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勝利を目ざして

街中スケートの話題。19歳の対決は二人とも立派だった。友人の韓国の人を見てもメンタルな強さ、そしてああいうパフォーマンスをこなす才能は、もともと日本人より優れた面もある。でも細やかな情緒面では日本人の方がよく気がつく利点も芸術にはプラス。いずれにしても必要なものはたゆまぬ努力だろう。

たとえ2位でも5位でも十分に人生の勝利者であるはずだが、やはり絶対に「金」が欲しかったに違いないし、それでなければ意味がないと思って生きてきたはず。4分間を「長かったけどとても短かった」と語った言葉もよくわかる。演奏もその数分で人生が変わる。受験、コンクール・・・・私たちピアノにかかわる人間もまた、子供のときから「ピアニストとして輝く」ことだけに人生をかける。デビュー後もピアノ業界で生き残ることはまさに戦いだ。戦いたくはないけれど、勝ち抜かなければ弾く場所すらも与えられない。若手気鋭のピアニストの上原さんは「メジャーになれないことは、世の中からあなたの存在が必要ない!と言われることです。」と言ったが、それが現実。

というわけで、勝利にこだわることにはやや悲壮なイメージがあったのだが、今回のスケートの彼女たちを見て、もう1つの意味があると知った。勝利にこだわらなくなったら、もうそれはただの凡人であり、舞台に立つ資格はないのだと。非凡な存在の証明だからこそ、そこにこだわり命もかけられるんだね。負けた、失敗した・・・・そんなただの悔しさではない、もっと深く強い思いがあの涙の中にあった。勝利に向かって生きる!勝利にこだわっていられることが、幸せなことなのだ。自分の存在をかけた戦いは、それ自体が輝いていて、すばらしく、意味があった。

もはやジイさんで手遅れもはなはだしいが(笑)、私もあきらめることなく、これからも少しずつ上を目指してがんばっていこう!oh~!oh~!それにしてもだ、オリンピックで「金」をとるというのは本当に難しいことだね~!
by masa-hilton | 2010-02-27 14:44 | 音楽・雑記

すぐ痩せるということは、すぐ太ることである

前回もそうだったけど、ダイエットを始めるとスルスル落ちる。みんなビックリだ。本を出せ!とかまた色々言われているが(笑)、若いときは8キロなんてあっという間だった。最近は5キロまではスルスル、その後の1キロはなかなか大変、下手したら1週間ずつかかっちゃうかも?みたいなペースだ。今回は徹底しているので、落ち方も順調。

ここで安心して食べちゃったら、少し戻っちゃった(笑)。あたりまえの自業自得。いけませんね。今回は前回書いたダイエットの掟を破ったのが敗因だ。「無駄に食べてはいけない」・・・・ああ、無駄に食べた。悔やまれる。

a0041150_10544736.jpga0041150_1055728.jpg出かけたのは日本橋の老舗「たいめいけん」。今は細身の顔黒3代目が毎日のようにテレビに出ているので、「ひまわり・オムライス」なども全国区で親近感もあるし、カツサンドやハンバーガー等のタイアップ商品も広く売られているので、思いっきり隆盛のお店。

気がつくと大行列になってしまい、食べはぐっていらっしゃる方も多数。日本橋・三越内にもイートインがあるが、やはり本店が良い。1階はリーズナブルな洋食屋さん、2階はやや高級なレストランとなり、1階のガチャガチャした感じも味わいがあって、レトロな雰囲気も好きだ。

「おいしい洋食屋」さんであることは間違いないが、そこまで並んで食べるほどではない(笑)。「普通においしい洋食」というカテゴリーのど真ん中にある感じで、そこが良さでもある。

1階は何かちゃんと注文すると「ボルシチ」と「コールスロー」がそれぞれ50円で提供される。まずこれに負けた(笑)。「ボルシチ」は野菜がいっぱい入った薄めなスープという日本の味そのもの。どうしてどこの店も(ロシア料理店も)、あの本家の味を日本では提供しないのだろう?ロシアやポーランドに行けばどこの店でもあの味だ。間違いなくうまいんだけどね。メインは「特選エビフライ」。見事な大海老だ。ただし食べてみると、衣が厚い。これが予想外のミスとなった。やはりトンカツ屋ではないから、こんなもんだな・・・・普通だったら途中で残すところだが、エビ好きだから食べちゃった。無駄に食べた!これが命取り(笑)。いかんいかん。

a0041150_11312370.jpga0041150_11314021.jpgただしダイエットのための人生ではないから、こういうのも良い。この日も編曲で悶々と湯気が立った私を見かね、誘われてとてもウキウキ楽しかったのだ。所詮は短い人生。まして私など無理に無理を重ねているから長生きなんかできるはずもない。元気ではいたいと思うが、あとは楽しくやりたい。

