中にこのキルシさんのコンサートをやって、夜には富士見市のリサイタルという苛酷な流れ!今回のリサイタルは「イタリア」をテーマにしているので、オペラのものをピアノで弾いたりもする変わった感じのコンサートだけれども、プログラムも盛りだくさんにしての楽しいコンサートに企画した。お客様も大変喜んでくださり「ぜひまた来てくださいね」と多くの方から直接お声をかけていただき、本当にうれしかった。心から感謝いたします。

このコンサートの衣装はもちろんシェフ。帽子が落ちないようにして弾くから、大曲や難曲になるとちょっと大変だけどわりと弾きやすい(笑)。友達に写真を送ったら大受け。高嶋ちさ子さんからは「こっちはこれだ!」というサンタガールの衣装が返信されてきて爆笑!24日の福井のコンサートはこちらもゴールデン・サンタ。衣装の比較をしてもしょうがないけれども、サンタのほうが毛がモコモコしている分だけ暑くて大変だね。それに僕の企画したコンサートはいつも盛りだくさんで時間も2時間チョイかかるので、途中でクラクラするときもあるし。でもこうしたイヴェントはこんな衣装でやるほうが断然楽しい。なぜか似合ってしまうし(笑)。暑いことから言ったら燕尾服のほうがもっと大変なんだしね。

そして23日は福井への移動日。しかし前々から頼まれていて、すっかりギリギリになってしまった29日のコンサートのサックスアンサンブルの編曲をお昼までに仕上げてからの移動。時間が読めない作業なのでヒヤヒヤしながら、でも完成して大急ぎでお支度して東京駅へ。林美智子さんと新幹線に乗り込む。

林さんもその日は第9のコンサートを終えて、直接福井入りと大忙し。でもみっちゃんは相変わらず明るく元気いっぱい。まさに幸せを呼び込むようなオーラがある人だ。大好きな「しらさぎ」の快適なグリーン車で疲れを癒し、福井には夜10時過ぎに到着。こちらはご存知深夜族だから、こんな時間はまだまだ序の口。みっちゃんはもうお風呂に入って寝るという話だったので、1人フラフラ「カニでも食べるか」と夜の街へ。

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a0041150_12333267.jpg駅前の居酒屋「弥吉」へ行く。僕はすでに新幹線でウナギ弁当を食べていたので、そうは食べられない。というか編曲に忙しかったから、この日は最初の食事が夜の6時のこのウナギ弁当だったというわけ。それでもせっかくの福井。福井はこの時期何といっても「日本海の寒ぶり」。ちょっとカワハギも食べたかったけど、やはり「ぶり」でしょう。で、出てきた「ぶり」が超うまい!うますぎ!超うまいばかりでなく超でかい!大きさがわかるために手を添えてみた。ハンパじゃない!一切れ15センチ近くあるし、この厚み。そしてシコシコおいしいし甘みもある。こりゃさすがに東京にはないものだ。これが6・7切あって880円なんだよ。すごい!そして冬のカニ!1人だからセイコガニ(メスのカニ)にした。小ぶりとはいえ、超うまい。「弥吉」は最高の店だ!板前さんも女将も超良い人!というのは、寝たかな?と思いつつみっちゃんに写メを送ると「ゲ~~~~~!まだ食べてる?ホテルの近く?着替えて行って良い?」と緊急メールアリ!そこで閉店時間を気持ちよく延長していただいたのだ。ホントに申し訳なかったが、間もなく、ファンには見せることない素の姿でやってきた日本一のメゾ!!湯冷めなんか何のそので「超うまい~~!」(笑)。我々の雄叫びが福井中に聞こえたかもしれない。仕上げの「越前おろし蕎麦」も手打ち風でおいしい!「明日は大成功だ~!」(わけわからない)と叫びながら、お世話になった「弥吉」の女将をコンサートにご招待することにしたのだった (つづく)
by masa-hilton | 2007-12-25 12:47 | 日々の出来事

季刊誌「ブンカ」にインタビュー掲載

福井の文化振興事業団が刊行している「ブンカ」の「ブンカのトビラ」というコーナーに、インタビューが掲載されました。ハーモニーホールに登場する有名アーティストに対する特集ページなので、本当に光栄です。

