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恒例のお誕生日イベント!幸せ!!

a0041150_12105091.jpg昨日は私の誕生日ということで、誕生日イブからメールやお電話、さらには大きな花束もたくさん戴き、おうちがいっぱいになりました。ありがとうございました。私のように年末に誕生日があると、人が集まれば忘年会のようにもなり、仮にひとりでもしみじみとした気持ちになり、とても良いお日にち!ありがたいことです。

子供の頃は、クリスマスと誕生日と正月が一気に来るので、プレゼントがまとめて1つみたいなちょっと損な部分もありましたが。ちなみに我が師チェルニー=ステファンスカも同じ誕生日です。

昔と違って年の暮れはそれらしくないですよね。暮れといってもギリギリまで店はやっているし、お正月は2日から開いてしまうのだから、ただの1日の休日みたいなものですよね。それにコンビニがあるから買出しもする必要ないですしね。特に東京のど真ん中に住んでいると、1日から開いている店もけっこう多く、何も困ることもありません。年賀状を用意するのが遅れてしまうというのもこの辺りに理由があるのかも?いずれにしましても演奏家はみんな遅い年賀状(笑)。今年は5日までに発送できれば~!とがんばりたいと思います(笑)。

そんなこんなでも帰省する方も多く、夜の銀座はいつもに比べれば閑散としています。こういうのもいいなあ。29日はまた「石川屋」に行きました。

前回で最後のお蕎麦を「天麩羅付き」にすると量があるということをわかっていたので、今回は馬刺しも赤身だけを戴き、お店のイチオシ「白レバーの鉄板焼」を注文。苦手の塩味ながら美味しかった。量もたっぷりですね(笑)。最後は温かい「海老天ぷら蕎麦」を注文。まさかと思いましたが、やはり大きな海老が5本も乗っていました。あはは、凄い!でもここの天麩羅はライトだから、温かいお蕎麦に乗っているのが美味しいですね。プリプリの海老はうま~い!私は最近は人形町の濃い味のお蕎麦屋さんにすっかり慣れてしまって、おつゆのほうは何か薄く感じました(笑)。いけないよなぁ~(笑)。

(後日談)しかしこのお店もその後メニューが変わったりいろいろして、結局無くなってしまったんですよね。

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さて私の誕生日イベントは毎年、六本木の「かに瀬里奈」に行って「カニしゃぶ」を戴くというのが通例。いつも書きますが、「瀬里奈」は「しゃぶしゃぶ」がメインですが、「かに瀬璃奈」には大好きな「カニしゃぶ」と「石焼ステーキ」があります。この2つが私の大好物!「石焼ステーキ」なんて別に・・・・と思われるかもしれないのですが、ならぜひ食べてみてください。ホントうまいっすよ。「神戸牛の石焼ステーキコース」というのもありますが、何だかんだで3万円ぐらいしちゃうし、そこまでしなくても十分美味しい。年末だと言うのに、そしてお高いのにいつもいっぱいの「瀬里奈」。大体客層は年配のご夫婦、家族、怪しい芸能プロの社長風と凄いボディのお姉さん・・・・みたいな(笑)。ここに来るといつも、日本はまだ大丈夫だ!と思いますね。

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まず普通に子持ち昆布のお通し、そして刺身!刺身のうまいこと。この質こそが「瀬里奈」です。刺身はアラカルトで大きな切身にも出来るのですが、この大きさでも十分美味しい。ずっと食べていたいほどです。茹でカニは今年は毛ガニではなくズワイガニでした。うまい!今年は北海道も行きカニは随分食べたのですが、「瀬里奈」はなんか特別。大きさはそれほどではなくても身が立っているというか、違いますよね。美味しい!そして「ふぐの鮨」!コレも毎年楽しみなものです。幸せ感が増大。

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a0041150_1250711.jpga0041150_12502563.jpg「カキのグラタン」ももちろん美味しいのですが序の口。写真は失敗しましたが「たらの白子が入っているウニ風味の茶碗蒸」もありました。写真といえばちょっと斎藤雅広さん、いくらお誕生日イベントとはいえ、なんか写真大きくないですか(笑)?すみません、携帯変えたばかりでサイズ変更のボタンを押してしまってました~。お許しを!でもこのサイズは迫力ありますね(笑)。

そして「カニサラダ」をアラカルトで注文しました。割と古風な感じでしたね。ちょっと食べ過ぎです。で、「瀬里奈」の「西京焼」!日本で一番うまいかもしれません。いつもながらこの西京焼もとても楽しみな一品なのです。それから「カニコロッケ」も食べてみました。とても小さいです(笑)。もっとカニが溢れるばかり入っているのかな?と思いましたが、味はまろやかで美味しい。

そしていよいよ「かにしゃぶ」です。プリンプリンの身を大いに堪能できます。食感はちょっとエロティックな感じです。前回は「極太」も注文しましたが、今回は普通サイズで。十分だと思います。「タラバガニのしゃぶしゃぶ」もあるので、コレは次回に!

前回はこの「カニしゃぶ」の方をメインに考えていましたが、今回は「石焼ステーキ」をメインにしました。だって美味しいんだもん。マジうまいですよ。つけダレからしてうまい。特に塩ダレは私がうまい!と許す唯一の塩ダレです(笑)。お肉もお姉さんが焼いてくれるのだけれど、こちらも絶妙。肉は前述の神戸牛のほかには「サーロイン」「ヒレ」「シャトーブリアン」の3種があります。今回は「ヒレ」!荘厳に肉が運ばれ石が運ばれてきて、ジョワ~~です。本当に幸せです。