頭痛が薬飲んでも治らず、マッサージに行っても悪化するだけなときも、「太田鮨」「天麩羅・中山」「鰻・大和田」「とんかつ・宇田川」鉄板焼・仁」に行くと、楽しいお話も出来て治ってしまうこともある。「太田鮨」にはこのダイエット中にも通っている。好きなものだけを食べたいので夜専門だが、やはり心にもおいしい食事だ。この日は「たい」「かんぱち」等の白身、お新香少な目の「トロタク」も絶品!
by masa-hilton | 2010-02-26 11:43 | 日々の出来事

日勝亭のポークソテー・ハワイアン

a0041150_1119464.jpga0041150_1120184.jpgあいかわらず人形町の猫たちは優雅で良いな~。今日も気軽にご挨拶を。ちょっとお寝むだ。

ダイエット大作戦、8日目にして5キロ減。なかなか良いペースだ。少し安心して、人形町3大名物「ヴォルガ・ライス」でおなじみ、私のお気に入り「日勝亭」の気になるメニュー「ポークソテー・ハワイアン」を。ちょっと塩が強めなお店なので、温野菜の味が濃いのは覚悟していたが、ドドッと煮詰めた超濃そうなソース!!体に悪そう(笑)!でも、これは思ったほど濃い味でなく、上のパイナップルと混じってお子様ランチ風の賑やかな味。なかなか楽しく、とてもおいしいぞ!満足満足!お肉はやや小さめ。お値段が1000円ぐらいだから、それは仕方がないだろう。ちょっとつまらないときとか、ビール片手に「カキフライ」とか食べた後に(笑)、和むこと請け合い!
by masa-hilton | 2010-02-25 11:57 | 趣味&グルメ

坂本龍馬のラ・カンパネッラ?

a0041150_12165612.jpgワーナーより「明治維新のクラシック」という、大河ドラマの坂本龍馬にタイアップしてのCDが発売になりました。この中には斎藤雅広の「ラ・カンパネラ」も選ばれています。さすがにリストのカンパネラは名曲ですから、ワーナーからはオムニバスの名曲CDとしても、これまでも何回か分売になっていますね。

これは2002年の「ザ・ヴィルトゥオーゾ」というCDの中の演奏で、こちらをお持ちの方は私のコメントが読めますので、なぜこういう解釈で演奏されているのかがお分かりだと思うのですが、これだけをカッティングされてしまうとそこが届かないかもしれません。あらためましてそのお話を。

当時はフジ子・ヘミングさんのブームで誰もがカンパネラを弾いていました。フジコさんに対して悪く言うピアニストがいっぱいいるのですが、私は「ファンがいて個性が認められている人」に対して批判するのは、同業者としてはマナー違反だと思いますし、彼女にはクラシック業界のためにもっと成功して欲しいと思っています。ただその時期、たまたま若くて優秀なバリバリの若手男性ピアニスト2人(かなりの有名人です)のカンパネラを聴く機会があり、それがフジコさんも驚くスローテンポで(笑)、まさに「牛のよだれが落ちるさま」を見るかのような演奏でした。確かに遅いからミスもないし、ストレスもなさそうに弾いていました。でも若い人がそれで「良し」としてしまったら生気もなく、まさに音楽界の未来はありません。

