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秋の味覚!浅草の「葵丸進」で

やっと暑さの戻りもなさそうでひと安心。夏の間に頻繁に通った浅草に行けば、人の出もさらに多い感じだ。こちらは「太田鮨」の太田さんと「葵丸進」へ。お気に入りの「金剛かき揚げ丼」を食べに行こうというわけだ。

その前に秋味の天麩羅などを。「松茸と秋サケの天麩羅」はとても旨い!「松茸」の食感と香りも天麩羅になるとより美味しい感じだが、「サケ」の天麩羅が(とても意外だったのだが)すごく旨い!これはいいねえ!「松茸の土瓶蒸」は普通だった、ちょっと香りが足らない感じ。でも季節感のあるものを浅草で戴くというのは風情があっていいね。

「葵丸進」の「金剛かき揚げ」は定食でも頼むことが出来るが、人の顔ぐらいにデカい(笑)。「三定」の「かき揚げ丼」もすごかったけれど、こちらも負けてはいない。「葵丸進」のほうの中身は「海老」と「イカ」である。驚くのはこんな大きな天麩羅をお年寄りたちがバリバリ食べていることだ。すばらしいよね。

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a0041150_221339.jpga0041150_221156.jpg横からも写真を撮ってみたが、とりあえずは丼にきちんと収まってはいるけれど、深さは7~8センチぐらいだ。ご飯にたどり着くまでが大変(笑)。でもこれが旨いのである。脂っこくて食べられないということがないから良いよね。

帰りは「イカのかき揚げ」を買ったり、いつもの「西むら」の「カステラ」も買って人形町に戻る。そして「つくし」の「ゴールデンプリンみつ豆」を。けっこう頻繁に行っているね(笑)。だって旨いんだもん。普通だったら昼日中、男二人で甘味処で「プリン」だなんて・・・ちょっとヤバイ姿だ(笑)、「つくし」は実は太田さんの幼馴染(同級生)のおうち。お母さんとも仲良しだし自分の家のよう。楽しさも倍増だ。それにしても相変わらず「プリン」最高!さすがにおなかいっぱい。この日は帰宅後は爆睡!撃沈(笑)!
by masa-hilton | 2010-09-29 02:32 | 趣味&グルメ

川口のコンサート

ちょっと内容がまだ不明ですが、楽しそうなコンサートのお手伝いです。地元の合唱団のかたも出られるようですね。ヴァイオリンの奥田さんは芸高時代からの先輩です。ものすごいお久しぶりの再会で、楽しみです。
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by masa-hilton | 2010-09-28 01:38 | コンサート・イヴェント告知

東京駅と言えば「博雅」があった

東京駅近くの「博雅」には、割と行くことがあるので、絶対このブログでも書いているはずなのにリンクが見つからなかった。まあいいか。そんな大仰な店ではないし(笑)。八重洲というと餃子が絶品という「泰興楼」という有名店があるのだが、こちらは私の好みと合わなかったというか1度しか行ったことがない。「餃子」はちょっとジャンキーな感じのほうが好き。「博雅」はそのほぼ隣にあるのだが、まずは感じの良さそうな店ではない。

a0041150_371664.jpgそれどころか、全てがいかにも雑な感じの中華屋さんなのだが、私はけっこうお気に入り。名前も雅広と近いしね(笑)。ここは「水餃子」が有名な店なのだが、私はいつも焼き餃子。これがけっこうムラがあって、ランチの時は何かべちょべちょしたものが出てきたりと、見た目通りの雑さ爆発。でもなんか許せちゃうというか、とてもいい加減なんだけど、ワイルドな美味しさがあるのだ。ただこの餃子700円だから馬鹿にならない(笑)。責任は負いかねますよ(笑)。

そしてこの日は「餃子」、とても脂っこくて濃くて!美味しかったね(笑)。「川エビのから揚げ」も旨い!とても旨いんだけれど、ホントにその辺の川でとってきたような、まるで「虫」のような(笑)デインジャ~な食感!私はこの店のこういう所が好きなんだよね。「鶏&カシュー」も旨いね~!ちょっと濃い感じだけど良い味だ。根強いファンがいるのも頷ける。「酢豚」もお醤油ベースのお味で、脂っこいんだけれど旨い!こういう「酢豚」の味が好きだよね。嬉しい!