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というわけで、皆様も良いお年をお迎えください!今年も本当にありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。来年もまたガンガンとがんばりますね!また皆様にお目にかかれるのを、心から楽しみにいたしております。

by masa-hilton | 2009-12-31 13:25 | 日々の出来事

ひま人というのは・・・・・

今年は大学等のレッスンもなく、定期的に来るプライヴェートのお弟子さんも立派に巣立って、完全なフリーになった。とてもすがすがしい感覚だ、そうなのだが一歩間違えば「ぷー太郎」である(笑)。本来ならばアーティストたるものは、もともと「ぷー太郎」が基本(笑)。誰しも2足のわらじは履きたくないと思っているものだ。ところで、ひま人というのはひまなときが忙しい人のことを言うみたい(笑)。今年はけっこう人に会ったし積極的に企画も考えた。30歳のころ荒波にもまれながら、日々を生きていたあのころの感覚を思い出す。他人様の心配をしなくていい分、ありがたく自分のことで動き回われるということだ。でもそれができるのは多くの方々の支えがあってこそで、とても活気のあった今年、改めて皆様にお礼と感謝の気持ちをお伝えしたい。

a0041150_23553335.jpg親しい方と広尾にある「ラ・ビスボッチャ」に出かける。イタリア政府公認の唯一のイタリアンとして、今から10年ぐらい前は予約しても取れないぐらいの店だったが、最近は一般的になってしまってそうでもないらしい。私はここの姉妹店の恵比寿の「イル・ボッカローネ」に足しげく通ったことがある。もう20年近く前だ。当時はルーコラのサラダとかパルメザンチーズのリゾットとかが大変珍しかった時代である。来日したクラウディオ・アバードとかも喜んで通っていた店である。この日もとにかく美味しかったが店が暗く、写真はうまく撮れなかった(笑)。お店のHP見てね。

そんな「ラ・ビスボッチャ」は私のよく知る昔の「イル・ボッカローネ」と同じスタンスだった。客層はイタリア人のお客さんたちと、若い人はデート組が多く、フォーマルで上品ながらちょっと薄着の女性が多いのはなぜなんだ(笑)?けっこう「懐かしいお味」という感じだったなあ。すべて美味しく戴いたが、こういう感じは今では古いタイプのレストランなのかもしれない。私も珍しくワインをガブガブ飲んでしまい、ちょっとやばかった(笑)。久しぶりの広尾は駅前に大きなアニマルが電気仕掛けで動いていてビックリ。ちょっと行くとこれまた昔しょっちゅう利用していたレストラン「シェ・モルチェ」があった。明治屋のフレンチ・レストランだ。「まだあるんだ~」とこれもまたビックリ。昔はベーゼンドルファーが置いてあって、ここで演奏したこともあった。定期的なコンサートも開かれていたんじゃなかったかな?

人形町では普通の生活。海鮮丼の食べ比べをしようと思っていたが、急にエビフライが食べたくなって中止(笑)。エビフライと言えばとんかつの「すがや」。家庭的な太い海老を出してくれいつも満足。今日は海老が1本足らなかったから、カニコロッケとのエビ&カニ定食にしてもらった。実は前からこういう風にして食べたかったのだが、実際食べてみると海老は海老、カニはカニでミックスにしないほうが良いようだ。共に匂いがあるからね、やはり個別のほうが美味しい。久しぶりのビストロ・トカチにも行ってみた。こちらは「古き良き洋食屋さんの」海老フライだ。海老はまっすぐに伸びて少し大きめ、タルタルソースで戴く。懐かしい気分を満喫できる。揚げ物ついでに「三友」のカキフライ。この「俵コロッケ」のような大きなものにカキが6~7個入っている「人形町の3大珍味」の1つ。やっぱりおいしいね。

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露店が並び「日山」「魚久」のような老舗も外に売店を出して特売をしている。年もいよいよ押し詰まってきたということだが、なんだかんだとひま人は忙しく、今年も年賀状は遅れます。すみません。でもとてもかわいい!ので乞うご期待!
by masa-hilton | 2009-12-28 23:58 | 音楽・雑記

休日は怒涛の鑑賞 その16

a0041150_3114585.jpgまずは新しい演奏家のを1つ。最近のロシアの若いピアニストの中で、最もその才能が期待されているエフゲニー・スドビンの弾く、ラフマニノフの第4協奏曲の初版によるものとメトネルの協奏曲。私はラフマニノフの4番が大好き。これは一重にアルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリの華麗な超名演が存在するからで、これはピアノを弾く人間の聖書とも言える音の至芸である。またタマーシュ・ヴァシャーリのスローなテンポの4番も大のお気に入り。こうした名演奏があるから気になる曲の1つになっているのだが、曲自体には特に第1楽章の最後の突然の終わりとか、不可思議な部分がある。今回初めて聴いた初版は、より複雑に濃厚になっているのかと思いきや、始終ニヤケたような世紀末風な気分に満ちたもの。デカダンな映画音楽か、または失敗したマーラーか?といったようなおかしな曲だった(笑)。おそらくは「この時代」の作曲家としての「刻印」をどこかに遺した曲を書きたかったのだろう。さらに唐突な曲の進行と盛り上げに欠けた流れは、現行版を知る者としては「認められない陳腐さ」がある。これでは不評やむなしである。こんなことで曲の奇妙さばかりが気になって、ピアニストとしてのスドビンの力量もよくわからないというか(笑)、どうでもよくなってしまった。落ち着いてからまたメトネルのほうをじっくり聴いてみよう。

a0041150_3122372.jpgさてこちらは大いに感動させられた曲の話である。名歌手エリザベート・シュワルツコップと巨匠エドヴィン・フィッシャーの共演による1954年のライヴ。ライヴといっても放送用録音。この2人は2年前にEMIへのシューベルトの歌曲集の録音を行っていて、これは不滅の名盤として名高い。

フィッシャーの天使の微笑にも似た無邪気で素朴であたたかみのあるフレージング、そしてエモーショナルな音の色は現代のピアニストの大切な模範である。この54年のライヴはフィッシャー68歳。正直かなりヨレヨレの危なげのある演奏。そんな状態であっても「水の上で歌う」がこの上もなく美しかったり、思わぬ難しい曲はバッチリ弾けていたりと、さすが巨匠は測り知れない底力を持っている。ブラームスの素朴な情感もすばらしく、有名な「子守唄」や「調べのように」等にただよう巧まざる寂寥感とそれを包んでいく優しさなどは、巨匠の確かな楽譜の読み込みの正しさが実はベースになっている。特に感動したのはベートーヴェンの歌曲。このCDのお目当てはシューベルトとブラームスだったのだが、たった3曲ながらベートーヴェンに驚いた。これほど雄弁に魅惑的に深々とした曲に演奏できるとは!この演奏を聴けばベートーヴェンの歌曲の真価を誰もが認めることができるだろう。やはり巨匠たちの演奏にこそ、学ぶべき真髄がある。本当にすばらしい。


a0041150_31255100.jpgエドヴィン・フィッシャーに並ぶ大巨匠であり約10歳上のアルフレッド・コルトー。コルトーの実に興味深いライヴCDが復刻。なんと戦時下のパリで、あのウィレム・メンゲルベルクとの共演で「ショパンの2番の協奏曲」だ。