彼らに思い出してほしい・・・・もともと「カンパネラ」は超絶技巧の曲です。リストはパガニーニの演奏を聴き「私はパガニーニになるか、気狂いになるしかない」と絶叫して、その超絶的な演奏に心酔しての編曲です。原曲のヴァイオリンの「カンパネラ」は大変スピーディーな曲です。なかなか不可能ですが、弾けるものなら同じテンポでピアノでも弾いてみたいものです。それを最初から放棄し、感じを変えてゆっくりとメランコリックにでも弾けば、容易な低レベルの曲におとしめてしまい、曲の本来の意義が打ち消されます。速さのみならず、技巧曲として豪快に弾きあげるということは、「魂」を求められるベートーヴェンやブラームスの曲とはまた違った、描かなければいけない大切な内容の1つです。ピアノの楽器の音色の美しさがあるので、ゆっくりにはゆっくりで独特の哀感もにじみ出せるし、いくらでも情緒的な演奏は可能ですが、それはコーヒーに醤油を入れて「おいしい」と喜んでいるようなもので、全く正しくありませんし、変質的な趣味とゆがんだ価値観を世に広めてしまうことになり、文化そのものが崩壊します。

a0041150_17482273.jpg多くのお客様が曲に対して誤ったイメージを持ってしまったら、正統的な演奏が評価されなくなり、ましてやカンパネラのように正しい演奏ほどリスクが高いとなれば、ピアニスト側も楽な低い方に流れていく・・・・これではいけない。若い人ならば特に!リストの超絶技巧の曲はそれらしく、ガンガンに弾いて欲しい・・・・おじさんだってこのぐらいはやれるよ(笑)・・・・あの演奏にはそんな願いがありました。そう思ったのは私だけではなかったようで、その後ピアノ界は再び輝きのある名手を求めるようになりました。日本の風潮も努力を惜しむだけの「ゆとり教育」は見直されています。キーシンやツィメルマンもさらに技巧に磨きをかけ、若いピアニストはさらにガンガン弾ける人が世に出、今はランランやユジャ・ワンのような奇跡のようにすばらしいピアニストたちが鬼神がごとく活躍しています。今ピアノ界はあの当時よりずっとまともに、活性化されてきていると思って安心しております。

こうした意見を文章にすると、大変生意気で大きな思い上がりのように思われるかもしれません。申し訳ございません。なので普段は音楽のことをあまり語りたくないと思っているのですが、今回はせっかくの機会でしたから(笑)。でも純粋に「若い人たちにがんばって欲しい」と思って弾いた演奏が、こうして高く評価され続けて、今回は坂本龍馬さんのジャケットに収まっているというのは、何かとてもうれしいです。まことに光栄なことと感謝いたします。歳をとったピアニストが「若い人は技術ばかりで・・・・」等と批判している姿も、それは弾けなくなった自分の保身に過ぎないわけで、どこか醜く嫌いです。若いうちはガンガン弾けなければお話になりません。ぜひがんばって欲しい!といつも応援しています。私は「歳をとってくるとね、ジイさんにはジイさんの魅力ってものも少しはあるんだよ」とか言って、ウィンクしてるようなおじさんでありたいです(笑)。
by masa-hilton | 2010-02-24 22:17 | 音楽・雑記

ダイエット大作戦 始動!

ちょっと落ち着いていると、これまた時間のたつのが早い。もう4・5日で本番、大体は2月は短いのだから、油断していると日にちは予想外に早くやってくる。懸案は今週中に編曲が出来るかどうかである。ものは3台ピアノで、作業としては編曲と言うよりは作曲に近いので簡単にはいかない。ゆっくりとがんばろう!

a0041150_10531944.jpgまた、ちょっと体調を崩したのをチャンスにダイエット大作戦を始めることにした。皆さんご心配のように太りすぎだ(笑)。私としても許容範囲を超えたので、この際きちんと始めることにした。斎藤雅広式ダイエットは「本能ダイエット」。何かを特別にするのではない。でも気をつけることはいくつかある。書き出してみたら、あたりまえのことばかりだった。

1、エネルギー切れと思うときは食べる
2、習慣的に食べない
3、無駄に食べない
4、おかず中心、ご飯・汁物は減らす
5、歩く

1は職業柄しかたがないところ~演奏家は間違いなく肉体労働者であるから。2はおなかが空いてないのに、習慣で無理に(惰性で)食べたりしないということ、また手持ち無沙汰だと言って間食もしない(笑)。3はまずいのがわかっていて、コンビニ弁当とかカップやきそばとかカレーやラーメン等のC級グルメを安易に食べないこと。例えばお肉が食べたければきちんとした専門店に行く・・・するとおいしいから満足度も高いし、量的にもやたらに多いことはないから。4はご飯は納豆でもかけて少量、汁物が増えるとご飯量も増えるので。5は運動ということで!いまさら卓球でもないしね。