外国の屋台のテイストともいうべきか、こんなお店だけど、絶対また行く(笑)!
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by masa-hilton | 2010-09-27 03:29 | 趣味&グルメ

東京駅 大丸の「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」に3年ぶりに行く

東京駅の大丸デパートは若いころから最も馴染みのデパートだった。文京区に引っ越ししたころは家具を全部ここで買ったし、何しろ地方からの仕事の行き帰り、ちょっと食事をというときは必ずここで済ませていた。共演者もほとんどが私に連れて行かれている。そして・・・東京駅のリニューアルで新装になってから3年。オープン当初は行列も甚だしく面倒なので、すっかり足が遠のいてしまって、それ以来すっかりご無沙汰になった。

通った店はこのブログでも登場した「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」。新装大丸でもやはりここにしか行く気にならないね~。今回は3年ぶり!打ち合わせを兼ねて伺った。管理人さんが電話で予約を入れるともう満席でNGだったのだけど、とりあえずブラリ見に行ってみると昔のスタッフの方がいらして、「お久しぶりですね~!どうぞどうぞ!」と優先搭乗だ(笑)。「アル・ポンテ」並みの馴染み待遇である。実は新装前、最終日にも行っていて、そのころは常連でもあったので「もうワインも捨てちゃうだけですからサービス!ガンガン飲んでください。」みたいなこともあった。よく覚えていてくれたね。ありがたい。

以前はコースは絶対に食べない。自分なりの好きな物のピックアップで食べていたのだが(リンク参照)、メニューも変わっている。「どうしようかな?」と悩みつつ馴染みのスタッフに「このコースのメニューもバラして食べても良い?」と聞くと「ほんとはダメですが(笑)良いですよ」と大サービス。本当はコースでしかいただけない「オマール海老とリコッタチーズを詰めたトマトのサラダ仕立て」「アニョロッティのセージバター風味」をアラカルトで注文。「ほうれん草のスフォルマティーノ(プディング風)」 、メインはなしにしてさらにパスタ2種「魚介だしいっぱいの漁師風スパゲッティ(トマトソース)」「ゴルゴンゾーラのペンネ」にした。

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a0041150_235932.jpg「トマトサラダ仕立て」はいかにもコースの前菜らしく想像通り、わかりやすい味。日本人の好みに良く合う感じだ。そうはいっても素材の良さがあるので「オマール海老」が旨い!良い感じだ。「ほうれん草」はプディングというよりはスフレしたようなテイストで、お味はレバーソースでとても旨いのだが、食感がちょっと病院食のようで(笑)好き嫌いは分かれるだろう。「ペスカトーレ」と「アニョロッティ」もベーシックなツボを押さえて、期待通り美味しい!「ペスカトーレ」はやや薄め。素材を活かした感じだ。そういう意味では「アニョロッティ」のほうが好みだ。いわゆる「ラビオリ」だけど、入っているものは臭みのない肉と野菜。私はもっと臭う系&野獣の香り系のものでも良いが、ここはさすがデパートの上だからここまでだろう。バターの濃厚さが補い、トロッとした味わいがとても旨い!大満足!「ゴルゴンゾーラのペンネ」は新装前からこの店の定番だったもの。本店よりも大丸店のほうがずっと旨いくらいの感じで、私のお気に入り。こちらは変わりなく美味しくとても嬉しかった。

新しいのに懐かしく、まだ1回目なのにすでに常連みたいな感じで、何とも楽しい経験。これからはしばしばお邪魔したいと思う。以前のメニューから考えて、「生ハム」を使った前菜や「野菜スープ」は次なる私の狙い目かもしれないね(笑)。
by masa-hilton | 2010-09-25 23:23 | 趣味&グルメ

上尾文化センターのコンサート、ありがとうございました!