メンゲルベルクと言えば戦前のカリスマ指揮者で、濃厚を極めた個性的な表現で有名。このCDの後半には「チャイコフスキーの悲愴交響曲」が入っているが、これがまたメンゲルベルク18番であり、レギュラー盤の演奏がやや大人しい感じもあるので、この「悲愴」のライヴにも興味がわく。「悲愴」は解釈はほとんど同じだったが、ライヴの情熱が加わりより説得力の強い迫力ある演奏が展開されていて満足。濃厚なルバートはきちっと計算されていて「よくオーケストラがついてこれるなあ」と思うほどにテンポも動く。メンゲルベルグの面目躍如の名演だ。

a0041150_23565049.jpgコルトーのほうも「ショパンの2番」にはレギュラー盤があり、バルビローリとの共演盤である。このライヴではオーケストラをコルトー版の独特な解釈で演奏させている。そして超大物メンゲルベルグに対しても同じくで、あくまでも自分の解釈をやらせてしまうコルトーが、泣く子も黙る大立物だったことがわかる。メンゲルベルク盤の方のコルトーは、より「歌」のようにして聴かせる。それもかなり自己流な強引さで大暴れ(笑)。大きな音や大きなルバートも「ハッタリ」をかますようにして、左手で爆音をわざと作ってまで主張する。遠近感のあるコントラストを強く作る。これは今まで彼のスタジオ録音からはわからなかったことだ。ハッタリではない部分はとても軽く弾いている。スタジオ録音では明るく「キャラ~ン」とした音でゴツゴツ弾くイメージだから、こんな軽いタッチでの演奏は想像も出来なかった。この軽さはショパンの弟子ミクリの門下たちが持っていたあの軽さ、例えばモーリッツ・ローゼンタールの軽さ!そういう意味で、今までコルトーに持っていたイメージを一新させられるCDで、大変貴重である。これを聴いたあとにレギュラー盤を色々聴きなおしてみると、彼の演奏の新たな多彩さを実感できる。またそれが彼の本来の姿なのであろう。特に同じ曲で(バルビローり盤)聴くと、それは明らかになるので本当に面白い。個性的と思われるコルトーの演奏もまた、ヨーロッパ音楽の演奏の伝統の中にあったのだ。またあの「節目のハッタリ」は役者の大見得のようなものだから、このあたりが他のピアニストよりも大衆に受けた所以かもしれない。そしてこのライヴのミスタッチはかなりなもんである(笑)。

67歳であるコルトーはこの時期「皇帝」なども演奏していたようで、こちらも面白そうだ。1944年と言えばホロヴィッツも全盛期であるわけだから、本当に色々な演奏家が同居していた黄金時代だったわけだ。


a0041150_3132693.jpg前にもちょっと書いたが、今年はそのホロヴィッツの没後20年ということで、全盛期のライヴ等が次々陽の目を見ている。聴いてみると、やはりどれもこれもがすばらしい。

その第1弾の「展覧会の絵」「リストのソナタ」のCDはホロヴィッツそのもの。両方とも彼のレパートリーとして有名なものであるし、レギュラー盤で穴のあくほど聴いたもの。「展覧会」の方はレギュラー盤は2種あり1947年と1951年(ライヴ)の録音。今回は1948年の録音。言ってみれば47年にレコーディングを済ませ、より手に入って絶好調の時期ということか。ただこの録音は音像が近すぎて、やや剛直に平板に聴こえてしまうのが残念。一瞬記憶が白紙になったかのような間があったりするが、演奏そのものはかなり好調で迫力満点、キレの良いオクターブがとてもダンディな風情すらある。「リストのソナタ」はSP時代にホロヴィッツが世界を驚かせた伝説の演奏が耳にある。そして老境になってからのスケールの大きなとてつもない名演があり、彼が最高のピアニストとして認知されてきた名刺代わりの曲と言えるだろう。SPのものは1932年の録音、スピード感もあり曲の把握力に優れたバランスのとれた演奏だが、若さゆえやや表情が薄く「ホロヴィッツの魅力」という点では最高のものではない。1976年の老境のものは曲の大きさを無限大にまで膨らますようなコントラスト、情熱、歌い回しのうまさと、誰にも到達出来ない円熟を極めた超名演。私はこの演奏が大好きなのではあるが、壮年期のホロヴィッツならばどう弾いただろう?という思いは残る。またデーターとは別に、これはおそらく編集によって成しえた演奏だと思われるので、良いにつけ悪いにつけ人間離れしている(笑)。また強靭な技巧が求められるところは、やはり壮年期のホロヴィッツで聴きたいとファンは思っていたものだ。今回は1949年、46歳!その願いがかなう!満足の出来る技術的にも音楽的にも壮絶な演奏で、世界遺産並みの価値があると私は思っている。ただし「展覧会」が音像が近い録音だったために、続けて聴くと「リスト」は音が遠くなる。一瞬イマイチ迫力に欠けるか?等と誤解されそうでイヤだなあ。リストはぜひ単品で聴いてもらいたいものだ。ここにはちゃんと晩年の演奏の良さも併せ持っていて「リストのソナタかくあるべし」と言わんばかりの、巨大な情熱の燃焼がすばらしい。第一主題の出現が、ここまで必然的にドラマティックに導き出される演奏など、一体誰に出来ようか。謎のカットの部分が惜しいが、暗譜忘れとかではなく単純に演奏時間の調整ではなかろうか?よく聴いてみたら、これは編集ではないように思った。というのはもう1枚のCDにも同じようなことがあるからだ。