16日から初めて19日の間までで3キロ落ちる。ことさら無理はしていない。お寿司屋さんに行ってもちゃんと数を数えていただいた。鮨のシャリを極小にしてもらうという手もあるが、これだと味が落ちるので、お好みで管理していくほうが良い。19日から22日までの間は鰻重やレバーステーキも戴いて、少しずつ1キロ戻ってしまった日もあったが、23日の時点ではマイナス3.5キロ、まあまあのペースだ。目標は15キロ減(笑)、希望は10キロ減、現実的な見通しとしてはとりあえず7キロ落ちればと良いと思っている。ゆっくりゆっくり!
by masa-hilton | 2010-02-23 10:57 | 日々の出来事

ご心配おかけいたしました

今日は斎藤の書き込みです(笑)。歳のせいか体調不良になりまして、ご心配おかけしました。19日のヒルケ・アンデルセンさんのコンサート、無事にとてもうまく行きました。ありがとうございました。

武蔵野のプロデューサーの方やスタッフの方からも、私のピアノとして最近のベストにはいる!とお褒めいただきましてホッとしました。でもそのあと一瞬間があって「久々にまともな曲、まともな楽譜(笑)、あたりまえか~」と大爆笑!オペラや民謡ものの伴奏パートとは違って、最初からピアノ用に「芸術作品」として書かれたもの、それがフォーレやシューマンということであれば確かに!良かった良かった!フォーレの歌曲は大好きですしね。

アンデルセンさんもとても感じの良い方でした。リハーサルでの最初のフォーレの前奏をはじめたとたんに、彼女の驚きを察知しました。もしかすると普段、ニュアンスを細かくつけられないピアノで歌っていたのかもしれませんね。お互いに「練れたリサイタル」という感じで、彼女の頑とした強い個性もあって、良いコンサートだったと思います。

この短時間に全くタイプの違う4人の名歌手と共演できて、とても楽しかったです。1つイヴェント・コンサートが流れましたので、最終的には180曲ちょいだった今月のステージもあと1つ。体調を崩さないように、ゆっくりゆっくりがんばります。3月になれば暖かくもなるし、3月は70曲足らず(笑)。今月よりは余裕がありますね。
by masa-hilton | 2010-02-20 20:24 | 日々の出来事

曲目のおしらせ

みなさん、こんにちは。nao@管理人です。せんせいが体調を崩されまして、依頼されましたので、かわりに明日の曲目をアップいたします。お疲れになったんですね。せんせい!がんばってくださいね!演奏楽しみにしてマス。

Gabriel Fauré (1845-1924)
Poëme d’un Jour Op. 21 (Ch. Grandmougin) ある日の詩

Rencontre めぐりあい
Toujours いつの日も
Adieu さらば

Toivo Kuula (1883-1918)
Aamulaulu Op. 2/3 (Leino) 朝の歌
Syystunnelma Op. 2/1 (Leino) 秋の気配

Robert Schumann (1810-1856)
Frauenliebe- und Leben Op. 12 女の愛と生涯

Giacchino Rossini (1792-1868)
L'Italiana in AlgeriIsabella:Cruda sorte!  むごい運命よ

Pjotr Tschaikowski (1840-1893)
Eugen OneginOlgas Aria

Georges Bizet (1838–1875)
Carmen Habanera ハバネラ

Xavier Montsalvatge (1912-2002)
Cinco canciones negras モンサルバージェ:5つの黒人の歌
by masa-hilton | 2010-02-18 15:06 | nao@管理人の代書

黄金の声への道

セルゲイ・ロマノフスキーさんのコンサート、とても良いコンサートだった!大きな成功だったと思う。

彼はとても緊張していた。おそらく(もちろん悪い出来ではないが)前半は彼の持っている実力の半分ぐらいだったと思う。こんなに圧倒的な実力を持っていても、緊張することがあるというのが不思議なくらい・・・・というのも彼はまだ20代、このリサイタルが人生初リサイタルだったそうである。リハーサルのときから、誰よりもすばらしい声で歌っているのに「ダメだ」を連発して、やや弱気にもなっていた。でもそのように誠実な彼が、本番で1曲1曲を真摯に一生懸命歌い上げていくうちに、最終的には黄金の声を笑顔と共に呼び起こして行く。その姿が、とても純粋で美しくすばらしく輝いていた。多くのお客様もそうした空気、そこからの感動をいっぱい味わっての、あの盛り上がりのブラボーの嵐だったに違いない。彼の絶好調のハイCは、聴いたことがないようなすばらしいものだ。