萩原貴子さんとの上尾でのコンサート、なんと1000人のお客様で本当に大感謝です。「また来てくださいね」みたいなお声をたくさん戴きました。心から感謝いたしております。私たちの場合は「コンサートを作れるか?」という問題だけで、いらしてさえいただければ必ず楽しいステージがお届けできるものと思っています。これからも不景気に負けずに、楽しいコンサートがたくさん作れますように、がんばりたいと思います!引き続き応援よろしくお願いいたします!

上尾は意外に近かったですね。上野から40分ぐらいでした。帰りは上野ですから「レカン」かな?と思ったところ、協議の結果「いつもワンパターンのメニューばかり食べているから」ということでパスになりました。でも疲れていたのと野獣のようにおなかがすいていたため(笑)、やはり上野駅構内、2階の「ツバメグリル」に行きました。結局これだってワンパターンですよね(笑)。上野駅の2階は初めて上りましたが、とてもきれいで驚きましたね。

a0041150_22495617.jpga0041150_2250915.jpg「ツバメグリル」といえばハンバーグ。この日はいつものではなく、卵付きのオニオンたっぷりのハンバーグを選び、まあまあ正解。お肉は厚みがあり食べごたえはありますが、ここのところ「さくらい」「モンブラン」で濃厚なのを戴いているせいか、ソースなど物足らないですね(笑)。また「ホタテコロッケ」は「カニコロッケ」に比べれば、どうしても生臭さが気になりますね。

私はメニューを変えずに同じ店ばかりに行くので、他の人はたまったもんじゃないです(笑)。先日も秋葉原の評判の「アキバイチ」に出かけましたが、やはり私の食指が動かずで、いつもの店の定番になっちゃいました。この日も「あ~やっぱりレカンだったな・・・・」と思いながら帰りましたが(笑)、何よりもコンサートが楽しかったのでゴキゲンです。
by masa-hilton | 2010-09-21 23:09 | 日々の出来事

リハーサル、好調に!

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a0041150_011873.jpga0041150_012963.jpg萩原さんとのリハーサル、前回はイタリアンだったから今度はフレンチ(笑)。今回は自宅だったので行きつけの「パリの朝市」でランチという次第。もう定番なので今さらアップしても・・・・最近打ち合わせに行った時と同じメニューだ。ただ季節が変わってきているので、フォアグラの上にはイチジクだけではなく巨峰のソテーも!これが美味しい!またお魚はグラタン風味のマダイだった。あとはいつもの通り、絶品のコンソメスープと鴨!大満足!店内はおばさまで満席!女性に大人気だ。

リハーサルも無事終了。前回のCDの感想を萩原さんにも聞くと、やはりパユは思ったほど良くないということでリュカ盤。ただ「ブレスは長いけど、ヴィブラートが多いしどうだろう?これはピアニストが上手い!テンポ設定が良く、その上に違和感なくのって吹いてるんだよ」ということだった(笑)。

やはり専門家には見えないところが見える。音楽的に良くて、説得力があって「いいね」みたいなものでも、専門家から見るとほめられない部分があったりする。評論の真嶋さんが「評論家でも楽器の1つは出来なきゃダメだ」と言われているが、まさに弾かない評論家の評価なども、実は全くアテにならないということが真実ということになる。しかし音楽は専門家のものではなく一般の人たちのものである。また人間の嗜好そのものに「絶対」というものはない。そこにジレンマがあると言えばあるのだが、だからこそ面白いということにもなり、野心とともに希望の炎に身を焼くこともあれば「音楽の道などキリがなく報われない」という厭世感を生むことになる。大事なことはベストを尽くすこと。趣味主観主義はそれぞれであっても、一生懸命かどうかだけはすべての人にわかる。