a0041150_3141334.jpgこちらは1946年の「シューマンの幻想曲」がメインである。この第2楽章の中間部にやはりカットがある。幻想曲は彼の1965年のカムバック公演に選ばれた曲で、その演奏もまたどれだけ聴き込んだかわからないが、こちらは全部弾いているので、このカットもこのコンサートの時間の短縮を狙ったものなのか?46年盤は第1楽章冒頭が何と言ってもたまらない。ホロヴィッツそのもの、ホロヴィッツらしいニュアンスが見事な計算の上に描かれて完璧だ。カムバック公演ではここまで透徹とした表現にはなっていない。これだけを聴いても彼がいかにこの曲を深く極めていたかがわかる。この得意意識があったからこそ、カムバックで選曲したのかもしれない。ただ46年盤はやや部分部分で集中力を欠く。第1楽章の中間部、第2楽章前半、普段の彼からすればもっとうまくても良いのだ。3楽章の主題もややストレートすぎる感じもある。そうは言ってもホロヴィッツならではの多彩な表現は、その辺のピアニストとはワケが違う。こうなると「シューマンの幻想曲」はスタジオ録音で完全な形で遺して欲しい曲だった。

このCDはあとは小品が含まれる。まずファンの間で伝説になっていた「バラキレフのイスラメイ」。クリアな音質での復刻がうれしい。爆演で崩れる部分もありスリルは満点。こちらも大幅なカットもあり、終結部は大幅に変更されているホロヴィッツ編だ。ホロヴィッツが「イスラメイ」を弾いたのは1936年とこのコンサートしかないようだから、本人は好きでもなかったのだろう。このあとのコンサートでは「プロコフィエフのトッカータ」に変わっている。編曲部分も難しく変更したのではなく、弾きやすくしたという感じもある。

「ショパンの舟歌」はお得意のものだから、記録を見ても実際は何種類かの録音があるようだが、一般的なのは1957年のスタジオ録音、1980年のライヴとなる。57年のものはストレートな表現と太いたくましさが、この曲の持つロマンティックな許容量を超えているような側面もあったが、80年のものは技術的にはかなり怪しいものの、歌のうまさが秀逸であり再現部の前の幻想的なエピソードなどは至芸に近く、私は大好きな演奏だった。今回のは1947年のもの。より感情的な演奏と言える。良さも十分にあるが人によっては荒さを指摘する場合もあるだろう。個性的な演奏ではあるが、ルービンシュタインの若かりしころにも通じる「古いスタイル」も感じさせる。最近また復刻された1967年のライヴは心技一体のすばらしいものだったが、そのディスクについてはまたあとで。

リストの「波を渡る聖フランシス」は「あまりにも壮絶に弾きまくりすぎて、内容に乏しい」等という意見を聞く。途中から怒りにまかせたように叩きつけるようなハリケーンが巻き起こる。が、私は大好きな演奏だ。これこそ彼にしか出来ない演奏だから。もともと私はこの曲が好きではない(笑)。「夕月かまぼこ」のテーマみたいなつまらない主題が、何とも馬鹿馬鹿しく盛り上がっていく間に、派手でもない技巧のベタな部分があって・・・・。きっとホロヴィッツ先生もそんな風に思ったかに違いない(笑)。真面目な話、この曲にあるとすればドラマだろう。ドラマならばこの強烈なハリケーンは大冒険映画さながらである。破壊行為に近いサウンドも、誰も真似のできないレベルのものだ。


a0041150_13293785.jpgショパンの「舟歌」のところでホロヴィッツの1967年のライヴの復刻盤についてちょっと触れたが、その録音はホロヴィッツ没後20年を記念して発売された大全集に入っている。70枚組である。「ショパンのアンダンテ・スピアナート」等何回もリリースされたものは、オリジナル発売順だから同じ演奏がダブってカウントされる。その他「葬送ソナタ」「プロコフィエフのソナタ」等、まとめると70枚中約2枚分ぐらいはダブリだ。でもそんなことを言い出したら私なぞ、すでに70枚のうち60枚は持っているのであるから!そしてそれもLP時代にはレコードで持っていたものばかりで、これらをCDに全部買い換えての60枚なのだから!なのに、この全集を買っている・・・・(笑)。弁当箱よりもでかいサイズだった。

ここで注目は2種の未発表ライヴ。1951年3月のカーネギー・ホールでのライヴと、1967年11月ブルックリン・カレッジでのライヴ。ともに全盛期のものであるから聴き応えありで大満足。前者は推進力あるエネルギーがみなぎる感じなので充実感もさらに大きい。「プロコフィエフのソナタ」はホロヴィッツはウェットなアプローチで、私自身は物足りない感じがしていたが、こちらは同じホロヴィッツ・カラーではあるものの真意が伝わってきた。キレの良い「ポロネーズ」や「ハンガリア狂詩曲第6番」、「モシュコフスキー」等のスパークする演奏の谷間で、アンコールとして弾かれた「スカルラッティのソナタ」のうまさが尋常ではない。本当にすばらしい。67年のライヴは有名な「オン・テレビジョン・コンサート」の4ヶ月前。あの「ポロネーズの5番」が別なニュアンスで聴けるのもうれしいし、前述の通り「舟歌」はホロヴィッツの持つ良さが凝縮されている。「ベートーヴェンのソナタ28番」もこれで2種となった。ホロヴィッツはなぜこの曲を弾くのか、私はあまり理解できないのだが(笑)。むしろ「田園」ソナタとかがホロヴィッツの演奏で聴きたかった曲である。もし「田園」ならば第1楽章冒頭のサウンドも素敵だろうし、あの第4楽章にきっと魅惑的な表情がつけられたに違いない。さらに言えば晩年には「月光」ソナタをもう1度弾いて欲しかったと思う。そういえば次の未発表ライヴはベートーヴェンなんだそうな。こちらも楽しみだ。さて話は戻ってこのコンサートの「カルメン変奏曲」では一瞬ヒヤッとさせられた部分が!自作だから何とでもなるわけだが、これもまた興味深く聴いた。