普通の雑誌だと著作権があったり、それ以上に発売されている最中での個人のブログの掲載はご法度!あたりまえですが、これは地方紙のそれも季刊誌ということで、むしろ掲載することが宣伝になるでしょう。字が薄いけど大きくしましたから大丈夫ですね(笑)。画像をクリックしてご覧ください。またコンサートのほうもよろしくお願いいたします。
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by masa-hilton | 2007-12-22 02:15 | ニュース

福井のハーモニーホールでのクリスマスコンサート

素晴らしい池田直樹さんと林美智子さんのお二人を中心に、楽しくワイワイやるコンサートです。ぜひお楽しみに!
福井のハーモニーホールもまた素晴らしいホールで、コンサートは何回も呼んでいただいておりますね。

福井の文化誌「ブンカ」という雑誌に大きくインタビューも掲載されます。これはまた追ってご報告いたします。
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by masa-hilton | 2007-12-20 01:55 | コンサート・イヴェント告知

ブルース・フォードさんに会う・・・・驚くほどの歌のうまさに酔う

休む間もなく、練習をさせてもらえる間もなく(笑)、ブルース・フォードさんのリハーサルに向かう。ロッシーニ歌いのテノールとして伝説的な人でもある。来日された折のエアポートでの状況を伺うと、大変なセレブな紳士ぶりで「日本人もあまりネクタイをしていないのだね・・・」「ここにも紳士がいないね・・・」「どうして暗い色ばかり着ているのだろうか・・・」とおっしゃっていたそうだ。それでは!と、こちらも仕事のときはスーツを着るのは好きだけれども、リハーサルなのにがんばって、ヴェルサーチのスーツにプッチのネクタイでお出かけだ(笑)。

お会いすれば、とても気さく。また良くしゃべる元気な方で、休憩だろうが歩いているときだろうが歌うことをやめない。音楽が溢れているというか、音楽が大好きでしょうがない、最高の誉め言葉としての音楽バカと呼べるジャンルの人だ。「頭からペトラルカのソネットが離れないんだよ」とおっしゃるので「日曜日弾いてきたよ」と言ったらビックリされて「どれ?」。それで私が弾いたのが123番だとわかると「一番好きだ~」と絶叫して意気投合。「プログラム変えますか?」と言うと「イヤイヤ、それはしないよ」と爆笑。

リハーサルが始まると、まあ・・・・・ビックリするくらいうまい。めちゃくちゃすばらしい!表情の豊かさと感情表現が繊細で、まさに「うまい歌」を聴かせてくれるタイプの人だ。日本人のコチコチの聴き手にとっては「アジリタがどうこう」とか、このジャンルだとそういうことが一番大事なことのように言われるが、私はそういう「音楽のまともな聴きかた」とは違った「変態的フェチの楽しみ(これも悪い意味じゃないけど、そんな感じするよね 笑)」の視点からは判断が出来ない。すみません。ただ感覚的なものや雰囲気、音楽の心の動きがこれほど柔軟なテノールを聴いたことがない。ソプラノならばいるが、テノールはここまで細やかな歌を普通は歌わない。

「君はパーフェクトだね!音楽も良いし!特にロッシーニは有名なピアニストのあいつもあいつも、皆もっとへたくそだよ(笑)」とかなり誉めてもらえたが、常々ロッシーニの、それもわりと馬鹿馬鹿しい内容の歌曲のピアノ伴奏が難しいと思っていたので、なんか安心した。「他の人はどうやってるんだろ?」と思っていたところだった。感情豊かに弾いたり、ピアニッシモを使ってセンス良く弾こうとすると、崩壊したり目立つアクシデントが起こりがちの曲だ。逆に専門家づらしてバシッと弾いてしまう人は、内容のない弾き方に徹しているから(感受性が足らないからという場合も)、それが出来ている場合が多い、というのが実情だ。レベルから言ったらはるかに上だけれど、リストの「ペトラルカのソネット」に変更してくれたほうが、本当はずっと安心だ。