また私たちには人生を大事にすることも必要だ。ものすごく「こだわり」を持って音楽を聴き溺愛している人も、頭痛・吐き気の時に、包丁でザックリ怪我でもした時に、その「こだわり」の耳を持てやしない。所詮音楽はその程度のものである。逆に「こだわり」を持たない音楽家に魅力もないだろうし、「絶対評価」のないその程度のものに人生をかけるからの美学だ!とも言えるのだが(笑)、音楽に人生を喰われてしまってはもったいない。気持ちはいつも緩やかに。健全な肉体に健全な精神は宿ると昔の人は良く言ったもので、肉体ばかりでなく生活が病んでいれば本来の音楽とは別なものが構築されてしまうだろう。世間もやっと秋に移る。美しい季節になってきた。

a0041150_024225.jpga0041150_025532.jpg「太田鮨」に行き久しぶりに「こはだ丼」を作って戴く。私が考案した「かくしメニュー」である。過去ログを見て戴ければわかるけれど、浅くシメた「こはだ」の皮むきを、ガリや奈良漬をまぶし「赤ウニ」の甘さとともに戴く。旨いなあ!そして同じくしめた「サンマ」。こちらも絶品だった。

太田さんのようなちょっと古い江戸前親父だと「イワシやサンマは焼くものだろうっ!」って感覚があるらしい。もちろん北海道に行けばサンマの鮨も良い。旨いよね。そして最近ではどこでも刺身や寿司で気軽に美味しく食べれられるようになっているから、「シメ」で出すというのは、ナマよりも旨くなければ全く無意味になってしまう。ここに勝負と「こだわり」がある。でもこういう「こだわり」はちょっと遊びもあって楽しい。粋な「こだわり」こそが文化なのである。
by masa-hilton | 2010-09-19 00:40 | 日々の出来事

3D初体験!

今年の夏は3Dの映画の初体験もできた。「アバター」の時はきれいそうではあるが、酔いそうな感じもあって尻込みしてしまったのだが、世の中のものは体験してナンボや!3D・・・・先に感想を言ってしまうと、すばらしいね。こりゃとても面白いし凄いものだ。確かにものによっては目が痛くなりそうなものもあるけれど、これを楽しまない手はない。

a0041150_251558.jpg私はメガネをかけていることもあり、頭痛や吐き気は起こりやすい。メガネの上から3D用のメガネをかけるのは確かに窮屈だった。特に「字」は少々やばいかも。字幕がついているよりも(本当は嫌いだけど)吹き替えで見たほうが良いようだ。

見に行ったのは「キャッツ&ドックス」(笑)。今回の作品は続編であって、前作はDVDも持っているお気に入りだ。と言ってもくだらないと言えばこれほどくだらない映画はない。犬好き、猫好きだから許せる作品。「地球最大の肉球大戦争」という副題が示すように、ややスケールを大きくし過ぎたゆえの忙しくうるさかった感もあったが、何と言ってもお気楽に見れるので(笑)初3Dとしては良い選択だった。とてもゴキゲンなひと時!

この本編に入る前に、この映画自体がワーナーブラザースだったので「ロードランナー」の短編が3D化されて流された。私はこちらが300倍ぐらい気に入ってしまった。このアニメは子供のころから1番大好き。皆さんもよくご存じだろう。とにかくストーリーも何もなくシンプルそのもの。罠を仕掛けそれが失敗するパターンのアイデアだけ!これこそ原点だよね。3Dになって絵もきれいだし色も鮮やか!そしてワイリー・コヨーテがやられて落ちていく場所などは最高(笑)。この「ロードランナー」だけを3時間ぐらい見ていたいなあ。ちなみに鳴き声はずっと「ミッ!ミッ!」だと思っていたのだが「Beep!Beep!」と言っているのだそうだ。

a0041150_3201724.jpg映画を見るときはポップコーンなどを大量に食べてしまうので、ダイエット中の身としては最悪だ。さらに最悪なことに、中途半端におなかいっぱいだからお菓子類でご飯が終わってしまう。ま、そんな日があっても良いだろう。この日はちゃんとした食事は出来なくなったので、やけのやんぱち。でも美味しいものを!