現在、残念ながらこのBOXは早々に廃盤となった。売れ残りがない限り入手不可能だ。やはり買っておいて良かった(笑)。でもホロヴィッツ全集として4万円のものは出ている。こちらはモノラル録音とステレオ録音が適当なカテゴリーに編集されたものだ。いずれにしても、これを機会に多くの人が彼の凄さを理解してくれるとうれしい。


a0041150_3161076.jpg買って良かったといえば、ジョルジ・シフラの1964年の東京ライヴも凄まじい。数々のシフラのライヴ盤の中でも、これは確かに出来が良い。逆にこんなにすばらしい演奏が日本で伝説にならずにいたことは悲しむべきことだ。これはデル・モナコ来日の「声」の伝説に対峙する「究極のピアノ」と言えるものだ。当時の評論家やピアノ関係者がシフラの真の才能に気づかず、この凄まじさを曲芸レベルと思ってしまったことが情けない。聴き手が猿レベルだったのである。

レパートリーは彼の「いつもの」曲。どうしてもリストの爆演に期待してしまい、ショパンの方はスキップしてしまいそうだが、このライヴでは聴くべきところは多い。シフラは時として妙におとなしく、つまらなく演奏するときがあるが、本当は古典等できちんとした演奏も出来る力量とセンスを持っていたので、個性的なものばかりでなく普遍性あるものも伝えたかったと推察する。コンサートにおいてもそれらを対比させるために、オーソドックスな解釈の曲をあえて入れていたのではないか?まずこのCDに聴く「ショパンの幻想曲」は、優れた技術が冴えていて、そのかっこ良さのある風情が楽しい。それがまた爆演に繋がらないように、あちこちでブレーキを踏んでいるのもよくわかる。良くコントロールも出来たダイナミックな演奏で気持ちがこもっている。「ワルツの4番」はもう少し面白さを前面に出しつつも、節度をわきまえた個性的な魅力を出した名演。「スケルツォ第2番」と「バラード第4番」はやや荒めで、何となく「大曲」として捉えていないように聴こえてくる。楽器の調子の問題か、左手があちこち抜けてしまうのが、どこか真剣味のないような演奏に聴こえる要素となるが、面白いことに決して集中力を欠いてはいない。

後半のリストは文句を言う間もないほどに凄すぎるものが縦横無尽に繰り広げられ、これはどれも大いに楽しめるものだ。ただこれだけの演奏がされているのに、お客がわりと冷静なのが気になった。曲を追うごとにさらにさらにと演奏が激しくなっていくのは、シフラ自身が「え、まだ喜んでくれないの?」とやや怒りにも似たような焦りを、ステージ上で感じたからだろうか?最後はこれ以上のヒートアップはありえないほどの「ハンガリア狂詩曲第6番」に至るのだが、「スペイン狂詩曲」の時点から観客がもっと熱狂していたら、前半のショパンの演奏を考えても、もっと抑制のきいた演奏になっていたのかもしれない。それにしても凄いライヴだ。

上記のシフラのライヴは非常に音が良いのもうれしい。ライヴが次々と復刻されている割には、意外に良い録音状態にめぐり合わないのがミケランジェリのライヴである。前回、録音は良いがつまらないとあっさり書いてしまった東京公演のライヴも、彼のすばらしい他の演奏を知っているからそういうコメントになってしまったわけだが、録音状態が良い分の聴き応えは確かにある。ミケランジェリはほとんど限られたレパートリーで活動していたし、その解釈も全くゆるぎなくいつも同じであった。東京公演の冒頭のシューマンは明らかに集中力がないし、ラヴェルの「高雅で感傷的なワルツ」は彼の最高の演奏の精度から見るとかなり荒い・・・・と、こちらはその瞬間に応じた微妙な違いを楽しむわけだが、東京公演の「ショパンの葬送ソナタ」なぞは良い音質で聴けるために、非凡な解釈と表現力の説得力が多彩に聴こえてくる。これを標準にして他の録音状態の良くないものも、その味わいを推察できると言うわけだ。

a0041150_317299.jpga0041150_12511752.jpg今回入手したのは1967年6月28日のライヴでオールショパンプログラム。オールショパンと言ってもミケランジェリがいつも選ぶ曲ばかりで、それもいつもの解釈で弾き進んでいくので、その点では全く新鮮味はない。ステレオ録音と言うが、一昔前の擬似ステレオのような音でむしろ本来の彼のピアノの美しさを殺してしまっている。と書けば良いところなしのように思われるだろうが、実はこれはミケランジェリ・ファンならば必携のCDである。音質の件は上記の理由でカバーできる。このCDの魅力は、どうしてそのようになったのかわからないのだが、この日のミケランジェリのピアノに微笑みのようなものがあることだ。そして自らの表現や響きを楽しんでいるかのような一瞬があちこちに見られる。普段の彼ならば、良い演奏であればあるほど隙がない演奏になっていくので、こういうケースは極めて稀だ。評論家からは「冷たい」と言われてしまう彼の音楽的な表情は、(DVD等を見ればわかるが)本来は貴族趣味から来たものであるから、イメージを遊ばせるような演奏も実は可能なはずなのだが、絶対にそういうことはしないタイプである。

冒頭に弾かれる「幻想曲」で彼はありえないミスタッチを1つやる。完全無欠のピアニストなのでミスも少ない人だが、この「幻想曲」でのミスはコミカルにも聴こえてしまうほど滑稽なものだ。私の勝手な推察だが、予想外な出来事にここで緊張の糸が切れたのではないだろうか?このあとミケランジェリはその場の空気を楽しむかのような演奏に切り替わる。「遺作の前奏曲」もミケランジェリお得意の曲だが、この前半が陶酔的なロマンティックな情緒と切なさをかもし出す。この部分は今まで聴いたこの曲の演奏でベストのものだ。「葬送ソナタ」の第1楽章の第2主題、第2楽章の中間部も通常と同じ解釈での運びなのだが、どこか官能的な情感が感じられる。ここでミケランジェリが語りかけているのはむしろ自分の心に対してであるから、この情感はいわゆる「誘惑的」なものであったり「艶めかしい」ものではない。それは普段の彼の演奏や、ここでの他のレパートリーを聴けば明らかだ。別な言葉で言えば「陶酔的」、自己に向かった「エクスタシー」のようなものだと思う。