終わったあと彼は甲子園球児のように飛び上がって喜び、私は感謝されてきつく抱擁された(笑)。本当にこの成功がうれしかったのだろう。

これからスカラ座等で歌っていく彼が、いい思いもいやな思いもするだろうし、とてもくだらない足の引っ張りや馬鹿な人間の揶揄や中傷にあうこともあるかもしれない。でも出来ればそういうものに出会うことがなく、一筋に大テノールへの道を歩んでいけますように!と心から祈りたい。

ちなみにチョイ前のポルターリさんと「アンコール曲が一緒でしたね」とお話されたお客様も多かったが、「実は調が違うんですよ」とネタバラシで大爆笑(笑)。手馴れた曲だけに、逆にちょっとぎこちなかったかも(笑)。時間がなかったので、いつもの楽譜を見ながら移調して弾いた。最後の最後で綱渡り~おおお、血圧アップ(笑)!
by masa-hilton | 2010-02-16 21:08 | 日々の出来事

フェルナンド・ポルターリさんも大成功!!

フェルナンド・ポルターリさんは大成功!前日は喉がおかしくてリハーサルもなくなったが、さすがと言うか想像通り、本番はすばらしく、楽しい雰囲気もありお客さまも大喜びだった。

私も男性にこんなに本格的にキスをされたのは初めて(笑)。ポルターリさんは大喜びで「君のピアノが最高なんだ、ものすごくうれしい!」と何度も抱擁されキスの嵐。ついでに(こっちが本命か?)譜めくりの女性にもキスしまくっていた。とはいえ奥様も大喜びで「奇跡のようにすばらしい!」とおっしゃってくださった。「リオに来て欲しい!リオでもやろうよ!そうだ、リオだリオだ!」と大盛り上がりのお二人だったが、リオ!確かに楽しいかもしれないね。行ってみようかな~。老後、早々に引退して海外でストレスのない移住生活は夢なんだ。

私はホッとした。さんざん書いたが、楽譜が来ないので超短期決戦になった上に、ナポリ民謡だって(笑)そりゃフレキシブルに出来るとはいえ、一昨日曲決めしてリハも中止になったからよく合わせてもいないので、どう歌うかは本番で知った(笑)。本人楽譜も持ってないし。でも何よりもブラジルのサンターロ!複雑な上に本人と共に来日した手書きの譜面・・・・やってみると面白さがあるので良い演奏したかったので、これに全神経がとられた。本番は(自分で言ってはいけないけれど)驚くほどの完成度と内容でできた!これがここまで良い演奏であるのが、お客様に伝わっていると良いなあ~と心から思った。というわけで、とても満足感は高かったけれども、私自身はこの前半でエネルギーを使い果たした感じがあって、いつになく疲れてしまった(笑)。

a0041150_8542244.jpg本人の感想はともかく、問題はお客様が喜んでくださるかどうかだ。それはそれは大盛り上がりだったので大成功だ!めでたしめでたし!終演後「ピアノもすばらしかった~」とわざわざ言いにいらして下さった方もあって、本当にうれしかった!良かった~!VIVA三銃士!疲れも吹き飛ぶ!・・・・と、普通ならそうなんだけど(笑)昨日はこの本番の後にセルゲイ・ロマノフスキーさんのリハーサルがあって居残りに。

「ああ、疲れちゃったなあ~参ったなあ」と、とりあえず会館の斜め向かいの「新海」というお蕎麦屋さんの「天丼セット」(笑)。前も確か食べたことがあったけど、なんか家庭的で癒される感じ。「天丼」はお江戸っぽいあまく濃い味で、落ち着くね。本当はおなかすいてなかったんだけどね、とりあえずエネルギー補給。