このブログでもよく登場する甘味の「つくし」。ここのプリン!これはいつ食べても最高だ。これをお店の中で「みつ豆」と合体させれば、世の中にこれほど甘いものはない!ってぐらいの最強の甘さになる。「ゴールドプリンみつ豆」950円だ。ちなみに管理人さんや太田さん(太田鮨さん)は、「ゴールドプリンあんみつ」を選択している。「あんこ」プラスは甘いぞ~(笑)。でもこれも美味しいのだということ。いずれにしても究極の甘味である!
by masa-hilton | 2010-09-17 03:46 | 日々の出来事

洗足学園でリハーサル

a0041150_18284252.jpgフルートの萩原貴子さんとのリハーサル、家でやっても良かったのだが、萩原さんが学校行事のコンサートなどがあって身動きが取れないというので、洗足まで行ってきた。洗足はもちろん音楽大学、あの「のだめ」の収録が行われた学校である。さすがに豊かな私立はキャンパスは美しく、のびのびとした良い空気が漂っていてすばらしい。ただ音楽業界は厳しいわけで、ここから卒業した後の屈折と挫折の人生を考えれば気が重いこと。音楽学校というものは、それゆえの独特な空気が流れていると感じる。それにしてもレッスン室も大変きれいで設備も整っている。そういえば洗足でのリハーサルというのは何度もあった。ずっと若いころだが、ウィーンのペーター・シュミードルさんとのコンサート前に、夜遅くここに通ったこともあった。

さてリハーサルは時間をかけて万全。とても楽しい時間だ。普通のリハーサルは、お互いの約束事を確認するためのものだったりするが、我々のはそうではなく、より自由にお互いの良さが発揮できるようにするために、よりオリジナルの楽譜を熟読して、そこから可能性を探る作業である。だからこそ本番を重ねていくことも、そういう意味でのアンサンブルの成長を促してくれる。とにかく巧い人との共演は楽しい。弾けないからここを遅くしなきゃない、小さく弾かなきゃない・・・とか(笑)絶対にあってはならない。技術を超えた魔術の領域に遊ぶ楽しさ(笑)!演奏する側の喜びはまさにそこなのだから。

今回は大好きなデュティーユのソナティネがある。フルートの人にはあまりにも有名で、新鮮味もないのだろうけど、ラヴェル以来のテクスチュアの美しい、音の魅力が満載された名曲だ。多くの演奏に接する機会に恵まれているが、作曲の巧さにベールがかけられてそれなりに聴こてくる。でも実際に楽譜をよく勉強してみると、ただ音符を音にしただけのような演奏が多いのに驚き、正直がっかりする。技術があるだけに、特に日本人の演奏はそういうものになりやすいようだ。今回邦人は3人ほどCDを聴いたが心は動かない。これではただの試験曲のようなレベルである。かと言って、個性が強く表に出すと曲が壊れるかもしれないので、いくらアイデアがあってもへなへなした外国人の演奏はもっとまずい。情熱と官能、抒情性がうまくバランスがとれた演奏というのは、やはり楽譜のフレージングに忠実である。

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現代最高のフルーティストと言えばエマニュエル・パユということになるのだろうから聴いてみると、おそらく技術的にはとてもちゃんとしていて、音楽的にも余裕があるのだろうと思う。彼の吹く姿とともにライヴであると、抑えたような暗めな情感が、クールな味わいを持って独特な哀感があるような感じもするのだが、録音のせいかもしれないがCDだととても平べったい印象。表現はすこぶる丁寧であるけれど情感の香り立つようなものはあまりないようだ。のんきな音楽に聴こえてくるのも面白いし、思ったほどの魅力を感じない。ル・サージュのピアノも冴えてはいるのだけれど、肝心な部分が失われたような空虚さを感じる。

管楽器の技術のポイントとしては、きっと音程と音色がまずは重要な部分なのだろうが、専門家でないとそれほどは気にならなかったりもする。しかし、かつてフルート界の貴公子と言われたパトリック・ガロワの近年の録音では、中高音域のHやCの楽器の調整の悪そうな音色と音程がとても気になった(笑)。パユの後では分も悪い。さらに紋切型というか、フレージングの終わりなどの無神経な切り方が音楽的な流れも深みも阻害する。これは絶対にまずいだろう。共演のピアノもノーアイデアで、ちゃんとは弾いているのだがこれにお金は払えない。