例えばこのブログを読まれる皆さんならよくご存知のように、「葬送ソナタ」終楽章のミケランジェリは1つの伝説である。ここでもそのフィナーレは(最善かはどうかわからないにしても)、いつも通りの凄まじい演奏がいつものように展開されていく。「いつも通りいつものように」というのはむしろ凡庸な演奏家がやることである。それは良く言えば「完成度が高い」とか「よく弾き込んである」とか誉めることは出来るが、ぶっちゃけ「毎回ただキチンと弾いているだけ」ということでもある。ミケランジェリも彼自身は「毎回キチンと弾いているだけ」なのかもしれないが(笑)、その毎回が伝説になるようなものなのだから、もうお話にならない。そんなミケランジェリだからこそ、その相対的な評価を誰もがイメージしてしまうが、例えばミケランジェリの「葬送ソナタ」は簡単に聴けるものだけでも6種類はある。その中でこのCDの演奏がどういう立場のものなのか、出来不出来ではない違いを味わえるという意味で価値がある。

このCDの長めの解説文では「マズルカ」の演奏について全く触れていない。きっと私のように思いを込めて、ミケランジェリを聴き込んでいないのだなあと、実に寂しい思いがした。このCDにはマズルカは作品68-4、33-1、30-3、59-3の4曲が収録されているが、実はこれこそが稀代の名演なのである。この4曲があるから、このCDを買う価値があると言っても良い。事実そうだ。68-4の時間が止まるほどの哀しみに満ちた表現、でも実際は調の移りと心の動きが丁寧に連動していて、微妙に色彩を変えながら弾いている。これは誰もかなわない。いつものミケランジェリでもこうはいっていない、むしろ時間の止まり具合の方ばかりが気になってしまうような演奏だったりしていた。41-4も同様の演奏。どの曲も1つ1つの音と気持ちと見事につながり、独特な空気を感じさせる。だからこそ30-3のスケールの大きさも空洞化しない。また59-3が最高だ。さらに流れが自然で自在。ホロヴィッツの名演にもまったくひけをとらない出来栄え。ここでのマズルカはミケランジェリの中でもベストに属するものだと思う。ただしショパンのマズルカとしての正統ではない。ミケランジェリとしての崇高な芸術だ。有名なボックス(右写真)を出したのは、1967年6月23日のライヴで68-4、41-4、33-1、30-3、59-3、33-4と6曲のマズルカが同じように「バラードの1番」の前に弾かれているから。こちらの演奏は響きのないデッドな録音で、ミケランジェリも時として流れの良くないゴキゴキした表情で弾いている。もちろん解釈は同じだし方向性は一緒で、丁寧さと自在さが微妙に欠ける違いだ。日にちが近いので、もしかすると28日も4曲ではなくて6曲弾かれていたのかもしれない。

ちなみに「バラードの1番」と「アンダンテ・スピアナート」に関しては、私はミケランジェリではもっと好きな演奏がある。マズルカの後でこの2曲はやや集中力を欠いた。それでもポロネーズの主題など、やはりいつもに比べて遊びの多い表情が楽しく、和やかな雰囲気が続いていた。
by masa-hilton | 2009-12-26 01:07 | 休日は怒涛の鑑賞

願いまして~は、「馬」と「鹿」で・・・・

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a0041150_173120.jpg冬になるとうれしいのは鹿肉のステーキが食べられることだ。ここのところは人形町イタリアンの「アルポンテ」で戴くことが多かったが、気軽に行くと上野駅の「レカン」のランチで食べられることを発見。うれしいじゃないの!とても運が良く、いつも大行列の上野「レカン」のランチに行ってスススと通されて、待つことなく戴けた。ここの大行列は「駅の中にある」という意味もあるので、客層もマチマチだから並ぶのはとても疲れる。ラッキー!

さすが老舗の「レカン」である(笑)。前菜はエビのフリットだがこのソースが何とも濃く重い。最近はライトな感じのフレンチが多いので、こういうオーソドックスなものが出てくると、思わず笑ってしまいたくなる。もちろんまずいのではなくて、ランチの前菜にこの「重さ」!なかなかのパンチがある。ビーンズをあしらったお魚は選べないが、メインはお待ちかねの鹿肉だ。うま~~い!こういうものは正攻法で戴くのが一番!!しっかりとしたソース。コレは気軽に食べられるランチにはとっても贅沢!大満足のメニューだ。デザートは色々選べるのだが、アイスクリームにしてもらった。

こんな美味しいコースを食べている人は割と少ない。確かに駅中だから電車の時間もあるから仕方ないにしても残念だ。いかにもセレブ風な人たちに限って、ライトなランチをそそくさにどうでも良い感じで食べていたりする。雰囲気もあるのにもったいない感じだね。

クリスマスの銀座に行けば人だかり?さすがに賑わっていると思いきや中国の方たちだ。何となくいつもの銀座と違う。人のことは言えないが、携帯写メで撮影している人ばかりで、そこに映らないようにと身をかがめて歩く。ホッとしているとテレビ局のクルーに遭遇、こちらはもっとやばいではないか(笑)。盛り上がっていたのはミキモトの前のツリー。さすがに立派だった。和光の入り口にあるツリーもきれいだったが、撮影禁止と(笑)。きっと写真だけで人が店先に溜まってしまうのだろう。撮影だけして有名店を回る中国客も多いのだとか、それは確かに迷惑だが、お店としては微妙な選択かも。この時期なのに感じはあまり良くない。

a0041150_129583.jpgさあてとどうしよう?と思うと、どうやら最高にお気に入りの和食の「さの」が閉店している。電話も出ないので心配だ。あんなにうまい店が・・・・!世の中お客さまあってのことだから、うまいだけでは駄目なのだろうが悲しいな。そしてやはり閉店した馬肉の「仲巳屋」。でも「仲巳屋」の後に出来た蕎麦屋の「石川屋」は同じ料理長の店。そんなこんなで顔を出ししてみた。