そして予定よりも早く登場したロマノフスキーさんは、凄い!超もの凄いですよ~皆さん!まるでデル・モナコのような・・・・「連帯の娘」が歌えるデル・モナコ!ハイCも連発できるできるデル・モナコ!そのハイCがまた良い声なんだ~。正しくは(笑)、日本人だったらこれならどんな超ドラマティックなものでも歌える声量なのだが、実は美しいリリックの本道!リリックな歌手でもこのくらいの声量は、超一流ならあたり前のことなのだろうね。

a0041150_931899.jpgシャイで神経質そうという印象が伝えられていたけど、やる気満々の勝気な人だった。アンディ・ガルシアのようなイケメン!コロンの香りに包まれている。名前もロマノフスキーだから貴族なのだろうか?リハーサルの前半ではイライラした様子だったので聞いてみると「長い飛行機の時間で声が失われた」と。私が「十分にすばらしいですよ」と言うと「いや、こんなのはウォーミングアップのうちにも入らない、ボクの声じゃないんだ。ボクはもっと凄いんだよ」って(笑)。シャイじゃなくて彼もお疲れだったのである。今その声でも、もし彼が日本に住んでいたら、テノールと名のつく全員が100%失業するだろう。彼がこのままミラノで良い調子で歌えれば、10年後には世界のトップ・クラスになっているかもしれない。すばらしい!

正直、このリハーサルはヘロヘロだった。疲れもとれないまま、ロマ様の強い声と難しい自由なフィーリングの把握で、倒れそうになる(笑)。何とか無事に終えると、ロマ様はゴキゲンで大きなマトリョーシカを下さる。そして「日本に来れて、あなたのようなすばらしいピアノで歌えてうれしい」とお世辞まで。恐縮して「さっきコンサートだったから、ちょっと申し訳ない」と言うと「え?そうなの?」ってビックリされていた。そして「お世辞じゃないよ。本当にすばらしい。モスクワであなたぐらいの人を探そうと思ったら、3人もいないからね」とニコニコ。おお!ありがとう~ロマ様。おじさん、がんばる(涙)!「そっか、リオも良いけどモスクワでもやっていけそうだ」などと思いつつ帰宅し、「練習しなければ・・・・」とつぶやき倒れるように爆睡。血圧も高く老後などない(笑)。

by masa-hilton | 2010-02-14 09:12 | 日々の出来事

ちょっと休憩・・・・・

a0041150_18351871.jpg三銃士テノールさんは今日は喉の調子が悪く、リハーサル緊急中止。明日が心配されるが、ここまでマイペースな人だから、私は大丈夫だと思う(笑)。むしろ「本番大暴れ」のような気も!大体外国人はリハは真面目に歌わないので、何があってもあたり前。さてどうなることやら。

こちらも立派な不規則生活、身体の細胞がドトールのサンドウィッチで出来ているかもしれないような状況なので、時間を見て近所の「アル・ポンテ」のランチに行く。

アル・ポンテ」はお気に入りなのだが、最初のころ、お店のメニュー通りに注文していたころは、さほど好みではなかった。色々わがままを言ってこちらの好みに合わせていただいてからは、もうメチャ最高!今回は時間もなかったので、普通のメニュー通りのものを頼む。やはりチョイ寂しかったかもね。

オードブルやデザートはいつもと変わらずなので、もちろん美味しい。これだけでも疲れているときは癒される。お店の雰囲気にも落ち着く。パスタはボロネーゼにして頂いたが、こういうまろやかな味だと、もっとパスタ自体の素材の味が強くても好きかも。メインは鶏のコンフィ。先だっての「ラトラス」の鴨のポアレがとても美味しかったせいか、ちょっと物足らない感じも。もともと鴨ではなく鶏だから、仕方がない。

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鰻屋もそうだが、良いレストランに行ったら、別料金払ってでも特別に良いものを作ってもらうスタンスは重要だ。いつもはそうしているのだけど、コースを待っている時間もなかったのでやむを得ない。絶対にねばって鴨で作ってもらうべきだった(笑)。でも時間のないこの状況では選択肢はない、これでベスト!そんなことは微々たることで、さすがのレストラン、もちろん満足感はあった。

だからこういう忙しいガサツな時間には、ガツガツ食べられる店が良いかもね。「では」とまた焼肉。「またかよ」と言われそうだが、本当のところは食欲がないのかもしれない!自分で焼いて食べるので紛れている。私なりの定番メニュー「トマトサラダ」から食べていくのがうまい。もちろん「レバー」や「ホルモン」も欠かせない。「陽山道」には常連の「ひとり焼肉」のおじさんたちが、昼も夜も多いようなので安心。あ~本当は天麩羅の「近藤」に行きたいかな(笑)。それなら食欲が出るかも。

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by masa-hilton | 2010-02-13 00:23 | 日々の出来事