マリオンの弟子のアーシルドゥル・ハラルズドゥッティルのCDは、きっと技術的には前の二人よりも難があると思われるのだが、私にはお気に入りのものである。さりげない1音にも表情の心遣いが見える。ピアニストのエネルギー値の方が大きくて、それが曲によってはやや問題があるが、それでもサンカンのソナティネの演奏などから醸し出される独特な非凡な空気に魅力を感じる。作品に対する共感というか、そういう気持ちが演奏にあるのはやはり良いと思う。ちなみにこの人、Ashildur Haraldsdottirと書くのだが日本読みの表記も難しい(笑)。アシルダ・ハロルズドティールかもしれないね。Haraldsdottirというのはアイスランド人の名前でHaraldの娘ということ。ロシアやポーランドでステファンスキーさんの奥さんや娘がステファンスカになるような感じだ。

表記と言えばヴァンサン・リュカのこともヴィンセント・ルーカスと書く評論家がいたりする。責められることではないけれど、こちらは有名なフルーティストなのでマズイかな(笑)。このリュカが吹いたデュティーユは、私がフルート的な技術そのものの正しい評価はできないとしても、音楽的にも表現の幅から言っても、解釈とともに王道を行くものであり、何よりも「フランス音楽を聴く楽しみ」が横溢している。響きのバランス、楽器同士の作り出すハーモニーが美しい。曲に対する気持ちが巧く共鳴し合っているという感じだろうか。こういうスタンスの人とは、きっと楽しい共演が可能だと思う。このCD自体デュティーユの名曲を集めたものなので、私としては大のお気に入り。ピアノソナタの3楽章に関してはもっと巧い人もいるだろうが、それでも悪くはない。

a0041150_23153621.jpga0041150_23154991.jpg洗足のほぼ前にあるイタリアンレストランでご飯を食べることになったが、萩原さんの「美味しいよ」という言葉通り、思っていたよりずっと美味しいものに巡り会えた。そうそう、大体昔から我々は食べ物には鼻がきくのだった(笑)。フィオーレの森と言われる一角にフレンチだのカフェだのがあって、その辺りが色々ちょっとお洒落な空間になっている。「リストランテ・フィオーレ」は何でも「溝口の奇跡」と称されるほどのレストランらしい。確かに普通にランチをしたのだが、お味は意外なほどバランスが良く美味しい。「奇跡」というのは、ここに枯れない「奇蹟の井戸」と呼ばれるものがあるらしいので、そこから来たのかもしれないが、学校のそばにこんなレストランがあるのは幸せだねえ。もっとも生徒や先生はほとんど見かけないとのこと。洗足は幼稚園や小学校は人気も高く、そのセレブなお母さんたちのたまり場のような感じらしい。

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「アナゴとアスパラを使ったサラダ」ではアナゴがとても旨い。ふっくらとした身と野菜の対比、それを自然にまとめたサラダは、とてもさりげないけれどありふれたものではなかった。生のトウモロコシを使ったスープは、女性たちを意識したメニューだ。スープのお味も濃厚で美味しいのだが、それをフレッシュな気分で飲めるような演出を感じさせる。パスタは「ミートソース」。パスタはカボチャを織り込んだタリアテッレで、あまりカボチャが強くならずに風味程度にとどめている。ミートソースはトマトの酸味は薄く、ガーリックが強い感じ。もう少しパルメザンチーズが欲しかったのと、パスタ自体の食感のメリハリが強いほうが好みだ。メインの鶏のローストは3種のキノコがあしらってあり、鶏肉の旨さが引き立つように、強すぎないソースでまとめてあった。ボリュームもある。「普段はパスタまでしか食べないけど、なかなか良いね」と萩原さんもご満悦。私にはデザートがちょっと。中途半端な地方のホテルのフレンチのムース系のデザートは好きではない。ここまでお料理がちゃんとしているのだから、ベイシックなプリンやティラミスみたいなものでも良かったように思う。とはいえ大満足!学校の目の前にこれだけ美味しいレストランがある所なんて、ほとんど知らない。ラッキーな1日だった。
by masa-hilton | 2010-09-15 00:11 | 日々の出来事

ユッシ・メリカントさんとのコンサート、大成功にて終了!