おおおお「馬刺」もあったよ。とてもうまい。そして随分安い!前より「たてがみ」は随分薄かったけど、この3点盛が1500円ならかなりお得!大満足!嬉しくてバクバク!基本は蕎麦と焼鳥の「呑み屋系」だ。以前「仲巳屋」の常連だった人たちはさすがに離れてしまったそうだけど、お蕎麦のつゆも毎日研究しているそうで、また応援したくなっちゃった。焼鳥の皮を使った「皮餃子」も美味!出来合いの「手羽先餃子」とはワケが違う。次回は「から揚げ」も食べたいぞ。メインのお蕎麦は「海老天せいろ」。何とエビ5本!!大サービスありがとう!でもお店がもともと海老が得意らしい。お昼の「ランチ天丼」も海老が大盛りならしい。天麩羅はライトに揚がっておつまみ系だったから、さすがに量が多かったのだけど全部食べちゃった。お蕎麦もこだわりが生きている。蕎麦つゆは私の好みよりはスッキリ系だったから次回は温かいお蕎麦を戴いてみよう。とてもリーズナブルな店に生まれ変わり!王子ホールの前、銀座ではありがたい店だ。

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by masa-hilton | 2009-12-24 23:58 | 趣味&グルメ

上大岡のコンサートで仕事納め

a0041150_4485093.jpga0041150_4491750.jpg今年は早々に仕事納めです。今年も多くのコンサートに恵まれ、素敵な方たちとの出会いもあり楽しい一年でしたね。世間は不景気の中でしたがコンサートも順調で、大変充実していました。これも皆様のおかげです。本当にありがとうございます。早々の仕事納め&コンサートは2月からスタートなので、来年は充電してからのスタートが出来て、大変うれしいです。世界旅行でも行こうかな?(・・・・ホントは山のように編曲しなきゃないのです)。

さて上大岡のコンサートは家田紀子さんと楽しくゴキゲンに終わりました。10年以上も続いている楽しいコンサート!本当に素敵ですよね。大成功のあとは打ち上げへ!いつもの「鮨道楽」へ!今日もまた特大のマグロで大サービス!絶好調な1日でした!
by masa-hilton | 2009-12-23 23:53 | 日々の出来事

「大和田」で音楽評論の真嶋雄大さんと

a0041150_327426.jpg今日は食通としても知られる音楽評論家の真嶋雄大さんが人形町に登場!以前ご紹介した「太田鮨」もかなり気に入って戴いたので、ならばということで今日は鰻の「大和田」さんへ。真嶋さんも相当な鰻好き!ガッツリ食べたいとおっしゃるのでご存知「桜」を。このブログでは大盛りの鰻はおなじみだが、さすがの真嶋さんも「これは写メしなきゃ」と(笑)。おいしかった!

本当は真嶋先生とお呼びしなければいけないのだが、やはり真嶋さんだ。まさに音楽評論家の新世代。演奏家とも友人関係のネットワークを結び、みんなの悩み事の相談に乗り、音楽業界の活性化を考えていらっしゃるすばらしい人だ。昔の評論家は権威ばかり、その権威だって素人並みでしかなかったりして(笑)、自分の好みだけを偉そうに言って、結局は業界ではなく自分のことしか考えていないような人も多かったのでは?もちろん立派な研究者もいたし、ジャーナリストとして確かな目を持っている人もいた。それでも真嶋さんのようなスタンスの評論家は貴重。今後業界のためにもどんどん活躍されることをみんなが願っている。

今は音楽業界が仕分けで悲鳴をあげているようだが、まずは仕分けされてみるのも悪くない。音楽を教える学校も人もオーケストラも絶対多すぎるだろう(笑)。もちろん演奏家や評論家も(笑)・・・なんて言っていると自分が仕分けされちゃうだろうけど、それは陳情に行くより自分が努力するのが筋だ。もともと厳しい世界だと思っている。
by masa-hilton | 2009-12-20 03:37 | 日々の出来事

慣れるということ

a0041150_2152283.jpgやっと新しい携帯に慣れてきた。写真もまあまあに撮れる。しかし電池のなくなり具合が早いような気がする。まだ新しいのにこれでは困る!とショップに行けば、メガネの男性店員が「最近の電池は慣らすことが大事なんです。頻繁に充電していますと、やがてなくなり方も遅くなってくるんですよ、昔の電池とは違うんですよ。」という説明。どうです皆さん?ソニーのピアノの会に行って聞いてくるか(笑)。その説明で正しいのかな~私はイマイチ納得がいかないけど(笑)。人形町のauショップは信用できない店かもと思いつつある。買った時に無理矢理いらないサービスの契約もさせられた。そういうのって本当はいけないんじゃないの?やはりメガネ君の説明についても、裏づけ調査が必要だね。

慣れると言えば、私ぐらいの歳の人間は「タルトのケーキ」に慣れていない。最近のケーキの多くは下がタルトのものが多いよね。下はスポンジ、それもカステラに近い濃いスポンジでなければ駄目だ。昔懐かしいスポンジ対応のケーキがあっても味わいが薄く、やはり最近の好みに媚びている。大昔「クローバーのショートケーキ」なんて本当に美味しかったと思うんだけど、考えてみればイチゴ&生クリームがしっかりとしたカステラの上に乗っていた。このように人の好みなんて、その人の歴史に大きく左右されるものだ。ちょっと立ち寄った銀座「ウエスト」で、いつものシュークリームではなく昔懐かしい風情のモンブランを戴いたが、これも何となくうすっぽい印象だった。そんなこんなで最近はほとんどケーキを食べなくなった。
by masa-hilton | 2009-12-19 02:33 | 日々の出来事

懐かしの上野のもう1軒は・・・

a0041150_2375782.jpg前回の書き込みで私の学生時代に通った店が登場した。「松住」や「タカラホテル」にならんでよく行ったのが、御徒町駅前の何でも売ってる不思議デパート?の「吉池」の上にあったドイツ料理のレストラン「ローターオクセン」である。ここは穴場というかいつもすいていて、ランチはけっこう美味しかった。久々に行ってみれば、もちろん今も「吉池」は健在だし、「ローターオクセン」から「放心亭」というおかしな名前に変えてはいるが、雰囲気もほとんど同じで営業していた。