シュトルツの曲はブルースさんが楽譜がなくてずっと探していたら、かの大テノールのニコライ・ゲッダが楽譜を送ってくれたものなんだそうだ。「ぜひこの曲を楽しみたまえ」というメッセージのあとにゲッダのサインがあって「そのゲッダのスペルが全部音名になっていて、最後のAが高いAになっていてね・・・」ととても楽しそうに話しておられた。そういえばどこかゲッダに似ている?「自分のレパートリーはドニゼッティまでなんだよ」ともおっしゃって、なんと有名な「女心の歌」等も最後の音を高い音に決して上げない。きっとお客さんはビックリだろう!が、これがスタイルだ。ただ、こんなに内容の素晴らしい音楽が、たかだかハイノートのこと等で、中途半端な人たちに万一中傷されたりしたら残念だ。

今日は、楽譜が違っていたり色々とあったが「もうリハーサルは必要ないね」と明るく笑ってオシマイ。素敵な色のコートに身を包みながら「おいしい日本茶を買いたいんだけど・・・・」と聞かれたが、簡単に「浅草に行けばいい」みたいなレベルではないらしいので、デパートで竹茗堂(ちくめいどう)の高~いやつを買ってもらうことにした(笑)。
by masa-hilton | 2007-12-19 01:39 | 音楽・雑記

初の「千の風」、「愛加那」・・・・・「秀鳥」で大宴会、そして宴会は今日も続く

昨日上大岡のコンサートは同級生の萩原かおりさんとの共演。ソプラノ歌手としてヴォーカリストとして活躍しているが、私はCDのお手伝い等をしたものの、ライヴの共演は初めて。ヴォーカリストとしての彼女のほうを知っていたので、本日はソプラノ歌手としての底力を見せてもらって、とても楽しく嬉しかった。学生時代から大変仲良しで、チャーミングで性格も優しく大人だから、ずいぶんケアをしていただいていることと思う。

a0041150_20213146.jpgまずは初の「千の風」。もともとこの曲を今までやらなかったのは、別にアンチじゃないけど好きでもない(笑)というか、前奏も5小節と不自然に始まり、字余り風な譜割りの素人臭い作りが、演奏上きわめてやりにくいのと、単調な旋律の動きと見るべきものがないから。こんな風に書くとこの曲が大好きな方から怒られてしまいそうだが、これは専門家はだれもが言っていることで、だからだれが歌っても(クラシックの歌手)なかなかうまく聴こえない難曲にもなってしまっている。でも今回やってみてよくわかったが、平板なテンポ設定と陰影のない歌い方によって、そうなっているだけであって、いくらでもやり方はあるようだ。逆に言うと、普段あまりにも低いテクニックで歌われ続けているかわいそうな曲かもしれない。今回の萩原さんは実にセンスの良い設定で、声の威力もらくらく高いEsも出るゆとりを生かして、とてもうまく歌った。リハーサルのときから譜めくりの直次郎は泣き出すし、本番は歓声とため息と涙に包まれて、とてもすばらしいことになって感激した。少なくてもこれだけうまい歌で「千の風」を聴くのはだれしも初めてだったことだろう。かおりちゃんも超ゴキゲンで終了後は見事な酔っぱらいだ(左写真)。

「愛加那」は西郷隆盛の島の妻であり、その愛の生涯を綴ったもの。これを私がクラシックバージョンに仕上げたものをやってみたわけで、こちらも内容が深く伝わる成果を得られ大成功だった。

さて昨日の宴会は、焼鳥の「秀鳥」(しゅうちょう)。こじんまりとしたおやじの店だ。ここで大いに盛り上がる。さすがにおやじ系の焼鳥屋はしっかりビリビリ焼くね。これはこれでなかなかおいしい、スタンダードな焼鳥だ。「カシラ」と「ナンコツ」をタレで戴いてこれはうまかった!プチトマトの焼き物は、なんか子供のころに遊んだスーパーボールを思い出す(笑)。味もなかなか!タレで食べたかったが塩で焼いた手羽はここの人気メニュー!これが最後の1つだった。