ユッシ・メリカントさんのコンサートは大成功!「本当に素敵な、価値のある時間だったね。ありがとう!」とメリカントさん自身も感激されてとても喜んでいましたが、ホント良い演奏会だったと思います。ホッとした~良かった~!「斎藤さんも気合が入っててとても良かった!」という常連さんも(笑)。確かに!気合もそうですが、まずは人間ですから得手不得手や好き嫌いもあって、自分の共感できる「ピアノのためにきちんと書かれた作品」のほうが良いに決まっていますね~(笑)。その中でもやはりシューマンやフォーレはとても良く出来ていますし、大好きですし、最近はシューマンを弾くと評判が良いこともあり、嬉しいプログラムでした。

a0041150_149434.jpgシューマンは「詩人の恋」のピアノ伴奏が素敵ですが、「リーダークライス」はさらにやり甲斐があって、バレンボイムやシフだからと言ってもうまく出来るとも限らず・・・かと言って伴奏専門のピアニストだと1曲目の弱音での演奏などが単彩になってしまう・・・さらに曲が終わった一瞬に味わえる夢のようにロマンティックなあの空気!それには歌手も相当上手じゃないと・・・なんですね。私の好きな演奏は往年のセーナ・ユリナッチが室内楽の名手ホーレニチェック先生と共演したもの。とても地味なのですが、ここには素朴な民謡に通じるドイツリート真髄のナチュラルな演奏法が、極めて高い芸術性で表現されています。同じスタイルで歌われた「女の愛と生涯」は好みが分かれると思いますが、「リーダークライス」は文句ないでしょう。オペラ歌手としての印象が強い人でも、このような演奏が可能というのは、当時の不世出の歌手たちの奥行きの深さですね。

昨日のメリカントさんは、リハーサルよりもずっと多彩に歌われていて、私も本番の方がよりやりやすくなり、音楽的にも充実していました。おかげ様で「蜜の味」のロマンティックな一瞬も味わうことが出来ましたし、演奏しながらシューマンという作曲家の素敵さやすばらしさに酔うことができ、幸せでした。モーツァルトもハイ・スピードでしたので、こちらも演奏法を軽めに切り変えてモダンな感じにしてみました。ちょっと新鮮な良いイメージになったと思います。それにしても若い歌手は緊張してしまう人が多い中、彼は大物ですね。本番が一番のびのびとしていました。すばらしい!まだ30歳!これから順調にキャリアを伸ばせればウィーンの歌劇場などで歌う日も近いのではないでしょうか?楽しみです。

さてさて私は次は、大好きなフランス物の練習ですね(笑)!引き続き頑張ります!
by masa-hilton | 2010-09-12 14:33 | 日々の出来事

メリカントさんの曲目決定

明日のコンサートの曲目です。

シューマン     リーダークライス 作品39

A・メリカント     夏の夜
O・メリカント    行商人の歌
O・メリカント    人生に

ワーグナー     夕星の歌(タンホイザーより)
モーツァルト    恋人か女房か(魔笛より)
モーツァルト    もう飛ぶまいぞ、この蝶々(フィガロの結婚より)


調子を上げてきましてテンポもさらに速めです(笑)。前奏はピアノから始まりますから誤解されますが、意表を突くテンポの場合はほとんど歌手のリクエストです(笑)。基本的に歌はブレスの問題もあるので、自分のテンポで弾くことはないんですよね~。でもそれも楽しい!解釈は1つではありませんから、そこが面白いところですよね。

今日は行きがけに中野の駅で人身事故で電車が止まっていましたが、中野の駅のホームで担架があって・・・・やばいものを見てしまいました。あとで聞いたら20代の女性が飛び込んだとかで。20代ならば何だってできるのにね・・・・もちろん本人の身になれば辛いこともあるのでしょうが。帰りには何事もなかったように電車が通っているのも・・・・怖いですね。
by masa-hilton | 2010-09-10 20:02 | ニュース