ランチのおすすめは「タンシチュー」。無難に美味しく安いし悪くない。ジャンボエビフライは確かに大きめエビではあるものの、ゴキゲンなものではないね。でもこのエビフライこそハンバーグとともに昔から食べていたメニューの1つ(笑)・・・・のような気がしたのだが。あはは。ドイツ料理だからやはりクラウトとかポテトとか、ロールキャベツはうまい。うまいけれども本式と言うよりは昭和初期的な懐かしい系のもの。「ローターオクセン」改め「放心亭」は「神保町」にもあって、そっちのほうが有名なようなのだが、ここは確かに神保町の洋食屋の香りがする。

とにかく穴場であることは今も昔も一緒。下の「吉池」は思わぬ珍しい食材が売ってたりするし、ちょっと立ち寄って「ロールキャベツ」や「タンシチュー」のランチでも食べる分には良いのではないかな?客層も昭和の人々って感じで、こちらも懐かしい感じだ(笑)。

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by masa-hilton | 2009-12-18 02:46 | 趣味&グルメ

スーパートリオ常陸太田市公演終わり!

いやぁ、とても楽しく素敵なコンサートになった。「大人のエンターテインメント」と言ってはいるけれど、肩の力が抜けていて、それでいてもし誰かが代わりにやったら、実はとてもハードなことをやっていることに気がつくみたいな。こういうコンサートだから、お客様の質もとても良い。良い空気、良い時間を楽しんでくださる上質なお客様だ。ホールの響きも良かったし、申し分ない。随分前にコンサートをやったことがあったので、それを覚えてきていらしてくださったお客様もいらした。ありがたいことだ。スーパートリオは絶好調。今年も良い年だった。

ちなみに楽屋のお弁当は水戸の鈴木屋の弁当。これがなかなかうまい。東京駅の弁当もこのぐらいであったら、何の文句もないのにね~。この鈴木屋の弁当の中に「そぼろ納豆」がはいっていて、地元ではおなじみのものらしいのだが、何と私は初めて戴く。これが超うまい!!大好きかも(笑)!「しょぼろ納豆」とも言うが、これは納豆に切干大根を入れてそれぞれの特製のタレ(しょう油等)に漬けたものだ。わからない方のために言うと、しっかりした味の納豆に細く刻んだ甘めの沢庵をまぶしたような感じ?気に入ったので買って帰ったのだが、ご飯にかけて&お茶漬けにしてと、どうやってもうまく(笑)、あっという間になくなった。

a0041150_2323444.jpgこの日は上野から出発したのだが、ちょうどお昼だったのだが「レカン」で食べている時間もなさそうだったので、学生時代よく通ったアメ横の入り口にある「松住(松ずみ)」に行ってみた。30年ぶりか?以前は鰻をメインにしたお店で、特別に美味しいわけではなかったのだが、学生時代には手ごろな値段だったし、お刺身なんかも食べられたのでよく通った。お店は広く改築されていて、戴いた「大名ご膳」は小さな鰻などもついてまあまあOKなお味。お値段が1600円とお安いし、コンサートに行く身には色々なメニューが少しずつで、もたれなくて大正解の選択。

女将さんに「30年ぶりぐらいに来たんですよ」と言うと「じゃ、私の母の時代ですね」と言っていた。そのすぐ近くでは次代の女将さん?らしき娘さんも働いていて、何ともあたたかい気分になる。休日限定の天丼や海鮮丼はそのボリュームで大人気だとか。また通ってみるか。隣りには以前このブログにも書いたカレー店「エース(正しい名称は「クラウンエース」だった)」が健在だった。こちらは400円とかでやっているし、相変わらずのお味なんだろうな~(笑)。上野はゆっくり歩けば私の思い出ある光景がゴロゴロと転がっている町だ。

寂しいのは「上野タカラホテル」がなくなっていること。卒業と同時のころに取り壊された。あの地下のレストランで毎日のようにフレンチ(とは言えないくらいリーズナブルにアレンジされていた)のランチを、若かりしころは美味しく戴いていた。
by masa-hilton | 2009-12-13 23:52 | 日々の出来事

ここんところ

a0041150_4555274.jpgここんところ、ちょっと体調不良!いつもの頭痛だけどしぶとくて!原因ははっきりしている。9日に掛川に行ったのだけど、往復の新幹線グリーンの暑いこと暑いこと!まったくエコだとか言って冷房は制限するくせに、暖房は強いんだよね。寒いのは重ね着すれば良いけど、暑いのこそ我慢ができないわけで、世の中は間違ってる~。ま、冷え性の方が多いんだね、仕方がない。とにかくその暑さで頭痛が発生!で、いつもの藤倉でマッサージをしてもらったのだけど、相性が悪かったらしく頭痛は悪化、おまけに「揉むな」と言ったのに腰を揉むから腰痛も発生!イライラしないようにはしているんだけど、こんなときに限ってパソコンも調子悪いし、携帯までも調子悪くなって(笑)。携帯はペナルティ代を払って、サッサと変えちゃった(笑)。そしたらソニーの携帯なんだけど、カメラが全然きれいに撮れなくて・・・・・。ただでさえ頭痛なのにと、ふて寝ばかりだったから、明日はコンサートなのにこんな時間に起きちゃったりしているわけだ。

新幹線は暑かったけど、掛川「つま恋」での赤坂さんとのコンサートはとても気持ちよく、ゴキゲンだった。新しいスタンダードなプログラムはやはり抜群に楽しいし、素敵だ。コンサートの前、ちょっと早く着いたのでリゾート内を散策して、良い空気を体感!どんぐりが落ちていて、とても懐かしくリラックスした気分になった。この写真は新しい携帯で苦労しながら撮ったお初の1枚。まずは慣れることが一番。とりあえずコンサートはうまく行っているからゴキゲンじゃ(笑)!
by masa-hilton | 2009-12-12 05:06 | 日々の出来事