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一夜明けて今日は大あらわ!福井の24日のコンサートのリハーサルを人形町で。林美智子さん、工藤志州さん、有本泰子さん、そして池田直樹さんが続々わが家へ!工藤さんと有本さんは前から存じ上げていたが初共演。二期会で頑張っているソプラノだ。リハは楽しくいったが、今日は仕事の前の立ち寄りであわてて帰宅。池田さんと林さんとは太田鮨で大宴会!池田さんは江戸前の「煮ハマ」を楽しみにされていたので大満足のご様子!おなかがはちきれるほど食べた~~。コンサートのほうは「蟹の季節の福井」だけれどもケアは出来ないので「今日のお寿司のかわりに駅弁で我慢してね」といったところだ。もうすでに打ち上げの様相だった(爆笑)。
by masa-hilton | 2007-12-18 00:11 | 日々の出来事

ブルース・フォードさん曲目

今日のコンサートで、ブルース・フォードさんの曲目をずいぶん聞かれましたので、少し見切り発車ですが掲載いたします。

GOMES
Io ti vidi

MERCADANTE
la preghiera
lamento del moribondo
il pastore svizzero

BELGIOSO
digli chee un infedele

ROSSINI
la gita in gondola
l'orgia
la danza

HANDEL
where'er you walk(Semele)

MOZART
il mio tesoro(Don Giovanni)

DONIZETTI
una furtiva lagrima(l'Elisir d'amore)

VERDI
La Donna e Mobile (Rigoletto)

STOLZ
in wien hab'ich einmal

LEHAR
komm zigan(Graefin Maritza)
deen ist ganzes herz(Lustige witwe)


イタリアの歌曲なんかは歌手達はみんな知っている歌かと思いきや、そうでもなく(笑)、結局楽譜の入手は本人から。それもやっとおとといのことです(汗)。もう本人来ちゃうのに・・・・きついきつい。歌の伴奏は大変です。

そして本日のベーレさん。内容は素晴らしかったと思いました。やはり本番で初めてわかりましたが、古いタイプのオペラ歌手ですね。その実在感のある感動は、よそにはないものだったように思います。68歳というお年なのに、日本についてすぐリハーサル2日~本番~明日帰国と、超ハードなスケジュールなので、さすがにリハーサルでは声も安定しないこともありました。それもありやや心配しながら弾いているのが、当然音楽の動きにも影響してしまいますね。でも影響するからこそお互いの心が通わせることができるわけで、それがアンサンブルの愉しみです。細かいことは気にせず楽しもうとすると、次第に溶け合うようにして、自然に独特の世界に引き込まれます。後半では声の調子が良くなってきて、リハとは違うスピードになっての感情的な暴走や、思わぬ譜めくりのアクシデントもあったりして、どうしようかと思った一瞬もありましたが(笑)、逆に言うとこうした一瞬こそがオペラですね!本人も大喜びでしたし、ここでも感動がありました。

11月のカバトゥさんとブルエラさんが自分のスタイルに近い歌手だったので、繊細で自由な対応が出来たために、その差は感じました。が、こうして色々なタイプの芸術家と精一杯の力を尽くして音楽を共にする時間を持てることは、何物にもかえられない幸せです。それがまた自分の中に蓄積されていくのですから。さあ、ともあれ今週は息切れせずにやれるか?です。
by masa-hilton | 2007-12-16 04:48 | コンサート・イヴェント告知

キラリ・ふじみでのコンサート

この富士見市でのコンサートは何年か前にチャイコフスキーの協奏曲を弾かせていただいて、それがご縁で実現しました。

ホールがず~っとイタリア関連のフェアのようなイヴェントをやっていらっしゃるということで、いつもとは違うイヴェントリサイタル。新しい衣装も用意して(笑)、リストの曲も実はみんな「ヴェルディ風に」とかのアレンジを入れてやります。肩の力が抜けた楽しいコンサートに出来れば良いなと思っています。

それにしても、おいしいパスタを食べに行きたいな~~~~!
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by masa-hilton | 2007-12-15 12:23 | コンサート・イヴェント告知